ソーシャルメディアの発達やSNSの普及に伴い、我が子の写真を気軽にネットにアップしているパパママも多いはず。しかし、個人情報をさらすことの危険性も指摘されています。子どもの安全を守るために、親が気をつけるべきことをオーストラリアからご紹介します。
かわいい我が子の写真をみんなに見せたい!
さらに「いいね!」がつくと、うれしくなるのは、世界共通の素直な親心ではないでしょうか。
しかし、こうした親の行動について、警鐘を鳴らす専門家もいます。
海外で問題になった例とは?
問題は「ごく普通の子どもたちの写真が、SNSを通して本来触れるべきでない人の目に触れていることだ」と、ネットセキュリティの専門家は語っていました。
Tinder, Facebook images of children putting them at risk, authorities warn – ABC News (Australian Broadcasting Corporation)
SNSを通して個人情報が漏れている?
「気づかないうちに子どもの学校や家の場所といった重要な個人情報を、犯罪者に与えてしまっている可能性もある」と指摘する声や「SNSに子どもの写真を投稿する=リスクも伴っている、ということを親は知っておくべきなのでは?」といった意見が取り上げられることも。
では、子どもたちの安全とプライバシーを守るために、親としてどんな点に気をつけたらよいでしょうか?
写真をアップする時に気をつけることは?
さらに、子どもの安全を守るために、知っておいたら良いこと、気をつけたら良いことを名取さんに伺いました。
「まず、子どもの顔や名前がハッキリわかる写真は、投稿しないようにするのがベストです。また、学校が特定できる制服や、学校や自宅の場所がわかるような特徴のあるものが写っている画像も、避けた方がよいでしょう」。
「FacebookなどのSNSでは、画像投稿時に、撮影場所の情報は消されるしくみになっているのでその点は安心です。一方、個人ブログは、撮影場所の情報が残ってしまうものが多いです」。
「Facebookでは写真を投稿する際、公開する範囲を限定しているパパママも多いでしょう。ただ、アカウントが乗っ取られる、といったトラブルも実際に起きています。そうなった場合、悪用されない保証はありません」。
SNSに画像を投稿するということは、不特定多数の人がそれを閲覧できるということ。我が子の写真をアップする前に、そのことを認識しておきたいですね。
最後に
しっかりと子どもたちを守りながら、安全にSNSを楽しみたいですね。