北欧デンマーク発の人気雑貨ブランド「フライング タイガー コペンハーゲン 」(以下フライングタイガー)の知育玩具を知っていますか?
ポップでユニークな雑貨同様、知育玩具も魅力的な商品がたくさんあるんです。
その中から今回は「かず・さんすう」を学べる知育玩具を、5歳(年中)の娘と試してみました。数や算数を遊びながら学ぶことはできたのか、商品と共に紹介します。
フライングタイガーの知育玩具とは
フライングタイガーの知育玩具はどのようなものなのか、そのラインナップや魅力を紹介します。
知育玩具もデンマーク式
フライングタイガーの『あそんで学べる知育玩具シリーズ』は、デンマークの人たちの幼児教育に対する次のような考え方に基づいて作られています。
こどもは思いっきりあそび、おとなはしっかり見守ることで、こどもは自分で感じ、考え、行動できるようになる
フライングタイガーには、子どもが遊びたがり、自然と知育にも繋がるようなアイテムが揃っています。
知育玩具のラインナップ
フライングタイガーの知育玩具は、以下の5つのテーマにわかれています。
・手と目で数を理解できる「かず・さんすう」
・アルファベットや単語を楽しく覚えられる「文字・ことば」、
・ものの成り立ちを体幹でいる「いろ・かたち」
・単位を可視化できる「じかん・おもさ」
・会話と対話で自立心が育つ「ファミリーゲーム」
現在発売されている知育玩具は19種。公式サイトで一覧が見られるほか、使い方ムービーが用意されている商品もいくつかあります。
フライングタイガーの知育玩具のメリット
他の知育玩具とは違う、フライングタイガーの知育玩具の魅力とはなんでしょうか。
カラフルなデザイン
フライングタイガーの知育玩具の魅力の一つは、なんといってもその見た目の可愛さ。
雑貨と同じく、カラフルでポップなデザインのものばかりです。そのデザインは、子どもの関心を引くことはもちろんのこと、親からみても魅力的。
部屋のあちこちに置かれるおもちゃに普段ならうんざりしてしまいますが、フライングタイガーの可愛いおもちゃならそんな気分にならなそうです。
1,000円以下で買えるお手頃価格
知育玩具というとお高いイメージがありませんか?
その点フライングタイガーの知育玩具は、どれも1,000円以下のお手頃価格。今回試した3商品もすべて550円でした。
お試しでも購入しやすく、子育て中の家庭に嬉しい価格です。
5歳娘が「かず・さんすう」のおもちゃで遊んでみた
今回「かず・さんすう」のカテゴリーから、「さんすうフレンズ」、「さんすうトイ」、「さんすうで遊ぼう」の3商品を、5歳の娘と試してみました。フライングタイガーの知育玩具の中でも人気の新商品です。
これまで娘にきちんと算数を教えたことはありません。数は100以上数えられますが、計算は1桁の簡単な足し算ができるかなというレベル。
フライングタイガーの知育玩具を使って、娘の算数への興味やレベルはどうなったのか紹介します。
フライングタイガー知育玩具の「かず・さんすう」とは
「かず・さんすう」の知育玩具は、数字を読み書きするだけではなく、手と目を通して数字の大きさを理解することが狙いです。
前述した3商品のほかに、「分数パズル」、「ナンバーロードマップ」というおもちゃがあります。いずれも対象年齢は6歳以上で、ほかのカテゴリーよりも対象年齢は少し高めです。
目で見て学べる「さんすうフレンズ」
カラフルな木の棒が並ぶ「さんすうフレンズ」(税込550円)。棒の長さで数を学べ、10になる組み合わせを作って遊べる知育玩具です。
基準となる10の棒が1本、1から9までの数字の書かれた棒が2本ずつ入っており、数字毎に色が分けられています。
土台には棒に対応した色が塗られています。たとえ数字がわからなくても、まずは色合わせとして遊べそうです。
娘もはじめは色を見て合わせたようで、枠内にすべて収めるのは問題なくできた様子。しばらくすると、「何秒でできるか数えてて」と1人タイムトライアルを開始。時々こうして秒数を計ってみるのも面白いかもしれません。
