2017年10月14日 公開

夫婦円満の秘訣は家事にあり!?共働き家庭の役割分担どう決める?

子どもが生まれてから夫婦間の揉めごとが増えた、というのはよくある話ですが、その大半を占めるのは子育てより家事の不平等からくる不満かもしれません。共働き家庭が増えている今の日本。夫婦で役割分担をどう決めたらよいか、役割分担を決める方法、アウトソースの検討などご紹介します。

子どもが生まれてから夫婦間の揉めごとが増えた、というのはよくある話ですが、その大半を占めるのは子育てより家事の不平等からくる不満かもしれません。共働き家庭が増えている今の日本。夫婦で役割分担をどう決めたらよいか、役割分担を決める方法、アウトソースの検討などご紹介します。

夫婦の家事分担の必要性

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日本における共働き家庭数は2005年以降、年々増加している状況にあります。

女性は出産を機に退職をするケースも多いですが、子どもにかかる将来の教育費用等を考えると、共働き家庭が今後も増加していくでしょう。

家庭の家事労働を年収に換算する話題がよくあがりますよね。それほどの労働を、仕事をしている母親がすべて担うことは到底難しいことです。

共働き家庭においては、家事・育児にかける時間をいかに減らすか、どう効率化するかという点と、各タスクを誰がやるのか、夫婦および外部リソース含めてどう分担するのかという点の両面から考えることが必要となります。

親は子どもの心のケアという目に見えないタスクもあります。その重要なタスクに余裕を持って取り組むためにも、日々の定常的な家事の負担は減らしておきたいですよね。

家事の【見える】化

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筆者は、勤務していた企業にて2度育児休暇を取得し、職場復帰をした経験があります。復帰の際に、家庭内でどのように家事分担を決めたのかをご紹介します。

まず、復職後の生活に必要となる家事・育児に伴うタスクを小さいものも含めてすべて洗い出して一覧化しました。「家事の【見える】化」です。それぞれのタスクの頻度(毎日、〇曜日、隔週など)と、そのタスクにかかる目安の時間も併せて記入しました。

この作業の最大の目的は、夫が気付いていないタスクがあることを、夫に知ってもらうことです。マルチタスクが可能で、細やかな点に気付く女性は自然とあれもこれもやってしまいがち。このような普段何気なくやっているタスクに多くの男性は気付いていません。すべて書き出して土俵にのせることが大切です。

家事のスケジュール化

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次に、30分単位に区切った1日のタイムスケジュール表(朝と夕方は15分単位)と、1週間のカレンダーを用意しました。

1日のタイムスケジュール表は縦軸が時間、横軸に母親・父親・その他の列をつくります。1週間のカレンダーは縦軸に母親・父親・その他、横軸に月・火・水・木・金・土・日をつくります。

そして、ここで使うのは付箋。
一覧化したタスクをひとつずつ小さな付箋に書き写し、その付箋を、それぞれの表に貼っていきます。1日のタイムスケジュール表では、毎日実施するタスクの予定時間帯、効率的に実施できる順番、分担案を検討します。

1週間のカレンダーは週単位で実施するタスクの曜日、分担案を検討します。付箋を使うと、案を考えながら自由に張り替えができるので便利です。

家事分担の相談と見直し

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スケジュール表にすべてのタスクを落とし込んだら、そこからは夫婦で相談です。

一旦仮置きしたものを案とし、夫婦間ですり合わせを行いました。

タスクがタイトな朝、帰宅時間にズレが生じる夕方から夜、その時間帯を夫婦でどのように分担し、協力し合うか、お互い納得がいくように決めていきました。また、洗い出したタスクの中で、より効率化できるものはないか、思い切ってやめるものはないか、を併せて考えました。

そして一度決めた分担案で、まずは1週間試してみました。

実際にやってみると、少し無理な点や、洗い出せていなかったタスクが出てくるので、その都度、付箋の位置をずらしたり、追加したりして、細かな調整をしていきました。

家事のアウトソースの検討

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まずは夫婦2人体制でトライしてみて、その上で、【無理が生じる部分】【負担に感じている部分】に対して、アウトソースすることを検討しました。

筆者の場合、アウトソースするタスクは、親でなくてもよいタスクを対象とし、週末に家の掃除をしてもらう家事代行サービスを利用。その間に、別のタスクを片付けたり、子どもとの時間に充てていました。

また、いざというときのため、病児保育が可能なベビーシッターさんに平日夕方に来てもらい、私が事務作業や料理をしている間、子どもと遊んでもらいました。疲れが出てくる週の後半にお願いすることで、時間だけでなく心にも余裕が生まれる副次的効果もありました。

最後に

家事から解放され、時間に余裕ができれば、帰宅後に子どもとのコミュニケーション時間を多く取れますし、心にも余裕が生まれ、子どもにも優しく接することができるのではないでしょうか。

日本では家事は母親がやるべきだ、という昔からの固定観念がまだまだ残っています。しかし、もう少し誰かに頼ってみてもよいのかもしれませんね。

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この記事のライター