そんな佐藤亮子さんの教育法は、賛否両論。確かに「受験に恋愛は無駄」「お手伝いはさせない」など、独特なものがクローズアップされることが多いようです。しかし実際に書籍を読んでみると、子どもの気持ちに寄り添った、愛情たっぷりの子育てをしていたことがわかります。

決してスパルタではなく、ゆるく前向きに子育てを楽しむこと。そんな佐藤さんの子育て法は、受験を控えたお子さまだけではなく、小さなお子さまの子育てのヒントにもなるでしょう。

佐藤さんの子育ては、意外にもゆるいもの。これは「ママや子どもが笑顔でいられること」を一番に考えた結果なのだそう。なかには「ママ友はいなくてもいい」「離乳食はがんばらなくていい」など、目からウロコなものもたくさんあります。

手を抜いてもいいところがある一方で、手を抜いてはいけないところもきちんと解説。子育てに迷ったときのヒントになるでしょう。

子育てに悩んでいる方や、何事にも完璧を求めがちなパパママに、特に読んで欲しい本です。

子育てでストレスがたまってしまっても、この本を開けば佐藤さんの前向きな言葉に元気をもらえるかもしれません。

「勉強」と「スポーツ、まったく別の世界で活躍するお子さまを育てた2人のママ。しかしその子育て法には多くの共通点がありました。

お子さまの才能を最大限に引き出すヒントを、子育てから紐解いていきます。どんなことをさせるにしても、親子の信頼関係や愛情が大切なのだと改めて気づかせてくれるはず。

お子さまの才能を伸ばしたいと考えている方は、ぜひ手に取ってみてください。

「受験のための勉強法」といっても、決してスパルタではありません。それは、この本の冒頭にある「根性論は百害あって一利なし」という言葉からもわかります。

佐藤さんの勉強法は、どれもしっかりとした根拠があるものばかりです。なかには、「勉強は寝ころんでしてもいい」「塾は余計なプレッシャーをかけないところを選ぶ」など、意外に思われるような内容も。しかしその根拠を読むと、思わず「なるほど」と納得してしまうはずです。

また同著書では勉強方法のほか、気になる幼児期の子育て方法についても言及しています。勉強の得意不得意よりも大切な、「ステキな人に育てる」ための心得を知りましょう。

これまではどちらかというと、「短期集中型」の勉強法でしたが、娘さんには長期戦で挑んだそう。女の子をお持ちのパパママにとっては、特に参考となる1冊です。

小学生から高校生までの勉強法がまとめられていますが、どれも子どもの気持ちを考えたものばかり。子どもが少しでも勉強を楽しめるよう工夫されています。特に小学校の時期の勉強法は、受験の有無にかかわらず参考になるでしょう。

「これから控える受験勉強の負担を減らしてあげたい」「楽しく勉強をさせたい」という方は、チェックしてみてください。

ただ、子育てに正解はなく、お子さまによって合うやり方は異なります。いくつもある書籍のなかから、共感できるものをピックアップして上手に取り入れてみてくださいね。