2018年03月24日 公開

幼稚園の面接のポイントは?目的から質問内容、親子の服装まで

幼稚園の面接を控えて、質問される内容や面接を受けるときの注意点、服装など、不安になることもたくさんあるのではないでしょうか? 幼稚園の入園前の面接についてあらかじめ知っておくと、落ち着いて面接を受けられます。幼稚園の面接を受けるときのポイントをご紹介します。

幼稚園の面接を控えて、質問される内容や面接を受けるときの注意点、服装など、不安になることもたくさんあるのではないでしょうか? 幼稚園の入園前の面接についてあらかじめ知っておくと、落ち着いて面接を受けられます。幼稚園の面接を受けるときのポイントをご紹介します。

幼稚園の面接の目的

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幼稚園受験に挑戦する場合に限らず、幼稚園入園前には面接を行うケースがあります。幼稚園の入園前の面接は、子どもの名前と顔、個性を確認するだけでなく、宗教的な意味もふくめた幼稚園の教育方針と、家庭での方針にズレがないかなどの確認のために行われています。

いわゆる地域の幼稚園に通う予定の場合は、面接で合否が決まるというわけではなく、面接はあくまでも確認が目的です。よほどの理由がない限り、入園希望者はほぼ全員入園できるでしょう。

幼稚園受験をしている私立幼稚園の場合は、願書を提出したあとに大半の幼稚園で面接があり、その面接と子どもや家庭の様子などを考慮して合否が出されます。子どもだけでなく保護者の様子もチェックされている点に注意してください。

当日は、緊張して普段通りに話せない可能性も考えられます。落ち着いて面接に挑めるように、親子で事前に面接の練習をしておくことをおすすめします。

幼稚園の面接で聞かれること

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幼稚園受験を考えているパパママは特に、面接でどのようなことが質問されるのかという点が一番の関心ごとなのではないでしょうか?

あらかじめ質問されがちな内容を確認しておくと落ち着いて面接に挑めます。保護者と子ども、それぞれに向けられる質問内容をチェックしてみましょう。

保護者向け

・入園を希望する理由
・子どもの性格について(長所や短所)
・子どもの好きな遊び、子どもがハマっていること
・子どもの好きな食べ物、苦手な食べ物
・子どものアレルギーの有無、健康状態について
・子どもの成長について(トイレトレーニングの進み具合、お箸の使用の有無など)
・通園方法
・家庭での教育方針、子育てで気を付けていること
・どんな子どもに育てたいか
・その他幼稚園に対しての質問や要望 など

子ども向け

・名前や年齢
・日常的なあいさつや会話での受け答えがきちんとできるかどうか(おはようございます、はい、いいえなど)
・好きな遊び、好きな食べ物、苦手な食べ物
・今日、誰とどうやって幼稚園へ来たか 
・今日の朝ごはん
・カードやイラストを見て、果物や動物、乗り物などの名前が言えるかどうか
・片足立ちができるかなど運動面のチェック
・幼稚園が楽しみかどうか、幼稚園に入ったらやりたいこと など

面接に臨む前のポイント

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幼稚園の面接では、子どもよりもパパママが緊張してしまうというケースもよくあります。幼稚園に願書を提出する前にコピーを取っておき、面接前に読み返して、書いた内容と面接での質問の答えに矛盾がないようにしておくことが大切です。

子どもと面接の練習をしておくことは、お互いリラックスして面接を受けるためには有効な対策です。いろいろな質問を想定して練習しておくと良いでしょう。子どもの姿勢や態度、表情などのチェックにも役立ちます。しかし、面接の練習で怒られてばかりいると、子どもが面接嫌いになってしまうため、できたところはしっかりと褒めてあげてください。

面接を受けるときやその他のチェックとして、パパママと離れて子どもだけ別室へ案内されることがあります。多くの場合、子どもが母子分離できるかをチェックしているため、子どもにパパママと離れる練習をする意味も伝えておくことをおすすめします。

