2018年11月28日 公開
豆腐は離乳食で食べてもOK?栄養価が高いおすすめレシピ
豆腐は、離乳食の初期から使える優秀な食材です。栄養価も高く下処理も簡単で、離乳食作りのお助け食品ともいえるでしょう。こちらでは豆腐を離乳食に使用する際の注意点や、おすすめレシピをご紹介します。離乳食作りに悩んだときは、ぜひ参考にしてみてください。
豆腐は、離乳食の初期から使える優秀な食材です。栄養価も高く下処理も簡単で、離乳食作りのお助け食品ともいえるでしょう。こちらでは豆腐を離乳食に使用する際の注意点や、おすすめレシピをご紹介します。離乳食作りに悩んだときは、ぜひ参考にしてみてください。
離乳食で豆腐を使ってもOK?
なめらかな食感で味わいも優しく、下ごしらえが簡単な豆腐。離乳食期に大活躍する人気の食材です。内臓機能がまだ弱い、離乳食初期の赤ちゃんにも与えることができます。
殺菌のためにも必ず火を通すこと、食べさせるときはきちんと冷ますことに注意しましょう。豆腐を使った離乳食メニューは豊富にあるため、レパートリーを増やすのに役立ててみてください。
豆腐はいつから食べられる?
豆腐は離乳食の初期、つまり生後5~6カ月頃から与え始める家庭が多いようです。赤ちゃんでも食べやすい食材ですが、離乳食デビュー後にいきなり与えるのは避けます。ある程度つぶし粥や野菜ペーストなどに赤ちゃんが慣れてから、豆腐などのたんぱく質食品へステップアップしていきましょう。
豆腐は木綿・絹のどっち?
豆腐は、柔らかくなめらかな絹ごし豆腐と、絹ごし豆腐よりも固く水気の少ない木綿豆腐、そして焼き豆腐の大きく3種類に分かれます。離乳食の際には、裏ごししやすく消化の良い絹ごし豆腐を使うと便利です。
豆腐でもアレルギーを起こす可能性がある?
卵や乳製品、小麦ほど高い確率ではありませんが、豆腐にもアレルギーのリスクがあります。豆腐の原料となる大豆は、「可能な限り原材料に大豆が使われていることを表記するように」と国から指導されている食品のうちの1つです。
はじめて豆腐を与える場合は、万が一アレルギー症状が出ても対応できるように、かかりつけの病院が空いている平日の午前中にしましょう。また、どの食材でアレルギーを起こしたのかがわからなくならないよう、はじめのうちは豆腐単体で与えるのがベター。まずは小さじ1杯程度にとどめ、体調に変化がないかを注意して見てあげてください。
子どもに食べさせたい!豆腐に含まれる栄養
豆腐には良質なたんぱく質が豊富に含まれています。植物性のたんぱく質なので消化しやすく、赤ちゃんにもピッタリの食材です。そのほか脳の働きをサポートするというレシチン、骨や歯の成長を助けるカルシウム、血を作る鉄分、血行をスムーズにするビタミンEなど、多くの栄養素が含まれることで知られています。
豆腐を調理する際の注意点
離乳食で食べる豆腐には、加熱処理が必要と上述しました。お湯で茹でる、電子レンジ調理をするなど、いずれの方法でも成分が大きく変化するようなことはないため、パパママの楽なやり方で構いません。ただし、電子レンジで加熱すると豆腐の水分が大量に出るので、調理の際は注意しましょう。
冷奴の状態で食べられるのは完了期以降になります。最初の頃は湯通しした豆腐をすり鉢ですりつぶして、食べやすくしてあげるのもポイントです。
【初期・中期・後期別】豆腐を使ったおすすめレシピ
豆腐を使った時期別のおすすめ離乳食レシピをご紹介します。
【初期】豆腐のおかゆ
耐熱容器に入れた豆腐を30秒ほど電子レンジで加熱したあと、少量の赤ちゃん用野菜スープを加えて裏ごししてのばします。十倍粥にまぜて完成です。
【中期】豆腐のかぼちゃあんかけ
ダシでかぼちゃを柔らかく煮てつぶしましょう。ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつけ、あんかけを作ります。湯通しして粗くつぶした豆腐に、あんかけをかけて完成です。
【後期】豆腐入りおやき
豆腐としらすを湯通しし、ほうれん草は下ゆでをしてそれぞれ細かく切ります。茹でてマッシュしたじゃがいもと混ぜ合わせ、少量の片栗粉と醤油を入れて一口サイズに丸めましょう。フライパンで焼いたら完成です。
※分量は時期によって変わるため、お子さまの月齢に合った分量で作ってあげましょう。
調理した料理を冷凍する際のポイント
豆腐は冷凍するとたんぱく質の構造が変化し、食感が悪くなってしまいます。離乳食には冷凍したものではなく、食感の良いそのままの状態の豆腐を使ってあげてください。冷凍保存したい場合は、豆腐ハンバーグや豆腐入りおやきなどに調理しておくと、解凍したあとでも食べやすい仕上がりになります。
栄養満点の豆腐を上手に活用
豆腐は栄養満点で赤ちゃんの離乳食にはぴったりです。レシピのレパートリーも多く、下ごしらえが簡単で時短にもなる優秀食材。離乳食作りに上手に活用してみてはいかがでしょうか?
(監修:管理栄養士 佐藤まゆこ )