2022年06月11日 公開

都会にも虫はいる!東京23区で捕れる虫たち。

都会だから虫がいない。車も持っていないからキャンプにはなかなか行けないし、虫に触れ合う機会なんてほとんどない。そんな風に思っていませんか?でもそんなことはありません!!都会にも虫はいるんです。東京23区にもたくさんの虫がいます。

「虫育児をしています」と言うと、大抵の人はみんな私を地方に住んでいると思うようですが、東京23区に住んでいます。

え?東京に虫なんているの?と思われるかもしれません。
もちろん数は地方の方が多いですが、東京にもたくさん虫はいるんです!

 

東京23区で捕れる虫たち

緑がない、と言われている東京ですが、そんなことはありません。
もちろん都心の一等地になるとビルや建物ばかりで緑が少ない‥ということはありますが
たいてい都会と言われてるところでも、公園や植木があります。
郊外ほど大きな公園は少ないかもしれませんが、小さな公園はところどころにあります。

虫は、木や花さえあれば、そこに飛んできます。
普段意識をしていないだけで、虫は実はすぐ近くにいます。
いると思うと見えてくるんです。

Googleマップで、自宅近くを見てみてください。そこから少し拡大すると、広い公園があったりします。
都会の良いところは、車がなくてもアクセスがいい場所に公園があるところ。
バスや電車などの公共交通機関を使えば、ちょっと大きめの公園にも行くことができます。東京23区にも実は、海、川、溪谷・・などもあるんですよ!
(山は高尾山まで行かないとないですね。笑)

我が家も車を持っていないので、いつも行くのは自転車で行ける範囲の公園か、
公共交通機関を使って行けるところ。たいてい東京で虫を捕っています。車がなくても、都会でも、虫育児はできます。

では東京にどんな虫がいるのか?今まで我が家が東京で捕った虫たちをご紹介しますね。

 

ナミアゲハ

定番のチョウチョ!ナミアゲハ。
ナミアゲハの幼虫は、ミカンやレモンなど、柑橘系の葉っぱを食べます。
家の庭や公園などでミカンやサンショウなどの木が植えられていることもあり、
ナミアゲハは東京でもよく見ることができます。

 

我が家の息子は、ミカンの木を見かけるたびに「幼虫がついてないかな?」と確認します。幼虫を持ち帰って家で育ててチョウチョになる過程を観察したこともあります。柑橘系の葉っぱしか食べないので、飼う時には葉っぱを調達できるかどうか検討してから飼ってくださいね!(我が家はよく保育園でいただいていました)

アオスジアゲハ

黒色に、水色が綺麗なチョウチョ。私は地方出身ですが、見たことがなかったです(意識したことがないだけかもしれませんが)
このチョウの幼虫はクスノキの葉っぱを食べるので、街路樹などにクスノキが使われている場所で見かけることができます。私の住んでいるエリアではクスノキが多いのか、アゲハチョウの次くらいによく見かけるチョウです。

 

クロアゲハ

たまにヒラヒラっと黒いものが飛んでいる!と思うとクロアゲハです。
少し大きめで、優雅に飛んでいます。

 

クロアゲハの幼虫も柑橘系の葉っぱを食べるので、ミカンやレモンの木などにいることがあります。ナミアゲハと幼虫の見分けがつきにくいですが、ナミアゲハの幼虫の角(臭角)が黄色いのに対し、クロアゲハの幼虫の角は赤いのが特徴です。

 

アカボシゴマダラ

よく見るチョウなのですが、実は特定外来生物に指定されている外来種。
もともとは奄美諸島のみで見られていたチョウなのですが、最近では関東でも分布を広げてしまっているそうです。

 

ギンヤンマ

7-8cmくらいある大きなトンボです。オスは水色、メスは黄緑色の腹部をしています。
池に卵を生むので、池のある公園などではトンボがたくさんいます。上野公園の不忍池や皇居の北の丸公園などで見たことがあります。
その中で、時速70kmもの速さで飛ぶトンボです。大きくて速くて存在感があります。