可能であれば子どもと一緒に、入園を希望する幼稚園までの道のりにかかる実際の時間を確認しておきましょう。また、前日までに必要な持ち物を準備しておくことも忘れずに。

面接中のポイント

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面接中、先生から質問をされた子どもが答えに困っていると、パパママが代わりに答えてしまう家庭や、答えを促してしまうパパママもいますが、これはNGです。子どもへの質問は、子どもが自分で答える必要があり、またたとえ答えられなかったとしても、子どもを責めてはいけないということを理解しておきましょう。子どもがどのような返事をするのか、パパママは楽しみな気持ちで待つ、くらいの心の余裕を持って面接に挑むことです。

また、面接での受け答えは、普段からの親子のコミュニケーションがにじみ出ます。質問に対する答えは、日常的に子どもと積極的に関わりを持ち、きちんとしたあいさつや返事の仕方を教えてあげていれば、乗り越えられるものが大半です。

面接中、パパママへの質問が終わり、子どもが質問を受けている間にパパママがどのような態度や表情で子どもの受け答えを見守っているかという点もチェックされています。特に表情や姿勢は意識しておかなければなりません。

服装で気を付けたいこと

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幼稚園受験をする場合は特に、どのような格好で面接に向かえば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか? 面接のときの服装について、地域の幼稚園の面接とお受験幼稚園(私立幼稚園)の面接に分けて注意点をチェックしてみましょう。服装の具体例も合わせて参考にしてみてください。

地域の幼稚園の注意点

地域の幼稚園の場合、面接日時などが書かれたプリントに「普段着でお越しください」と記載されていることもよくあります。この場合の「普段着」というのは、スーツでなくても構わないというだけであって、ジーンズやTシャツを意味するものではないため、注意しましょう。

上品に見えるように心がけ、露出の多い服装や華美なものは避けることをおすすめします。アクセサリーやかばんなどの小物にも気を抜かないよう気を付けましょう。

地域の幼稚園の具体例

基本的には、スーツほどきちんとした服装ではなくても、それに準ずる程度のきれいめお出かけ着であれば問題ありません。

【パパ】
ビジネススーツのパンツなど比較的きちんとしたパンツ+襟付きのシャツ(ポロシャツやワイシャツ)

【ママ】
・きれいめワンピース+ストッキング
・きれいめスカート+シャツや上品なカットソー、またはカーディガンとのアンサンブル

【子ども】
女の子:きれいめのワンピースや落ち着いた色のスカート+襟付きシャツまたは上品なニット
男の子:きれいめのパンツ(半ズボンも可)+襟付きシャツまたは上品なニット

お受験幼稚園(私立幼稚園)の注意点

お受験幼稚園の場合は、パパママはスーツスタイル、子どももきちんとしたお出かけ着である場合が大半です。アクセサリーも小ぶりでシンプルなものを選びます。靴下の色や柄、かばん、スリッパなどの小物も気を抜かないように服装に合うものをチョイスしてみてください。ママのスリッパは、かかとに少しヒールがあるものがスタイルがよく見えるため人気です。小物類は、形や色、デザインなどが面接という場に相応しいかどうか、第三者に意見を聞いてみても良いでしょう。

周りに幼稚園受験をパスしているパパママがいる場合は、どのような服装で面接に行ったか聞いてみるのも手です。

お受験幼稚園(私立幼稚園)の具体例

パパママのスーツはもちろん、子どもにもスーツを着せるときは、あらかじめ試着してサイズが合うかどうかチェックしておくことを忘れずに。

【パパ】
・落ち着いたカラーのスーツ上下+ワイシャツ+ネクタイ

【ママ】
・フォーマルスーツ上下+上品なカットソーまたはブラウス+ストッキング
・上品なワンピース+ジャケット+ストッキング

【子ども】
女の子:フォーマルワンピースや落ち着いたスカート+ブラウス+カーディガン
男の子:きれいめのパンツ+ワイシャツやシャツ

面接時は普段通りに落ち着いて

はじめての経験で戸惑ってしまうことが多い幼稚園の面接では、日ごろのコミュニケーションの様子が顕著に表れます。子どもと積極的に関わりあいを持っていれば、面接は普段通りに答えることができるはずです。

緊張して万が一子どもがうまく答えられなかったとしても、パパママは子どもを叱らないようにし、頑張った子どもを褒めてあげてくださいね。

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この記事のライター

コバヤシ トモコ
コバヤシ トモコ

奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー