楽しみながら運動神経を鍛えられるフリスビーは、小さなお子さまにもおすすめのおもちゃ。形・価格帯も千差万別ですが、身近な材料を使って手作りすることも可能です。安全でよく飛ぶ、オリジナルフリスビーを手作りしてみませんか?簡単な作り方と、飛ばすコツのご紹介です。
「フリスビー」で鍛えられる力とは?
ゆるくのんびり遊ぶイメージのあるフリスビーですが、じつは遊びながら全身運動ができてしまう優れもの。「相手に向かって狙いを定めて投げる、どこに飛んでくるか察知して予測点まで走る」。この繰り返しは、頭と体の連携をスムーズにするトレーニングであると同時に、無理のない有酸素運動となります。
幼児期から小学校低学年までは、運動神経の発達がめざましい時期です。フリスビーで遊ぶことで、多くのスポーツの基礎力となる「投力・走力・瞬発力」を効果的に鍛えられます。
「スピードが変えられる」紙皿フリスビー
・紙皿2枚
・包装紙、折り紙、子どもの描いたイラストほか飾りつけに使いたいもの
※重いもの、かさばるものは避けます。
・工作用ボンド
・ビニールテープ
・カッター
・はさみ
・マーカーペン
作り方
2.なぞった部分をカッターでくり抜きましょう。カッターで切る作業はパパママがやってあげてください。もう1枚はそのまま何もしません。
4.くり抜いた紙皿の凸面(後ろ側)にも、包装紙・描いたイラスト・シール・折り紙などを貼って飾り付けましょう。
マーカーペンでお絵描きするのも楽しそうです。うずまき・ストライプ・ドット柄など、投げることで見え方が変わる模様もおすすめ。
5.完成です。凸面を上にして投げて遊びます。
重ねて貼るだけでOK「段ボールフリスビー」
・段ボール
・包装紙、描いたイラスト、シール、折り紙、マーカーペンなど飾り付けできるもの
・ボウル、紙皿などフリスビーの円の下書きになるもの(今回はサラダボウル)
・カッター
・はさみ
・工作用ボンド
・マーカーペン
作り方
2.カッターナイフで線に沿って切りましょう。安全のため、この作業はパパママが行ってあげてください。
3.ふたつの円を工作用ボンドでしっかり貼り合わせます。
5.工作用ボンドが完全に乾いたら完成です。
<遊び方>
大きめの段ボールに、フリスビーをシュートするための大きめの穴・スリットを作ります。そこをめがけてフリスビーを投げましょう。うまくシュートできたときの達成感は、遊びを続ける集中力の持続につながります。
滞空時間の長さが◎紙コップフリスビー
・紙コップ2個
・ビニールテープ
・ホチキス
・定規
・はさみ
・マーカーペン
作り方
2.しるしを目安に、紙コップを2枚重ねて切ります。
3.2枚のすべての羽の長さが同じになるように調整しましょう。
5.ホチキスで留めた上からビニールテープを貼ったら完成です。
上手に投げるコツ
投げたい方向に投げられて、飛距離も伸ばすためのコツはふたつ。
1.飛ばす方向(相手)をしっかりと見る
「パパママの顔を見て投げてごらん」と声掛けするだけで、子どものコントロールは格段に良くなります。
2.手首を自分側にできるだけ曲げて、反動をつけてフリスビーを飛ばす
手首のスナップを効かせることで、安定した飛行と長い飛距離が叶います。子どもには「手をお腹のほうに曲げてから、まっすぐ伸ばしたときにフリスビーを離してみて」と教えると、伝わりやすいかもしれません。
適度な空気抵抗がカギ。装飾はほどほどに
フリスビーが回転し進むことで、逆方向に空気が流れ遠心力が働きます。これによりフリスビーを押し上げる力が生まれてスムーズに滑空できるのです。
フリスビーに余分な凹凸があると、回転不足になってしまいます。手作りフリスビーの装飾は「貼る・描く」くらいに留めておいたほうが良いでしょう。