2018年02月11日 公開

甘酒の作り方~ひな祭りを自家製甘酒でお祝いしよう

「飲む点滴」とも言われる甘酒。新年やひな祭りによく飲まれるものですが、最近では自作する人も増えているようです。米麹から作る方法と酒粕から作る方法がありますが、どちらも簡単。自宅で作った甘酒で、ひな祭りをお祝いしてみてはいかがでしょうか。

「飲む点滴」とも言われる甘酒。新年やひな祭りによく飲まれるものですが、最近では自作する人も増えているようです。米麹から作る方法と酒粕から作る方法がありますが、どちらも簡単。自宅で作った甘酒で、ひな祭りをお祝いしてみてはいかがでしょうか。

ひな祭りに甘酒を飲むようになった理由

 (83847)

KPG_Payless / shutterstock.com

ひな祭りは、2つの行事に由来します。古来、中国で行われていた「上巳節(じょうしせつ)」という行事が、身を清めて邪気を払う「上巳の節句」として日本に伝わり、人形を川や海に流す「流しびな」へと変化していきます。この「流しびな」と、平安時代の貴族階級の女の子の遊びである「ひいな遊び」が結びついて、ひな祭りになったと言われています。

室町時代には、「百歳(ももとせ)」に通じるとして、桃の花びらを浮かべた桃花酒が飲まれていました。やがて、蒸したもち米にみりんなどを加えて作る白酒が飲まれるように。

それが甘酒に変わったのは、アルコールが含まれる白酒は子どもが飲めなかったから、という理由のようです。

甘酒の作り方(米麹の場合)

麹 4|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (81269)

お子さまと一緒に飲むなら、アルコール分がほとんど含まれていない、米麹を使ったものがよいでしょう。米麹を使った甘酒は、魔法瓶があれば簡単に作ることができます。ほかに、お鍋と温度計もご用意ください。(「マルカワみそ」のレシピを参考にしています)

【材料】
米麹 250g
水 300cc

【作り方】
1.鍋に水を入れ60度くらいまで熱します。
2.鍋に米麹を加え、さらに熱を加えて65度にします。
3.鍋の中身を魔法瓶に入れ、約8時間保温すれば完成です。

米麹を入れる前に、魔法瓶をお湯で温めておくと、失敗しにくくなります。

甘酒の作り方(酒粕の場合)

酒粕|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (81270)

酒粕から作る甘酒には、アルコールが含まれます。ほんのり日本酒の香りがして、大人の気分です。温度管理も難しくないので、はじめて甘酒を作る方におすすめ。(「All About 酒粕甘酒の作り方……2ステップで簡単!」を参考にしています)

【材料】
酒粕 100g
水 500cc
砂糖 大さじ3
塩 1つまみ
お好みでショウガなど

【作り方】
1.鍋に水を入れ、酒粕を加えます。酒粕が十分水に浸ったら、ときどきかき混ぜてほぐします。
2.鍋を火にかけて温め、砂糖と塩を加えたら完成です。

甘酒を子どもに飲ませても大丈夫?

甘酒|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (81271)

甘酒は「お酒」ではありません。スーパーなどで売られている市販品も、アルコール類ではなく清涼飲料水に分類されているものであれば、基本的には子どもが飲んでも大丈夫です。

ただし、酒粕を使ったものは、加熱することで減るとはいえ、少量のアルコールが含まれています。お子さまに飲ませるのは控えたほうがよいでしょう。

一方、米麹と水だけで作る自家製の甘酒であれば、アルコールだけでなく、添加物も含まれていません。赤ちゃんでも安心して飲むことができますよ。

いろんなアレンジで楽しめる

ゴクゴク |写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (81272)

砂糖が入っていないのに、しっかりとした甘みが感じられるのが、米麹で作った甘酒です。最近では、砂糖の代わりに甘酒を料理に使う人も増えているようです。

独特の風味が苦手なお子さまには、ココアと混ぜたり、はちみつを加えたりしてあげると、飲みやすくなるでしょう。

いろいろな工夫も楽しい甘酒を、ひな祭りに楽しんでみてはいかがでしょうか。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター