「物言えば唇寒し秋の風」なんだか秋の景色が目に浮かぶようです。日本には季節にまつわる素敵な言葉がたくさんあります。今回は「秋」にまつわるよく知られたことわざや慣用句をまとめてみました。ぜひ、お子さまにもわかるよう意味をやさしく教えてあげてくださいね!
ハチ公の気持ちになって【一日千秋】
パパママは夏と秋どっち?【秋霜烈日】
秋の気候の良さをズバリ表す!【天高く馬肥ゆる秋】
姑のやさしさに満ちた【秋茄子は嫁に食わすな】
これにはいくつかの考え方があります。一つは、「うちの嫁は憎たらしいので、あいつにおいしい秋茄子は食べさせない!」といういじわるな考え方です。
そこでもうひとつの考え方が有力となります。それは、「茄子は体を冷やす食べ物。嫁がもし妊娠していたら、涼しい秋に茄子を食べさせるとさらに体が冷えて良くない。だから秋茄子を嫁に食べさせるな!」という考え方です。
ひとつの表現でも多様な意味があること、さまざまな角度でとらえられることができることを教えるのにおすすめのことわざです。
悪口をいましめる【物言えば唇寒し秋の風】
「物言えば唇寒し秋の風」の「物言い」もこれに似ていて、「他人に対する批判や文句、悪口」の意味で使われています。他人をやたら批判したりすると、あとになってとても後悔することがありますよね。「なんであんな悪口を言っちゃったんだろう……」と。まるで冷たい秋風が唇に触れて寒々しい感じがするかのように。無用な悪口をいましめる、そんな狙いをもったことわざです。
ことわざ・慣用句を通じて日本語の美しさを子どもに伝えよう!
「千秋」を「千年分の時間」と見立てたり、雲一つない秋晴れの空を「天高く」と表現したり。
日本語の美しさや奥ゆかしさを味わうことができます。
日本語には秋だけでなく四季折々のことわざ・慣用句がたくさんありますし、ことわざや慣用句には子どもの感性をはぐくむ力があります。ぜひ、たくさんのことわざや慣用句を子どもに教えてあげましょう!