2020年12月21日 公開
家族で遊べるお正月遊び

【懐かしい!】お正月遊びで子どもと冬休みを楽しもう!

年末年始の計画はもう立てましたか?家や近所で過ごす長めの冬休み、みんながどう過ごすか気になりますよね。そこ…

家族で遊べるお正月遊び

年末年始の計画はもう立てましたか?家や近所で過ごす長めの冬休み、みんながどう過ごすか気になりますよね。そこでおすすめしたいのが「正月遊び」です。古くから伝わる遊びには「楽しく笑うことで厄を払い、福を招き入れよう」という願いが込められています。今回はその由来や簡単に取り入れられる遊び方をご紹介します!

【みんなどうしてる?】お正月休みの過ごし方、遊び方

元旦にお賽銭以外のお金を使うと、その1年財布からお金が出ていくようになる”という言い伝えもあるように、元旦には帰省先や家の近所で過ごす方も多くいるようです。
それでは小さな子どもがいる家庭は、お正月をどのように過ごしているのでしょうか?最近では元旦から初売りがあるので、お目当ての福袋を買いに街へ出たり、少し離れた有名な神社にご参拝に出かけるなど、アクティブに過ごす家庭も多いようです。

お正月の過ごし方
お正月の過ごし方について教えて!ママのクチコミアンケート – ママのお出かけ応援マガジンサイト「まみたん」 (mamitan.net)

おせちやお雑煮を食べながら、家族でテレビをみながら団らんしたり、地元の神社に初詣に行って、ゆっくり過ごすのもいいですね。家や近所の公園で正月ならではの伝統的な遊びをするのもおすすめです。

お正月にどんな遊びをしますか?
お正月の過ごし方について教えて!ママのクチコミアンケート – ママのお出かけ応援マガジンサイト「まみたん」 (mamitan.net)

お正月には親戚が集まって過ごすご家庭も多いかも知れません。せっかくなので、大人数で盛り上がるゲームをするのも楽しいですよね。それでは、お正月だからこそ遊びたい、昔ながらのお正月遊びについて紹介をしたいと思います。

【知りたい!】日本に伝わるお正月の伝統遊び

お正月遊び

多くの幼稚園や保育園、児童館では、お正月が近づくころに「伝承遊び」といわれる、昔から受け継がれてきた伝統的な遊びを取り入れていました。お正月ならではの遊びで、大切に受け継がれてきたものばかりです。

■お正月の室内遊び
・すごろく
・ふくわらい
・カルタ
・百人一首

■お正月の外遊び
・凧揚げ
・羽根つき
・コマ回し

これらにはそれぞれ由来や意味があり、お正月に遊ぶことで縁起を担ぐという日本古来の風習もあるようです。みなさんも子どもの頃に遊んだ思い出があるのではないでしょうか?

お正月遊びグッズはここで揃えよう!

電車すごろく

では「どこで手に入れればいいの?」と思ったら、まずは100円ショップに行ってみてください。コンビニでも扱っていますし、家電量販店やディスカウントストアの玩具フロア、書店のグッズコーナー、インターネット上にも「すごろく」や「カルタ」といったお正月遊びの代表アイテムがたくさんありましたよ。

■知育とつくと途端に気になる知育すごろく

福笑い(おかめ) – ペーパークラフト/ Canon Creative Park

ニンテンドーキッズスペース/マリオ福笑い

通信教育や書店で売っている子ども向けの月刊誌の1月号には、お正月遊びのペーパークラフトなど付録がついていることが一般的です。これらは学年別になっており、子どもの年齢に合わせたお正月遊びが紹介されているのもポイントです。

【気軽に遊べる】お正月の伝承遊び3選~由来と遊び方~

公園で凧揚げ

小さな子どもがいる家庭は、お正月とはいえゆっくりと過ごすのは難しいかも知れません。それならば親子で楽しく遊べるお正月遊びをしてみませんか?せっかくなので、縁起を担げたり、知育に役立ちそうなお正月の伝承遊びを3つご紹介します。

縁起を担ぐなら「凧あげ」が一番!

・由来と縁起
平安時代に中国から伝わった「凧あげ」は、今では世界的に伝わる遊びです。日本では最初、豊作かどうかを占う役割を担っていました。戦国時代になると、距離を測ったり情報を伝える合戦の道具として活用されるように。江戸時代の後期になって、男の子の誕生を祝って凧あげをするという風習ができ、それまでは貴族や武士の一部で遊ばれていましたが、この頃から広く遊び道具として親しまれるようになったそうです。
凧は空高く上げることで子どもが元気に育つと考えられました。「立春の季に空に向くは養生の一つ」と言いうように、凧あげは縁起を担ぐ新年の遊びとして日本全国で親しまれたそうです。そして今でも立春のに凧あげをする文化が残る地域もあるそうです。

・どこで手に入る?
凧はお正月頃になると、コンビニや100円ショップでも購入できます。広い公園では売店に置いてあることも。外国の凧もたくさんあるので、変わったデザインの凧をネットで探しても面白いですね。

・遊び方1
骨組みに紙・布を張った凧を風の力で空に浮かばせるのが凧あげの遊び方です。糸で凧を操りながら高く飛ばし、糸の長さで飛距離を競います
凧揚げの団体やイベントもあるので、本格派はぜひ参加してみてください。また電線や木にひっかかりやすいので、できれば障害物のない広い場所で遊びましょう。凧同士が絡まってしまうこともあるので、距離感にご注意を。

・遊び方2
凧を作るのもおすすめです。骨組みに紙や布を張って簡単にでき、そこにタコ糸をつなげて作るのですが、このバランスさえうまくできれば、空高く飛びます。
強度は下がりますが、ビニール袋を使って簡易的な凧も作れます。風にのって空を飛ぶという仕組みは理解でき、コストもかからないので、小さな子どもにはおすすめです。また完成品ではなく、簡単にできるキットも売っています。子どもが凧に絵を描いた凧を飛ばしても盛り上がりそうですね。

ビニール袋でつくった凧

厄払いには「羽根つき」が定番!

