2018年10月29日 公開

元校長が伝授!モンペにならない、学校や先生に相談する方法とは!?

お子さんが、小学校に入学する日を楽しみにしているパパママも多いことでしょう。でも通いはじめると、トラブルや悩みごとも出てきて、親としてどう対応したらいいのか、頭を抱える事態も起きかねません。元校長だった筆者が、モンペにならない学校への相談方法をお伝えします!

お子さんが、小学校に入学する日を楽しみにしているパパママも多いことでしょう。でも通いはじめると、トラブルや悩みごとも出てきて、親としてどう対応したらいいのか、頭を抱える事態も起きかねません。元校長だった筆者が、モンペにならない学校への相談方法をお伝えします!

小学校にわが子が入学!でもその反面、不安も……

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小学校入学を控えたパパママにとって、お子さんが誕生してから6年間、無事に子育てを進められて、ほっとしてきた感じですね。

その反面、「毎日、友だちと仲良く生活していけるだろうか?」「何かトラブルが起きたらどうしよう?」という不安はあると思います。実際、通いはじめると、学校や先生に相談したいことも増えてきます。

しかし、学校でトラブルが起きたときの相談方法を間違えると、入学早々「モンスターペアレント」扱いされる事態にもなりかねません。そうならないためにも、今回は、元校長である筆者が、学校や担任の先生との上手な付き合い方のコツをお伝えします。

順序を守ろう!相談・交渉事の窓口は担任の先生!

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まずは担任の先生と信頼関係を築こう!

担任の先生は、学校では親代わり。付き合う上で、担任の先生を他人と思わないで接することが重要です。

そのためにも担任の先生とは、信頼関係を築くことをおすすめします。信頼関係といっても難しく感じる必要はありません。普段から、わが子についてちょっとした愚痴を言える程度でいいでしょう。

なので、パパママも少し学校に慣れてきたら、PTAや係などの学校行事に、積極的に携わってみてください。担任の先生と仲良くなる、いいきっかけになりますよ。

担任の先生と信頼関係が構築されていれば、わが子のことを理解し、親身になって話を聞いて相談にも乗ってくれます。また参考になる意見も述べてくれはずです。

子どものことが大好きな先生もいれば、ベテランや行動力のあるフレッシュマンもいます。担任の先生の良い点を見つけて、よりよい関係を築きたいものですね。

相談の順番は間違えないように!

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相談したいことがある場合、まずは担任の先生に相談しましょう。

また何か交渉ごとをするときは、担任の先生を一人の大人として顔を立て、交渉してください。担任の先生に、学校ルールに当てはまらない内容について許可を取ろうとしてもうまくいきません。

例えば、暑い夏、水筒持参が禁止の小学校で「子どもに水筒を持たせてもいいですか?」という質問をしても、基本的に、担任の先生はOKが出せません。

それより「先生、親として熱中症が心配なので、水筒を持たせて学校に行かせたいんですけど、無理でしょうか。もしできたら、上の先生に聞いてもらえませんか?よろしくお願いします」と頼めば、たいていの場合、担任の先生は、保護者に聞かれたということで、上の先生にも聞きやすくなるでしょう。

教師も組織で動いており、ましてや経験年数の少ない若い先生には、個別交渉は無理だと思います。まず、相談された担任の先生は、同じ学年を受け持つ年配の先生に聞きます。そこで、明快な答えが出なければ、教務主任に相談。それでも決めかねれば、教頭・校長先生に相談という順序になります。

モンスターペアレントだと思われないためにも……!!

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なかには、上の順番を時間がかかるから、話しても解決しないからと言って勝手に飛び越えて、教頭先生や校長先生に直接相談を持ちかけるパパママもいます。担任の先生は、どう感じるでしょうか。

相談・交渉する順序を飛び越えることがないようにしましょう。今後のことも考えて、担任の先生とはしこりが残らないようにしたいものです。

さらに、その相談を直接受ける教頭や校長も同じように考えます。「どうしてまず、担任の先生に相談しないの?」ということです。担任の先生と親がうまくコミュニケーションを取れていないのか、そのような当然のルールを平気で破る、モンペなのかと心配しますよね。

皆が同じく子どもを一番に大切に思っていたとしても、生死の緊急性がない問題については、必要なステップを守りましょう。良い意見だと思っても、必要な手続きを踏まなければ支持されません。

先生への相談はタイミングが大事!

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相談できる時間帯は夕方4時以降!

そして何より、じっくり担任の先生と話をするにもタイミングが大切です。

小学校の先生、特に1~2年生の低学年担当の先生は、子どもたちが登校する30分前から迎える準備を教室で行い、定刻に教室で迎えます。その後は、教室から子どもたちが下校するために昇降口に行くまで、連絡は取れません。職員室にも帰って来ず、ほぼトイレに行くこともできません。ですので、担任の先生と話ができるのは、子どもたちが帰った放課後の4時ごろから。

話をするタイミングを見誤らないようにして、先生とよい関係が築けるようにしたいものですね。

緊急の場合、すぐ学校に連絡を

ちなみに、緊急の連絡をしたい場合は、まずは学校に電話をし、教頭先生や教務主任の先生にお話をすれば、内容によっては学級まで行き、伝えてくれます。特に、命に関わるような急用の時には、電話から離れないでください。そういった場合は、担任の先生が折り返し電話をくれます。

小学校中学年(3,4年)や高学年(5,6年)になれば、低学年よりは成長し、多少は担任の先生が教室を離れられるようにはなりますが、それでも担任の先生が必ず子どもたちのそばにいるのが基本なので、電話対応も低学年と同じでしょう。

家庭とは、学校とはー。お互い協力し合い、身近な存在に!

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子どもにとって家庭は、良いときも困ったときも変わらず、自分を受け入れてくれる大切な場所です。家族に温かく見守られ、安らぎを得る場として認識を深めていきます。

それに対して、学校は周りの人々と協力し、競い合ったり、話し合ったりするなかで、他者と自分の違いに気づき、認め、憧れ、自己を確立しながら、他の影響を受けて成長する場でもあります。

そして学校は、ある程度保護された小さな社会です。ここで生活をする中で、他人とのコミュニケーションの技術や自己表現の方法・手段について学習し、生き方を学びます。そして、卒業していくところです。

そのうえで、学校や先生は、パパママとお互い協力し合い、もっと仲良くなって、子どもたちをより素晴らしい人間に成長させたいと願っています。

パパママも、担任の先生と信頼関係が築けていれば、何か学校でトラブルがあったときもクレームという形ではなく、解決方法を見つける建設的な話し合いができ、冷静な対応にもつながります。また気軽に相談できる窓口があれば、不安や不満は少しでも軽減されるのではないでしょうか。

この記事で、少しでもパパママたちが感じていた実際の学校との距離感・違和感・異質感が少しでも薄れ、身近に感じていただき、パパママにとって、学校や先生とよい関係が築くきっかけになればうれしいです。

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この記事のライター