街中で見かけるおしゃれなクリスマスツリー。「家のツリーも飾り付けたいけれど、小さな子どもがいると難しい」とお悩みのパパママもいるかもしれません。ツリーをおしゃれに飾るのは、意外にも簡単。子どもと一緒に準備を楽しめる、飾り付けのポイントをご紹介します。
クリスマスツリーを飾る時期・種類
その一方で片付けの時期は、25日を過ぎたらできるだけ早いほうが望ましいとされています。しまう時期が厳しく設定されているのは、欧米に比べて「クリスマスと新年を祝うお正月は分けて考える」日本の慣習から来ているのでしょう。
では、クリスマスの歴史が日本よりはるかに古いアメリカ・ヨーロッパでは、クリスマスツリーを飾る時期はいつ頃なのでしょうか。家庭・宗教・宗派によって差はありますが、公共施設・商業施設などで飾られる時期は以下のようになっています。
・アメリカ
11月第4木曜日・感謝祭が終わったあとに飾り、翌年の1月6日までに片づけるのが一般的です。
・ヨーロッパ
11月30日にもっとも近い日曜日から飾り始め、アメリカ同様翌年の1月6日までに多くの場合片付けます。
飾り始める時期が日本よりはっきりしているようですね。
ライフスタイルに合わせて選ぶさまざまなツリー
片づけ・手入れが楽で、オーナメントの重さにも耐えうる丈夫さから、家庭用としてもっとも多く求められています。幹と枝が一体化していて、手で広げることで完成するヒンジ式・幹に枝を引っ掛けていくフック式・幹に枝を差しこんでいく差し込み式の3タイプが代表的。
卓上サイズから2m超の大型タイプまで自由に選べます。
・生木ツリー
ナチュラルで本格的な生木のツリー。ウラジロモミ・ドイツトウヒ・ゴールドクレストが生木ツリーとして一般的です。いきいきとした美しさを楽しめる半面、枝を痛めないように飾り付けには注意が必要。虫害予防・剪定・水の量など植物としてのお世話も欠かせません。
・壁掛けツリー
タペストリーのように壁にかけるツリー。平面のタイプのツリー・反立体タイプのツリーがあるほか、さらに飾り付け不要のもの・マジックテープ式のオーナメントを貼り付けるものなども選べます。
柔かな素材で固い部品のないものも多く、子どもの手の届かない場所に設置しやすいのが特徴。乳幼児のいる家庭にもおすすめです。
・ウォールステッカーのツリー
気軽に貼れて、壁を傷つけずにはがせるウォールステッカーのツリー。オーナメントを自由に飾れるタイプを選べば、子どもと飾り付けを楽しめます。場所を取らないので、壁一面を使ったジャンボツリーを作ることも可能。こちらも誤飲の可能性が高い乳幼児のいる家庭に最適です。
クリスマスツリーの飾り付けのポイント
飾り付けのイメージに合ったオーナメントを選ぶことで、垢抜けたおしゃれなツリーに。どんなイメージにするにせよ、プロ顔負けの飾り付けを目指すなら以下の3点を抑えるだけでOKです。自宅のツリーもぐっと見栄えが良くなるでしょう。
1.オーナメントの種類は少なめにします。ボール・リボン・電飾だけでも十分美しいツリーに仕上げることは可能です。
2.インパクトのあるカラー・デザインのオーナメントはポイント使いします。
3.ゴールド・ホワイト系のナチュラルな電飾の色を選びましょう。カジュアル・ポップなイメージであれば、ブルー系の電飾も素敵です。
スムーズで見栄えがする飾り付け手順
1.クリスマスツリーの枝葉をしっかり広げて、樹形を整えながら組み立て。この工程を丁寧に行うことで仕上がりのボリュームが格段に変わります。
2.トップスターを飾り、電飾を巻き付けていきましょう。可能であれば、電飾を点灯させた状態で巻くとイメージがしやすいのでおすすめです。
上から電飾を巻き始めますが、巻き始めは幹の側に埋もれさせるのがポイント。ときどき幹寄りの枝に絡ませながら巻き、下に向かっていきます。これはコードを目立たなくするための巻き方です。巻き終わりのコードは幹部分にまとめておきましょう。
3.ここからはお子さまも出番です。まずは大きくて目立つオーナメントを取り付け。パパママがツリーの上、お子さまが下のほうを担当するとバランスも良くなるでしょう
4.次に小さめのオーナメントを取り付けます。
5.コードをまとめて、ツリースカートなどで根元部分をカバーすれば完成です。
おしゃれに見える飾り付け方は?
カラフルなボール・プレゼントボックス・キャンディ・ステッキなど、ポップでにぎやかなイメージのオーナメントを選びます。このときアイテムの色をピンク系・ブルー系などで揃えるなど、統一感を持たせるのがポイント。オーナメント同士の素材感・テイストのミスマッチにも注意してみてください。
・大人っぽくおしゃれなツリー
オーナメントをゴールド、あるいはシルバーで統一します。同系色でもオーナメントの質感を変えることでメリハリが出て、単調になりません。たとえば同系色のツヤツヤしたボールとザラザララメのスターを組み合わせても、印象が違って見えて輝きもあるのでかなり華やかです。
プレゼントボックス・キャンディ・リボンなどで赤をプラスすると、可愛らしく仕上がります。
乳幼児と飾り付けをする際の注意点
乳幼児が口に入れられるものは直径3.9cm以下のものと言われています。誤飲事故が特に多い2歳以下のお子さまには、小さなオーナメントに触れさせないようにしてください。
・枝先・オーナメントのワイヤーに注意
好奇心旺盛な乳幼児、特に1歳未満の赤ちゃんは全力でツリーにハイハイしていきます。ツリーの枝・オーナメントのワイヤー・金具などが目を傷つけないように気を配りましょう。また1歳以上のお子さまとは、「ツリーの近くで遊ばないこと」を約束します。
・暇にならないよう安全なお手伝いをさせる
綿を枝に乗せる、ボールの色・大きさを揃えて並べる、届く範囲のオーナメントを飾るなど安全なお手伝いをお願いしましょう。役割を与えることでいたずら・誤飲をする隙を作らないことも目的です。もちろん、お手伝い中もきちんと様子を見てあげてください。