尚、オニヤンマも一度だけ世田谷区にある渓谷「等々力渓谷」で見たことがあります・・!いつか捕まえたい!と息子は意気込んでいます。

 

ハグロトンボ

羽も黒い珍しいトンボです。世田谷区の等々力渓谷で見つけました。
水が綺麗なこともあり、オニヤンマやチョウトンボなど、珍しいトンボが見られる場所です。

 

コガネムシ・シロテンハナムグリなど

ブナ化の木など樹液が出ている木の付近によくいます。樹液の周りに大量にいることも・・・・!

 

そのほかにもバッタやカマキリなど、実は目を凝らすと色々な虫がいます。

 

虫育児は、コスパ最高!

虫育児の良いところは、コスパ最高なところ。これらの虫を探して捕るために必要なのは、虫あみ・虫かごくらい。どちらも100円均一で買えます。
虫あみ・虫かごは春〜夏にかけての季節商品なので、そろそろ店頭に出てきているはずです。特に虫あみは消耗品なので、1−2本予備で多めに買っておくと良いかもしれません。100円均一にはお盆前くらいまでしか置いていないので、見つけたら買っておきましょう。

虫あみ・虫かご、レジャーシートを持って、お昼ご飯と水筒を持参していけば、ほとんどお金がかかりません。東京の大きめの公園にはカフェが併設されていたり、キッチンカーが来ていておいしいデザートなども売っていたりするので、おやつに買って食べてもいいかもしれないですね。それでも、一日一人1000円もかけずに遊ぶことができます。

ショッピングモールに行って、外食したり買い物したりすると、1日5000円〜1万円がすぐに飛んでいってしまいます。魅力あるおもちゃやお菓子などがたくさん売っていて、子どもに「あれ買って!」「これ買って!」とねだられるとつい買ってしまうこともあります。買って!買いません!という攻防もイライラします。
でも公園は、そんな誘惑は少なく、走り回っても少し大きな声を出して騒いでも怒らなくてすみます。

そして太陽の光を浴びて、思いっきり走り回ることができ、体力を使うため、夜は早く寝る健康的な生活ができます。

親の私たちも、平日なかなか自然に触れる機会が少ない人も多いのではないでしょうか。都会のビルに通勤し、在宅勤務の方なども家でずっと過ごしている人も多いでしょう。そんな中で、木の緑や太陽の光を感じることは、親の心もリフレッシュしてくれます。

私自身、平日はまさに都市圏に通勤・在宅勤務生活ですが、週末虫捕りをする息子を眺めながら、レジャーシートの上でぼーっとしていると、平日の疲れが取れていく感覚があります。鳥の声、子どもたちの声、木の囀り・・・・パソコンやスマホから離れ、時間に追われることなくゆったりとする時間はとても贅沢な時間です。

天気が良い日は気温もちょうど良く、公園日和の時期!
ぜひ週末はお子さんと公園に行って、虫育児を楽しみながら、みなさんもリフレッシュされてくださいね!

 

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

竹澤 夏央
竹澤 夏央

IT企業でフルタイム勤務の1児の母。子どもが小さい頃に離婚し、シングルマザー。 セブ島親子留学、テレビなし育児、虫育児など、さまざまな育児法を試行錯誤中。仕事100%の毎日を過ごしていたが、転職を機に、2019年1月からツイッター、2019年8月からポッドキャストで発信を始め、2020年12月からは音声メディアVoicyのパーソナリティに。子育て、キャリア、後天的ポジティブなどについて語る「虫育児ワーママレベルアップラジオ」を毎朝配信中。1年6カ月間、1日も欠かすことなく毎日音声配信をしている。7年間育児をした経験から「虫育児」の素晴らしさに気づき、広める活動をしている。息子は小2の虫博士。