枠内に並べることに慣れてきた頃に、枠外でも10を作れるかチャレンジさせてみました。10の棒と見比べながら、これだと長い、これだと短い、などといろいろ試しながら並べべる娘。枠内でやるよりも、もっと数の大小や量などが体感できていそうでした。
このおもちゃで遊びはじめてから、「4は2と2にわかれるね」、「6は3と3にわかれるね」とよく言ってくるようになりました。10を作って遊ぶうちに、ひとつの数字が2つにわかれると発見したのでしょうか。
数の大小や、足し算・引き算に触れるきっかけを娘に与えてくれたおもちゃです。
「さんすうフレンズ」は、モンテッソーリ教育で1から10までの量と数詞の理解に使われる教具「算数棒」に似ています。
算数棒は1ずつ交互に2色で色分けされている点が大きな違いです。10は1が10集まったものなどと、算数棒のほうがより視覚的に数量がわかるようになっています。
それに倣い、「さんすうフレンズ」に1ずつ印を付けて使う方もいるようです。
くるくる回して式を学べる「さんすうトイ」
くるくる回るカラフルなリングが並ぶ「さんすうトイ」(税込550円)。数字と記号が書いてあるリングを回し、式をととのえて遊ぶ木製のおもちゃです。
数字は0から9までで、式は1桁の数字ですが、答えは2桁も作成可能。記号は、足し算・引き算・かけ算・割り算に加え、等号不等号もあります。娘は「+」がわかるかなというくらいだったので、少しレベルが高そうだと感じました。
それでも「どうやって使うの?」と興味は持ってくれたので、足し算の式が作れるんだよとやってみせることに。そうすると、「できたから見てー!」と、足し算の式と答えを作っては得意げに見せてくるの繰り返し!
子どもにすべてやらせるもよし、大人が式の部分を作って渡し、子どもに答えを考えさせるのもよし。使い方はいろいろと考えられそうです。
どこを並べたのかぱっと見ではわかりづらいので、基準の印か何かがあるとわかりやすいのかもしれません。
はじめは理解できる足し算ばかりやっていましたが、自然とほかの知らない記号にも興味をもったようで、「これ(不等号)は何に使うの?」と聞いてきました。
足し算引き算はまだしも、不等号なんてこの玩具を使っていなければわが家では登場しなかった記号かもしれません。掛け算や割り算など、やるのはまだまだ先と思っていましたが、今のうちにこうして自然と触れる機会を作っておけたら、後々役に立ちそうだと感じています。
「さんすうで遊ぼう」で計算がわかりやすくなる
こちらも全て木製の「さんすうで遊ぼう」(税込550円)。赤・緑・黄色・青のスティックが10本ずつと、加減乗除(+、-、×、÷)と等号(=)のキューブが1つずつ、0~9までの数字が2つずつ入っています。
キューブだけで式を作ることもできるし、スティックを使えば、目や手を使ってより計算を理解しやすくなります。
私が数字で問題を作り、娘に答えを考えてもらう遊びをしました。スティックを使えば、難なく答えを出すことができます。
ちなみに、大人が扱うのは少し大変なくらい小さいパーツなので、これを指先でつまんで遊ぶだけでも脳に刺激を与えられそうです。
わが家では、前述した「さんすうトイ」の記号や式の理解の助けにもなりました。
足し算引き算はもちろん、掛け算や割り算を口だけで説明するのは困難。そんな時このスティックとキューブを使えば、わかりやすく教えてあげることができます。
幼児だけでなく、学校で算数を習い始めてからも活躍しそうな、長く使えるおもちゃです。
自然と数や算数に触れられる、フライングタイガーの知育玩具
フライングタイガーの「かず・さんすう」知育玩具で遊び始めて1カ月。遊びながら数や算数に触れられるコストパフォーマンスのよい商品で、ほかのカテゴリーの知育玩具も気になっています。
最近の娘は、「さんすうフレンズ」の棒を枠外で並べて何かを形作ったり、積み木のように遊んでいたり、違った使い方を自ら生み出す姿も見られます。今後も定期的に遊び、興味や理解を徐々に深めてもらいたいです。