・由来と縁起
「羽根つき」は室町時代に中国から伝わったとされています。最初は羽根に硬貨をつけて足で蹴る遊びでしたが、いつの頃からか羽子板を使って遊ぶスタイルになりました。
やがて厄祓いもできると考えられるようになり、江戸時代には女の子の成長を願って、羽子板を贈り物として使うようになりました。今でもその風習は残っています。これは羽根に使われている「無患子」(むくろじ)という実が、魔除けのおまじないとして考えられているという説や、羽子板で羽根をつく音で災いを払うという説もあります。それから、羽根が蚊を食べるトンボに似ていることから、蚊にさされないように願い正月に遊ぶようになったとも言われています。

・揃える道具
羽根つきの遊び方はとても簡単です。羽子板と羽根があればすぐに遊べます。また罰ゲーム用に墨や水性マジックがあると盛り上がります。

・遊び方1
「突き羽根/あげ羽根」
1人で羽根を何回つけるか、それぞれの回数を競う
「追い羽根」
バドミントンのように二人が交互に打ち合うゲーム
負けたほうが罰ゲームで顔に墨で何か書かれるのが定番です。これには意味があって、羽根を落として縁起が悪いので、魔除けや厄払い代わりにするそうです。

・遊び方2
羽子板はカットされた板に自由に絵を描いて遊ぶことができる商品も売っていました。また小さな子どもには牛乳パックで羽子板の形にカットして色紙を貼ったり、お飾り用羽子板として製作すると楽しいクラフト遊びになりますね。

・由来
「かるた」は、ポルトガル語のカルタが語源とされており、江戸後期には女性と子どもの代表的な正月遊びとなったそうです。
一般的には百人一首を用いた「百人一首かるた」と、いろは歌を用いた「いろはかるた」に分けられます。
百人一首かるたは競技かるたとしても有名で、漫画「ちはやふる」でなじみがある人も多いかもしれません。藤原定家が撰んだといわれる「小倉百人一首」が使われており、一般的にかるたと言うと、いろはかるたではなく百人一首かるたを意味します。その起源も、百人一首かるたのほうが古く、日本で平安時代の貴族の遊びであった貝合わせや歌貝がルーツだとも言われています。

いろはかるたは「犬も歩けば棒に当たる」などのことわざが書かれており、文字や暮らしの知恵を遊びながら学べるように作られています。百人一首より易しい内容なので幼児にも理解しやすく、最近では「都道府県かるた」や「動物かるた」など、遊びながら覚える知育的要素をふまえたカードゲームとしても親しまれています。

都道府県かるた

子ども向けのかるたなら、読み手を経験させることで字を読む練習になりますし、百人一首は記憶力をあげるとてもすばらしいカードゲームとして定評があります。
古くよりお正月遊びとして定着をしているかるたですが、なぜお正月遊びとして定着したかはあまりわかっていないようです。色々な見解があるようですが、「小倉百人一首」を覚えるために行われていた行事が、江戸時代以降、正月の遊びとして定着したという説があり、昔の人にとっても、かるたはいい学びの教材でありそれがきっかけなのかなと思いました。(参考:『日本のたしなみ帖 しきたり』/自由国民社)

・遊び方1

かるた」は、読み札と絵札の2種類の札を使い、読み札を聞いて、絵札を多くとれた人が勝ちという遊びです。この場合読み手を1人たてると、2人以上で競うため3人以上の参加が必要です。

・遊び方2

かるたは絵札だけでも遊べるので、まだ文字になじみがない小さな子どもでも楽しめます。イメージ的には百人一首の「坊主めくり」で、絵のついた読み札だけをすべて裏返しに積み重ね、これを順番にめくっていくという単純な遊びです。読み手が不要なので2人からできるし、字が読めない子どもでも大丈夫です。これに似た遊びがどんなかるたでもできますよ。

まず絵札の中で特定の仲間やルールを決めておきます。絵札だけを裏返しに積み重ね、順番にめくっていきルールに合わせて競う遊びです。例えば「都道府県かるた」だと、「同じ地方が出ると持ち札を全部返す」や名産品をこたえる、などご家庭で独自のルールを決めて遊ぶのも楽しいですね。

 【進化に驚く】親子で楽しめる新時代のお正月遊び

ところで、伝統的なお正月遊び以外にみなさんがお正月に遊んでいたおもちゃはありますか?
人生ゲームや黒ひげ危機一髪などは、我が家にもあり親戚が来て遊んだ記憶があります。そんな懐かしいお正月の定番おもちゃが、現代版に進化して売られていました!

・お正月の定番!常に進化し続ける「人生ゲーム」の最新版

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この記事のライター

RINAKO
RINAKO

東京都在住、マイペースな4歳児のせっかちな母。子育てのベースはモンテッソーリ教育。伝統文化を大切にしながらも、効率よく子育てするのが目標。子連れで行ける遊び場所にも詳しく、子どもの習い事の半分は自分の好奇心というゆるい子育てを採用中。