夏の風物詩といえば「七夕」。七夕飾りや願い事を書いた短冊を笹に吊るすなど、お子さまと一緒に楽しめる伝統行事のひとつです。では海外の方に向けて七夕を伝えるとき、英語でどのように説明できるでしょうか。日本の七夕に関連する伝説と、英語フレーズをまとめてみました。
七夕を英語で表現すると?
七夕にまつわる英単語を紹介します
・the Star Festival (七夕祭り)
・Vega(織姫:織女星・ベガ)
・Altair(彦星:けん牛星・アルタイル)
・the Milky Way(天の川)
・bamboo(笹・竹)
・a stripe of paper (短冊)
・once a year(年に一度)
・Decorations made of paper for the Star Festival(七夕飾り)
※「Paper ornaments for the Star Festival」などでもOK
七夕を英語で説明してみよう
Tanabata is known as the Star Festival.
(七夕は星祭りのことです。)
Tanabata is an event that originated from the legend of a married couple represented by two stars Vega and Altair.
(七夕はある夫婦の伝説に由来しています。夫婦とはベガとアルタイルというふたつの星です。)
Tanabata is held July 7th, to celebrate the reunion of Vega and Altair.
(七夕は毎年7月7日、織女星(ベガ)とけん牛星(アルタイル)が再会を祝います。)
Orihime worked hard as a weaver and Hikoboshi earnestly worked as a cow herder.
(織姫は機織りとして、彦星は牛飼いとして働く勤勉な若者でした。)
But,they stopped working because they were so in love with each other.
(しかし、ふたりは愛し合うあまり働かなくなりました。)
The heavenly god got angry and separated them by the Milky Way.
(怒った天の神さまは、天の川を隔てて2人を離れ離れにします。)
The heavenly god allowed them to meet each other only once a year, on July 7th.
(天の神さまは、年に一度の7月7日にだけ、ふたりが会うことを許しました。)
If it rains the day of Tanabata, Hikoboshi and Orihime won't be able to meet due to the flood of the Milky Way. Therefore, people pray for good weather on that day.
(七夕の日に雨が降ると、天の川が洪水になるため、彦星と織姫は会うことができません。そのため人々は七夕が晴れることを祈ります。)
日本の七夕祭りの風習を伝えよう
(短冊と呼ばれる細長い紙に願いごとを書いて、笹につるします。)
We decorate bamboo trees by Paper ornaments for the Star Festival.
(七夕飾りを作って、笹を飾り付けます。)
It is said that the wishes of tanzaku will come true.
(短冊に書いた願いごとは叶うと伝えられてきました。)
Tanabata festivals are held all over Japan every year.
(毎年、日本全国各地で七夕のお祭りは催されます。)
英語で願い事を書いてみよう
①wishの使い方
「wish+that節」は、実現可能性の低いことを願うと習った記憶があるかもしれません。ただし「wish+to動詞」の形式なら、実現可能性が低いというニュアンスはないためご安心を。「want+to動詞」を丁寧に表現するような感覚です。
【例文】
I wish to be a princess.
(プリンセスになれますように。)
②hopeの使い方
「hope+that節」の形式で多く使われます。実現可能性の高いことを願うニュアンスの表現です。
【例文】
I hope (that) itwill be sunny tomorrow.
(明日は晴れますように。)
キーワードを掴めば伝わります
日頃から「今日は七夕だから七夕に関する英語を調べてみよう」「今日は夏祭りだからお祭りに関する英語を」のようにフレーズをこつこつ覚えていくと、いつのまにか表現の引き出しが増えているはず。親子で一緒に楽しく英語学習を進めてみてください。