2016年10月02日 公開

もみじが色づく季節に!親子で歌いたい10月の童謡 4選

日本には四季折々を歌った童謡が数多くあります。童謡は歌いやすくゆったりとしたメロディーで、子どもたちに古くから親しまれています。そして日本語の美しさと表現力を学ぶのにもピッタリです。もみじが赤く染まり、山々が色づく秋にピッタリの童謡をご紹介します!

日本には四季折々を歌った童謡が数多くあります。童謡は歌いやすくゆったりとしたメロディーで、子どもたちに古くから親しまれています。そして日本語の美しさと表現力を学ぶのにもピッタリです。もみじが赤く染まり、山々が色づく秋にピッタリの童謡をご紹介します!

日本の三大童謡の一つ「どんぐりころころ」

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【童謡】どんぐりころころ【歌詞】

「どんぐりころころ」は作詞が青木存義、作曲が梁田貞によって大正時代に作られた唱歌です。耳に残りやすい七五調四行詩の作品。また「日本の三大童謡の一つ」としても有名です。

明るい曲調にどこか寂しさを感じる歌詞で秋を表現しています。歌詞のなかで水に落ちた様子を「ドンブリコ」という擬音語で表現し、どんぐりと掛けて日本語の「韻」をうまく利用している所が特徴です。

正式な歌詞は2番までですが、坊っちゃんが泣いたままで終わるため、1986年に作曲家の岩河三郎が付け加えた「幻の3番」も有名です。最後は母の愛情をイメージした歌詞となっています。

(歌詞)
1.どんぐりころころ ドンブリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て こんにちは
坊ちゃん一緒に 遊びましょう

2.どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた

「幻の3番」
どんぐりころころ 泣いてたら
仲良しこりすが とんできて
落ち葉にくるんで おんぶして
急いでお山に 連れてった

シンプルな歌で覚えやすい「まつぼっくり」

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まつぼっくり 童謡 歌詞入りPine cones

「まつぼっくり」は作詞が広田孝夫、作曲が小林つや江による童謡です。
歌詞が一番だけなので覚えやすい歌になっており、子どもがはじめて触れる童謡におすすめです。

歌詞の内容も簡単で、秋の野山に落ちているまつぼっくりを、お猿が拾って食べるというシンプルなストーリー。「まつぼっくり」とは転訛した言葉で、正式には「松かさ」と呼ばれている松の種子が入った実です。秋になると実がたくさん落ちているので、お子さまと童謡を歌いながら「まつぼっくり」を探してみてはいかがでしょうか。

秋の訪れを感じる「ちいさい秋みつけた」

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小さい秋見つけた

秋の訪れを感じる童謡の「ちいさい秋みつけた」は、作詞がサトウハチロー、作曲が中田喜直による1955年に発表された作品。

躍動的な夏の季節から厳しい冬が訪れる間の、移りゆく秋をイメージした歌詞と曲調です。歌詞の「誰かさんが」にあるように特定の人物は明記されておらず、聴く人や歌い手によってさまざまな解釈ができる意味深い歌詞となっています。

楽しく歌って踊れる「大きな栗の木の下で」

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【歌付き】大きな栗の木の下で(童謡・手遊び歌)

イギリスの民謡を題材にした「大きな栗の木の下で」は、アメリカではボーイスカウトのレクリエーション・ソングとして有名で、曲が広まるきっかけにもなりました。
作詞者と作曲者は不明、日本では訳詞者は2番と3番は阪田寛夫で、1番を翻訳した人はわかっていません。

歌詞は栗の木を題材に秋の訪れを楽しく表現していて、「あなたとわたし」や「みんなでわになって」など、お子さまのお遊戯にピッタリの内容です。また体全体で踊るだけでなく、手遊び歌としても知られています。

お子さまと一緒に季節を感じて歌ってみましょう

秋の訪れを感じられる童謡をご紹介しました。秋の気配を感じる木々が見える場所で、お子さまと一緒に童謡を歌いながら、移りゆく季節を感じてみてはいかがでしょうか。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター