モンテッソーリ教育が日本に紹介されてから半世紀。専用の教具もたくさんありますし、モンテッソーリ教育を実践する私塾もあります。でも気軽におうちでお金をかけずにできるならイイですよね!2歳からできるモンテッソーリ教育の簡単な実践法をご紹介します。
モンテッソーリのポイントは「手をしっかり使う」
でも、2歳からおうちで手軽にモンテッソーリ教育を行う場合、これらの教具をずらりと買いそろえる必要はありません。具体例を以下ご紹介します!
カンタン料理でモンテッソーリ!
オススメ料理は「サラダ」と「おむすび」。「小さな包丁で野菜をカットする」「色とりどりの野菜をお皿に盛りつけてサラダをつくる」「炊いたご飯を丸くにぎっておむすびをつくる」などなど、2歳の子どもでも簡単にトライできる料理でありながら、手をしっかり使うというモンテッソーリの考え方にぴったりです。
ただし、「刃物を使うときは、かならずパパママがやさしく手を添えながらサポートしてあげる」「おむすびを握るときはよく冷ましたご飯を使う」という点に注意してください。料理中にケガをしてしまうと、子どもにイヤな記憶が刷り込まれてしまい、料理への好奇心を失ってしまいます。
おやつタイムはたくさん手を動かすチャンス!
そこでオススメなのが「おやつタイムの一工夫」。たとえば、麦チョコ、ミニトマト、さくらんぼなどをおやつにあげるとします。その際、お皿を2つならべ、片方に入れたおやつをもう片方のお皿にスプーンやお箸を使って移す練習をさせるのです。
「1つ、2つ~」と数をカウントしながら、「5つ移せたら“いただきます”しようね!」などとちょっとした課題を与えるといい刺激になりますよ。
ハサミを使った工作で創造性もアップ!
次は何も書かれていない紙をカットさせます。はじめのうちは好きなようにさせて、ざくざくと紙が切れていく感触を確かめさせます。紙を切ることに慣れたら、紙に書いた簡単な線をカットさせましょう。
最後は子どもの好きな動物などの絵を紙に書き、ハサミで切り抜いて「切絵」をつくりましょう。うまくできたら透明なシートに入れて部屋に飾ってあげると、ハサミをうまく使えた記憶とともにいつまでも心に残るので効果的です。
「手をしっかり使わせる」を守ればOK!
お金をかけずとも、すでにあるものでモンテッソーリをうまく使えば効果的な知育が可能です。
あまり神経質にならずに、「手をしっかり使わせる」ということに集中しましょう。
モンテッソーリ初心者のパパママでもきっと素晴しい知育を実践できますよ!