「わかったさん」。この名前を聞いてピンときたパパママも多くいらっしゃるのではないでしょうか?発売開始から30年近くたつ今もなお、お子さまの心をひきつけて離さない「わかったさんのおかしシリーズ」。今回はシリーズの中でも特におすすめの3冊をご紹介します。
「わかったさんのおかしシリーズ」って?
著者 :寺村輝夫(作)/永井郁子(絵)
出版社 :あかね書房
楽しいお話とおいしいお菓子のレシピが1冊の中で楽しめるのがこの「わかったさんのおかしシリーズ」です。「わかったわかった」が口ぐせのわかったさんはクリーニング屋さんの娘さん。配達の途中にいつも不思議なできごとにまきこまれてしまいますが、冒険とお菓子作りをして無事に元の世界に戻ってくるというお話です。
文章中と本の終りに、詳しいお菓子の作り方が載っていますので、お子さまと一緒に実際にお菓子を作ってみることができますよ。
不思議な冒険のはじまり『わかったさんのクッキー』
著者 :寺村輝夫(作)/永井郁子(絵)
出版社 :あかね書房
記念すべきシリーズ第1作目がこちら『わかったさんのクッキー』です。
いつものように洗濯物の配達にでかけるクリーニング屋さんのわかったさん。
配達が終わってお店に戻ると、洗濯物の中にカギが一つ落ちています。
わかったさんは心当たりのお客さんのところに引き返すのですが、不思議なマンションに迷い込んでしまいます。そこでクッキーを作るカギを体験することに!
舞台化もされた、人気のお話です。
レモンが香る『わかったさんのドーナツ』
著者 :寺村輝夫(作)/永井郁子(絵)
出版社 :あかね書房
2冊目にご紹介するのはこちら『わかったさんのドーナツ』です。
クリーニング屋さんは今日はお休み。おとうさんとおかあさんは出かけてしまって、お留守番をしているわかったさん。そこへ一人の女の子がやってきてブラウスを置いていってしまいます。わかったさんは犬のポレと一緒に女の子を追いかけて行くのですが……。
この作品のテーマは三つ編にしたレモンドーナツ。読んでいるだけでレモン果汁たっぷりのドーナツの香りが漂ってくるようです。
心もお腹も満たされる『わかったさんのホットケーキ』
著者 :寺村輝夫(作)/永井郁子(絵)
出版社 :あかね書房
3冊目にご紹介するのがこちら『わかったさんのホットケーキ』です。
ヤッタさんに留守番をお願いされたわかったさん。そこになんともう一人のわかったさんがやってきて、シミ抜きの薬を作りはじめます。またいつものように不思議な世界に迷い込んでしまうわかったさん。銀行でホットケーキを作ることになるのですが、そのホットケーキが突然消えてしまって……?
裏表紙の夢のように分厚いホットケーキの絵は、見ているだけで幸せな気持ちにさせられます。
わかったさんシリーズでお菓子作りの冒険の旅へ
お子さまと一緒に読んで、一緒にお菓子作りを楽しむ、一冊で二通りの楽しみ方ができることが「わかったさんシリーズ」の魅力です。お子さまとお菓子作りの冒険の旅へいってらっしゃい!