子育て中のパパママに恐れられている「イヤイヤ期」。それまでは子育てがあまり大変と感じたことがないパパやママも、この「イヤイヤ期」には子育ての壁にぶつかることも多いそうです。今回はそんな「イヤイヤ期」について紹介します。
世界共通の悩み、「イヤイヤ期」とは
「第一次反抗期」とも呼ばれ、「あれもイヤ!これもイヤ!」と泣き叫び、手が付けられない状態になることもしばしば……。
押しても引いても出てくる言葉は「イヤ」なので、パパママも対応に困りますよね。
そういう時期なんだ、と頭では分かっていてもパパママだって人間です。朝から晩まで繰り広げられる「イヤイヤ」に「パパやママだってもうイヤだよ!!」と叫びたくなったことがあるはずです。
成長過程においての「イヤイヤ期」の意味とは
しかし、これは「自己主張している」という意味合いが大きいそうです。
ずっとママと一緒だったお子さまは、成長するに従って歩けるようになったり、言葉を話せるようになったりと、できることが少しずつ増えていきます。
それにしたがって「自分も一人の人間なんだ」という自我が芽生え、「自分の気持ちを分かってほしい」という心が育ちます。
つまり「イヤイヤ期」が訪れたということは、お子さまの心がきちんと成長している証拠でもあるのです。
分かっているけどウンザリ……いつまで続くの?
もちろん、みんながみんなこの時期にピークを迎えるわけではなく、お子さまによっては「就学前に突然はじまった」、「イヤイヤ期は来なかった」というお子さまもいるそうです。
また、イヤイヤ具合もお子さまによってさまざまで、説得し続けると納得してくれるお子さまから、何を言っても「イヤ」しか言わないお子さままで千差万別のようです。
「何もかもイヤイヤ!」一体どう接したらいいの?
例えば公園で、お子さまが帰るのを嫌がったら「帰るよ!」と一方的に要求を突きつけるのではなく、「帰らないとご飯が作れないんだよ。」ときちんと理由を話しましょう。
そして帰るタイミングについてお子さまと相談してみましょう。
大切なことは、パパママの要求を一方的に突きつけるのではなく、お子さまの要求にもきちんと耳を傾けることです。
また、してはいけない接し方もあります。
それは、お金やおもちゃで解決しようとすることです。
お子さまは「泣いたらおもちゃを買ってもらえるんだ」と学習します。
これはお子さまにとっては「成長」ではなく、ただの「わがまま」になってしまいます。
パパの協力とひとりで抱え込まないことが大事
そしてママに代わってお子さまの相手をしたり、皿を洗うなど自分にできることを積極的に行いましょう。
専業主婦のママは一日中、共働きのママは仕事をしながらお子さまの「イヤイヤ」に向き合っていることを忘れないでください。
ママもパパが手を貸してくれたら「ありがとう」ときちんと言葉にしてあげてくださいね。
保育園によっては一時保育や預かり保育を実施している保育園があります。
こういった制度を利用してママもリフレッシュすることが大切です。
また、お友だちや先生などが加わることによってお子さま自身の世界も広がり、よい刺激になることでしょう。
ひとりで悩まないで、困ったときには手を借りよう
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