2016年10月10日 公開

100均グッズだけで学べる!親子で科学実験をしてみよう

自然科学はこの世界のすべてのものに働きかける法則に関する学問です。宇宙の果てから私たちの身のまわりにも、自然の法則は及んでいます。もちろん100円ショップの品々にも。さぁ100均グッズだけでできる実験にチャレンジしてみましょう。

自然科学はこの世界のすべてのものに働きかける法則に関する学問です。宇宙の果てから私たちの身のまわりにも、自然の法則は及んでいます。もちろん100円ショップの品々にも。さぁ100均グッズだけでできる実験にチャレンジしてみましょう。

落ちそうで落ちない、しぶといコイン-つりあいと運動

 (13324)

遠心力ハンガー回し (23470)

太めの針金を用意します。ニッパーなどで数十cmの長さに切り、両端をフックのように曲げてください。
まずフックの片側を持ち、下に下がったフックの先にコインをのせる練習をします。ちょっと難しいですが、コツをつかめば必ずのります。
それでものりにくいなら、フック先端の断面をヤスリなどで削って平らにしてください。コインがうまくのったら、少しずつ、ゆっくりと針金を振ってみます。急に力を加えると余分な加速度が加わり、コインが落ちます。
習熟すると、針金を360°回転させても落ちないようになります。(※コインが遠くへ飛ぶと危ないので、必ず大人の監督の下で行ってください)

空気の薄い方へと泳ぐ-ブーメラン

京都市青少年科学センター | Kyoto Municipal Science Center For Youth (23471)

京都市青少年科学センター | Kyoto Municipal Science Center For Youth (23472)

ブーメランは単純な形ながら、プロペラと翼を兼ねています。回転によって生じた周りの空気圧の変化によって手元に戻ってきます。
簡単な作り方は、厚紙で縦2~3cm、横20~30cm程度の長方形2枚を作り、セロテープなどを用いて十字に組み合わせるだけ。
4枚の羽は、横から見て端が上に少し反って見えるように曲げておきます。
投げ方のコツは、垂直に立てた羽の下部を持ち、スナップを効かすことです。
素材や投げ方、反りの方角と持ち方の関係、長方形の形などで飛び方が変ります。普段は意識しない空気ですが、本当は私たちにとって大事な、そして不思議な働きをしていることが実感できます。
なお危険防止のため材料の長方形は四隅を丸くし、投げるときは必ず保護者の監督下、十分に広い場所で行うようにしましょう。

赤、緑、青色を混ぜると何色?-三原色のヒミツ

光の三原色について | 親子で楽しむ理科実験 (23473)

光の三原色について | 親子で楽しむ理科実験 (23474)

懐中電灯3本と赤・緑・青の入ったカラーセロファンを用意し、懐中電灯にセロファンをかぶせ、赤・緑・青の懐中電灯を作ります。
白い壁などに各色一本ずつ懐中電灯の光を当てたあと、三本同時に当てたら何色になるかを調べてみましょう。また赤と緑だけ、赤と青だけというように、2色どうしの組み合わせで何色になるかも調べてみましょう。

手の平の上に地震を起こしてみましょう

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爪楊枝又は竹串などを用意します。右手で爪楊枝を一本、根本(太い方)を左向きにして持ちます。左手の平を上に向け、中指を折ります。その中指の爪の上に、右手の爪楊枝をのせ、左手の親指と人差し指でしっかり摘みます。
このとき左手の親指と人差し指をしっかりと中指に寄せ、爪楊枝を中指の爪に押しつけるようにしますが、中指は折ったまま動かさないでください。
こうして爪楊枝で中指の爪を擦るように、ギリッ、ギリッと動かします。左手の手の空いた右半分に別の爪楊枝を縦にして置き、上端をはじめの爪楊枝の上にのせます。
爪の上に押しつけられた爪楊枝がギリッと動くたびに、上に掛けられた爪楊枝がピクッと飛び上がります。爪の上の爪楊枝の動きが目立たないので、爪楊枝が勝手に飛び跳ねたように見えます。

水を引き寄せるストロー-正と負の働き

らくらく化学実験_大変な帯電 (23477)

水道から水を流し、その水流をなるべく細くします。
次にストローを乾いたティッシュペーパーでよく摩擦し、流れ落ちる水に少しずつ近づけます。すると水はストローの方に寄ってきます。水は電気を帯びていませんが、水の分子はわずかにプラスとマイナスに分かれているので、摩擦によってマイナスの静電気を帯びたストローに吸い寄せられるのです。
実は雷が落ちるときも、地上と雲の中の正負の電位差が起こっており、この場合はマイナスの電気を持つ電子そのものが瞬間に大量に移動する、つまり大電流が流れるのです。

身近にあるもので、実験をしてみよう!

自宅にあったり、100円ショップで手に入るものでも実験をすることができます。
子どもが「すごい!」と感じたり、科学のおもしろさを気軽に体験させてあげましょう。

少し大きいお子さまには夏休みの自由研究にもピッタリの実験、ぜひ親子で挑戦してみてくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター