「うちの子、約束を守れないの」と悩んでいませんか?子どもが約束を守ることができないのは、どうして守らないといけないのかよくわからないからなのだとか。そこで、約束を守ることの大切さを子どもに伝えてくれる絵本をご紹介します。絵本で約束の大切さを教えてあげましょう。
おつかいデビューの前にピッタリな絵本
著者 :筒井頼子(作)、林明子(絵)
出版社 :福音館書店
主人公のみいちゃんは、ママに「赤ちゃんのために牛乳を買ってきて」と頼まれ、はじめて一人でおつかいに行くことに。出かける前に、みいちゃんはママと二つの約束をします。みいちゃんは、何度か困った場面に遭遇しますが、ママや赤ちゃんのため、必死で頑張り乗り越えます。
みいちゃんが短いおつかいのなかで、大きく成長する姿が心を打ちます。妹や弟がいるお子さまは、特にみいちゃんの気持ちがわかり心に響くのではないでしょうか。そして「自分もみいちゃんみたいにおつかいしてみたい!」とあこがれるかもしれません。
お子さまのおつかいデビューの前にこの絵本を読み「みいちゃんみたいに約束を守れたら、1人でおつかいできるよ!」と伝えてみてはいかがでしょうか。
約束を守ることの大切さを楽しく伝えてくれる絵本
著者 :馬場のぼる(作)
出版社 :こぐま社
ねこたちの行動に共感し、お子さまはきっと物語に引き込まれることでしょう。また起承転結がはっきりしており、最後までドキドキしながら飽きずに見ることができそうです。
「約束を守らないと大変なことになる」ということを、ユーモアたっぷりに伝えてくれる絵本です。お説教臭さがないため、お子さまの心にすんなりと響いてくれるのではないでしょうか。
優しい気持ちになる絵本
著者 :ひがしあきこ(著)
出版社 : 絵本塾出版
フンボルトくんは、シャルルくんと「お店が開店したら遊びに行く」と約束します。ある日シャルルくんからお店が開店したことを知らせる手紙が。早速地図と手紙を片手にシャルルくんのもとへ向かうフンボルトくん。ところが、うっかり大事な地図を落としてしまうのです。フンボルトくんは、無事シャルルくんのもとにたどり着けるのでしょうか?
2人の優しい気持ちや友情に、ほっこりとさせられます。きっと2人の友情を通し、約束を守ることの素晴らしさがお子さまにも伝わるのではないでしょうか。
おるすばんデビューの前に読みたい絵本
著者 :グリム(原作) いもとようこ(文・絵)
出版社 : 金の星社
少し残酷なお話ですが、この絵本は小さなお子さまにも読み聞かせやすいよう、マイルドな表現になっています。また、いもとようこさんのイラストが親しみやすい雰囲気に。お子さまを怖がらせないように、しかしストレートに、約束を守ることの大切さを伝えてくれます。
約束を守ろうとしたのにもかかわらず、おおかみに騙されてしまった子ヤギたち。そんな子ヤギたちを見て、きっとお子さまは用心深くおるすばんをするようになるのではないでしょうか。
せつないけれど気持ちがあたたかくなるお話
著者 :石鍋芙佐子(作・絵)
出版社 :偕成社
せつない中に、約束の大切さを教えてくれる絵本です。読み終えた後は、雪だるまに会えなかった動物たちの想いや春を待ち焦がれた雪だるまの気持ちを想像し、いろいろな感情が湧き上がってくるでしょう。
絵本を上手に利用して「約束」の大切さを伝えて
しかし絵本なら、ストーリーを通し少しずつ約束を守ることの大切さが伝わるのではないでしょうか。絵本を読み終えた後に、お子さまと約束について話し合ってみるのもいいかもしれませんね。