カラフルな色が散りばめられた、独特の作風で知られる荒井良二さんの絵本。その世界観に子どもは心をぐっと掴まれ、とりこになってしまいます。また、パパママにとっては、忘れたものを思い出させてくれるような絵本ばかりです。そんな荒井良二さんの絵本を4冊ご紹介します。
絵が素敵!「あさになったのでまどをあけますよ」
タイトル:あさになったのでまどをあけますよ
著者 :文、絵 荒井良二
出版社 :偕成社
さまざまな場所で朝を迎えた子どもたちが「朝になって窓を開ける」という日常の当たり前のことから、希望や生きる喜びを教えてくれる絵本です。当たり前の日常がきっと素敵に思えてくる一冊ですよ。対象年齢3歳からです。朝が苦手なお子さまもこの絵本の素晴らしさに心を動かされて、早起きができるようになるかも?!しれませんね。「朝」の本ですが、夜、寝る前に読み聞かせてあげると、明日が来るのが待ち遠しく思えてくる、そんな絵本です。
夜の美しさをじっくりと「きょうはそらにまるいつき」
タイトル:きょうはそらにまるいつき
著者 :文、絵 荒井良二
出版社 :偕成社
満月を見つけてうれしい気持ちになったり、月あかりのやさしい感じになんとなく気持ちが落ち着いたりした経験はありませんか?
そんな気持ちを、絵本を通じて思い起こさせてくれる一冊です。また、荒井良二さんの描く「夜」の風景はどこか温かく、静かな美しさがあります。描かれた風景や人の暮らしやから、お子さまと一緒に過ごせる時間の幸せを感じさせてくれます。
読み終わった後、お子さまと一緒に夜空を見上げて、この絵本についておしゃべり……なんていう過ごし方もきっと素敵なひとときになると思いますよ。
気持ちがやさしくなる、「はっぴぃさん」
タイトル:はっぴぃさん
著者 :文、絵 荒井良二
出版社 :偕成社
黄色い表紙が目を引く一冊です。「『はっぴぃさん』は一体なんでしょう?」「表紙に描かれたハトはどんなことをするの?」そんなことをお子さまと話しながら読み進めていける絵本です。
また、「短所は長所にもなるんだよ」ということも教えてくれるお話です。お子さまが自信をなくしてしまったとき、元気になれるきっかけになる一冊になるかもしれませんよ。
お子さまもパパママも気持ちがやさしく、温かくなる一冊です。
不思議なリズムが魅力的、「バスにのって」
タイトル:バスにのって
著者 :文、絵 荒井良二
出版社 :偕成社
「トントン パットン トン パットン」というラジオから聞こえる不思議なリズム……
この絵本の魅力のひとつがこれです。お子さまの心を掴むこと間違いなし!どこの国のお話なのか、バスに乗ってどこに行くのか、お子さまと話ながら読み進めるのも良いですね。いろいろな想像をかき立てる絵本です。どんな結末が待っているのか……?
まさに荒井ワールド、不思議な世界に浸れますよ。
荒井良二さんの温かくて不思議な世界観をぜひ!
荒井良二さんの絵本を4冊ご紹介しました。どの本も魅力的でお子さまもパパママも夢中になること間違いなしです。
この4冊以外にも、素敵な本がたくさんありますよ。この4冊をきっかけにほかの荒井良二さんの絵本もぜひ手に取ってみてください。
何気ない日常がとても素晴らしく、幸せだということを気づかせてくれる絵本ばかりです。