みなさんのお宅では、おもちゃや本といった物を大切にしていますか。買ってあげたもののすぐに飽きたり、扱い方が乱暴だったりということで悩んでいるママもいるかもしれません。【物を大切にする子に育つコツ】、一緒に考えてみませんか?
買うタイミングも大事。おもちゃは少数先鋭で
おもちゃは、誕生日やクリスマス、長いお休みの前など、基本的には何か理由があるときだけ買うように習慣付けるのはいかがでしょうか。店頭で思い付きで買うのではなく、子どもが持つ「欲しい」という気持ちを、しっかり育ててから購入することが大切です。
片付ける場所もきちんと決めてから買うのがポイント。
おもちゃとの出合い、欲しいという気持ち(場合によっては買ってもらうために頑張った自分)、そして買ってもらった感動……というストーリーをつくることは、ひとつのおもちゃを大事に使う気持ちを育てることに繋がります。
購入する頻度が減ると、ひとつのおもちゃに支払える金額は増えますから、よりよいもの、壊れにくいものを買ってあげることにも繋がります。
おじいちゃんおばあちゃんにも、「物を大切にできる子にしたいから」と説明して、むやみに買い与えないよう協力を仰ぐと良いですね。
使い方が荒かったら?どんな声かけをする?
「ダメ!」という言葉だけでなく、壊れやすいものであることや、ほかのものに傷が付いてしまうことなどを小さなお子さまにもきちんと言葉で伝えます。
「おもちゃのストーリー」があることで、「大切にしようね」というパパママの気持ちが伝わりやすくなります。
遊んだあとはきちんと指定の場所に片付けること。汚れたらおもちゃもきれいに掃除をすること。日々親も一緒に、おもちゃを大切に扱っていきましょう。
壊れても、すぐに捨てないで!なおせるものは直そう
壊れたらすぐに捨てるのではなく、直せるか試してみましょう。ママができなくても、パパのお休みの日に見てもらう、おじいちゃんに会ったときに直してもらおう!という声掛けをすることで、直せるものは直す、という習慣付けにも繋がります。
どうしても直らなくて捨てるときは、「ありがとう」とおもちゃに伝えてから捨てるようにするのもよいですね。
日本おもちゃ病院協会
まだ使えるものほかの人に。リサイクルの心を育てる
そんなときは、小さなお友だちに使ってもらうことを心がけましょう。自分が大切にしていたおもちゃや本が、「知っている子どものところで活躍している」ということは、物を大切にする気持ちに繋がります。
フリーマーケットや個人売買のサイトなどを利用する場合も、「欲しがっている子にあげるよ。大切に使ってくれるといいね」と子どもに声をかけましょう。
まずは親から!物を大切にしている背中をみせよう
最後に
むやみに買い与えず、親も子どもと一緒におもちゃを大切にしていく……。何より、私たち親自身が物を大切にする意識を持つことが大切です。おもちゃや本だけではなく、すべての物を大切にできる子どもに育って欲しいですね。