2017年11月13日 公開

生まれた日のことをお誕生日に話すことで、自己肯定感を育もう!

お子さんが生まれたときのこと、覚えていますか?その日の風景やうれしかった気持ちをあらたまって子どもに伝える機会は、なかなかないもの。子どもの自己肯定感を育むためにも、生まれた日について話すことを毎年のお誕生会の習慣にしてみませんか?

お子さんが生まれたときのこと、覚えていますか?その日の風景やうれしかった気持ちをあらたまって子どもに伝える機会は、なかなかないもの。子どもの自己肯定感を育むためにも、生まれた日について話すことを毎年のお誕生会の習慣にしてみませんか?

「ただ、その存在が愛おしい」という思い

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Liudmila Fadzeyeva / Shutterstock.com
みなさんは、どんなタイミングに子どもを褒めていますか?

子どもが成長するにつれ、私たち親は、「寝返りができた」「靴が自分で履けた」「ごめんなさいが言えた」といった行為に対して、褒めることが増えるのではないでしょうか。

赤ちゃんのときのように、ただ存在しているだけで褒めるということが、圧倒的に減ってしまうようです。

生まれたときの話は、自己肯定感を育む

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goodluz / Shutterstock.com
誕生日は、「生まれてきてくれてよかった」という思いをダイレクトに伝えることのできる記念日です。

最近話題となっている、自己肯定感……。

自分が愛されている、自分は大切な存在だと「自分の価値」を認める感情を育むのは、特に幼少期に、自分の存在を認められる経験をしているかどうかがとても重要だと考えられています。

誕生日の主役であるお子さんにとって、自分が大切な存在だと認識するためにも、生まれた時の話はとても有効です。

シュタイナーでも……お友だちを認め、心から祝う

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筆者の子どもが以前通っていたシュタイナー学校では、子どもの誕生会をクラスでお祝いしました。クラスメイトにお祝いをしてもらう際に、親が書き上げた「生まれた日のこと」のストーリーを先生が読み上げるというセレモニーがありました。

どの子どもたちも、家族の喜びや、その情景が詰まったストーリーに真剣に聞き入ります。どの子どもも、みんな誕生するときに喜ばれ、愛されているのだという思いは、子どもの存在を肯定することにつながるようです。

生まれたときの話はどんなことを書いたらよい?

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Africa Studio / Shutterstock.com
生まれた日のお天気や景色、いよいよ出産というとき、そして生まれた瞬間の状況や家族の気持ちなどを書いていきます。

妊娠中にお出かけした場所や、楽しかったこと、待ち望んでいたワクワクした気持ちなどを含めてもよいでしょう。

【お子さんが大切な存在である】ということを伝えられるような内容がよいですね。お話しや手紙のように書いて、毎年お祝いの席で読み上げ、みんなで当時の喜びを思い出すことは、なによりのお誕生日プレゼントになることでしょう。

迷ったらこんな本を参考に

おかあさんがおかあさんになった日 (絵本・こどものひろば) | 長野 ヒデ子 |本 | 通販 | Amazon (70562)

タイトル:おかあさんがおかあさんになった日
著者:長野 ヒデ子(さく)
出版社:童心社

期待と不安が入り混じったはじめての出産を前にしたママが読んでももちろん感動的ですが、ちょうど生まれた日についてこんな風にわが子にお話して聞かせたらよいのかも……、と参考にできる絵本です。

あやちゃんのうまれたひ (こどものとも傑作集) | 浜田 桂子 |本 | 通販 | Amazon (70565)

タイトル:あやちゃんのうまれたひ
著者:浜田 桂子(作・絵)
出版社:福音館書店

こちらの絵本は今回のテーマと同じく、6歳のお誕生日を迎えるわが子「あやちゃん」に、うまれたときのお話をママがしてあげる、というもの。
生まれた日についてどんな風に話せばよい?と悩んだら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後に

子育てをしていく中で、怒ることが増える時期や、どう接してよいかわからなくなる時期もあるでしょう。
それでも、子どもたちはかけがえのない存在であることは、私たち親が伝え続ける必要があるように思います。自己肯定感が育った子どもは、自信を持って行動でき、他人を大切にすることができるそうです。

ぜひ、次回のお誕生日から、取り入れてみてはいかがでしょうか?

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この記事のライター