赤ちゃんの成長の第一歩でもある「離乳食」。献立の立て方や月齢に合わせた食材の柔らかさなど、分からないことが多くて大変というパパママも多いのではないでしょうか?今回は初期~後期の時期別に、離乳食を与える回数や時間帯などのポイントを分かりやすくご紹介します。
1日に食べさせる離乳食の回数
離乳食の回数はどのように変化するのでしょうか?進め方をチェックしてみましょう。
時期によって1回食、2回食、3回食と分かれている
個人差はありますが、生後5~6カ月頃になり、よだれが増えたり大人の食べ物に興味を持つようになったりしたら、離乳食をスタートさせましょう。最初は1日1回、すりつぶした食材をスプーン1杯与えるところからからスタートします。授乳は赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ与えてOKです。
離乳食スタートから1カ月ほど経ったら、離乳食の回数を1日2回に増やします。さらに1~2カ月して生後9カ月~11カ月頃になったのを目安に1日3回に。徐々に食事のタイミングにも気をつけるようにして、毎日の生活リズムを整えていきましょう。
回数を増やすタイミングとは
1日1回の離乳食からスタートし、赤ちゃんがスプーンを嫌がらずに離乳食をしっかりと受け入れられるようになったら、様子を見ながら1回食から2回食へと増やします。
離乳食をスタートさせてから1カ月ほど経った頃が目安です。1日1~2回の離乳食以外でおっぱいやミルクを欲しがる場合は、欲しがったときにしっかりと飲ませてあげましょう。
【2回食から3回食へ】
2回食をスタートしてから3~4カ月ほど経った頃、1回の食事で子ども用お茶椀に軽く1杯程度食べられるようになったら、3回食を開始してみましょう。
口の中の食べ物を丸飲みせずに、しっかりと舌でつぶしてもぐもぐと食べているかどうかもチェックポイントです。
タイミングは赤ちゃんのペースにあわせて
また、離乳食が進むにつれて、せっかく作った料理を赤ちゃんが食べてくれないなど、思い通りに進まないことがあるかもしれません。そんなときはついイライラしてしまいがちですが、それも成長の一環であることを忘れずに、できるだけ楽しい雰囲気をこころがけて「食事は楽しい」ということを教えてあげてくださいね。
困ったことがある場合には、自治体の保健師さんに相談したり、子育てサロンに参加してアドバイスをもらったりするのもおすすめです。
離乳食初期に食べさせる時間帯
1回食
時間帯は、午前9:00~10:00頃にすると、スムーズに2回食に移行できるのでおすすめです。離乳食初期に関わらず、初めての食品にチャレンジするときは、平日の午前中に取り入れるようにしましょう。
2回食
離乳食中期に食べさせる時間帯
食べる量も少しずつ増えて、赤ちゃんの行動範囲も広がってくるので、少し育児が大変になってくる時期です。離乳食をすべて手作りすることに疲れてしまったら、ベビーフードや作り置き食材を取り入れながら、上手に乗り切るコツをつかみましょう。
離乳食後期に食べさせる時間帯
朝、昼、夕方の3回、なるべく決まった時間帯で離乳食を取り入れ、生活リズムをつけるようにしましょう。また、できるだけ赤ちゃんを孤食にさせないことも大切です。仕事が休みの日などは、パパママも可能な限り時間を合わせて一緒に食べることで、楽しい雰囲気を作ってあげてくださいね。
無理をせずに食事を楽しんで
1年程度かけてゆっくりと進めるものなので、思うように進まない時期があっても大丈夫です。無理をせず、ゆったりとした気持ちで進めることで、赤ちゃんとパパママにとって楽しい思い出を作ってくださいね。