お正月に届く年賀状には、その年の干支をモチーフとしたものも多く見られます。お正月はお子さまにとって干支を知るチャンス。この機会に十二支とそのお話について触れてみるのはいかがでしょうか。今回はお正月にお子さまと読みたい十二支絵本を5冊ご紹介いたします。
『十二支のはじまり』
著者 :岩崎京子(文)/二俣英五郎(画)
出版社 :教育画劇
最初にご紹介するのは『十二支のはじまり』です。
こちらの本は、「パパはなにどし?ママはなにどし?」と十二支をはじめて覚えて興味を持ちはじめたお子さま向けの絵本です。
小さいお子さまにもわかりやすいオーソドックスな絵と文章で、楽しく十二支を覚えてくれるでしょう。
『十二支のおはなし』
著者 :内田麟太郎(文)/山本孝(絵)
出版社 :岩崎書店
2冊目にご紹介するのは『十二支のおはなし』です。
デフォルメされた神様や動物たちの絵が特徴的なこの絵本。この大迫力の絵の楽しさに、お子さまは釘づけになってしまうこと間違いなしです。
お話の内容もわかりやすくまとまっているので、十二支についてもしっかり理解できますよ。
『十二支のはじまり』
著者 :荒井良二(絵)/やまちかずひろ(作)
出版社 : 小学館
次にご紹介するのは『十二支のはじまり』です。
ねずみのキャラクターがかわいらしく描かれているのが特徴。
気付いたらうしの背中に乗せてもらっていて、たまたま飛びおりたら自分が思いがけず一番になってしまったことを申し訳なく思ったり、ねこにうそを教えてしまったことを反省しているけどねこが怒っているかもしれないと思っていつも逃げてしまったり……。
ずるがしこい悪いねずみではないので、ねずみ年のお子さまにも安心して読んであげられますね。
ねこもどこか天然のかわいらしいキャラクターとして登場します。こんな十二支のはじまりがあってもいいかもしれません。
歌って学べる『十二支のかぞえうた』
著者 :さいとう しのぶ(作)
出版社 :佼成出版社
『十二支のかぞえうた』は、十二支の動物たちを1年の行事や時間・食べ物とリンクさせて登場させています。
この絵本を読んでいるうちに、干支だけではなく日付や時計の読み方、食べ物の名前を簡単に覚えることができます。
「かごめかごめ」のメロディーに合わせて歌うことができる軽快な文体です。
『十二支のおもちつき』
著者 :すとうあさえ(作)/早川純子(絵)
出版社 :童心社
最後にご紹介するのは『十二支のおもちつき(単行本絵本)』です。
こちらは十二支の由来についての内容ではなく、十二支の動物たちを元にした楽しくほっとするようなお話です。
おじいさんおばあさんのおもちつきを手伝う十二支の動物たち。どんどんおもちが増えていって……。
お正月とお餅つきと干支の関係が、お子さまにもわかりやすく表現されています。
お正月は十二支を知る最良の機会
年賀状や正月のポスター、テレビなどで子どもはたくさん干支を目にします。
お正月という十二支にふれる絶好のタイミングで、季節の行事を大切にする心を育みたいですね。