2017年09月10日 公開

幼稚園での学びとは?その教育内容と目的について

幼稚園へ通わせることを考えているパパママのなかには、幼稚園選びに悩む方も多いことでしょう。教育方針がさまざまで、迷ってしまう……。そんな声もありそうですが、そもそも幼稚園とはどんなことを学ぶところなのでしょうか。この記事では、幼稚園の教育内容とその目的について、文部科学省がまとめた「幼稚園教育要領解説」に基づいてご紹介します。

幼稚園へ通わせることを考えているパパママのなかには、幼稚園選びに悩む方も多いことでしょう。教育方針がさまざまで、迷ってしまう……。そんな声もありそうですが、そもそも幼稚園とはどんなことを学ぶところなのでしょうか。この記事では、幼稚園の教育内容とその目的について、文部科学省がまとめた「幼稚園教育要領解説」に基づいてご紹介します。

1.健康を育む

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1つめは、健康な心と体を育むことです。

幼稚園で明るくのびのびと行動をすることは、子どもの充実感に繋がります。こうした充実感が、子どもに自己を表出しながら生きる喜びを感じさせ、健康な心を育みます。

健やかな心は体の発達の上でも重要です。進んで体を動かそうという意欲に繋がり、身体機能の発達を促します。

そのため、幼稚園では屋内・屋外でのさまざまな遊びを通じて全身活動を行い、また、ともに食事をとることで基本的な生活習慣が身につくよう配慮されています。

2.人間関係を育む

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2つめは、身近な人と親しむことで、人と関わる力を育むことです。

幼稚園では多くの友達や教師と関わることになります。ときには、子ども同士で自己主張がぶつかりあうこともありますが、それを繰り返すことで共感や思いやりを学び、良いことと悪いことを自分で判断する力やきまりを守る大切さを身につけます。

人と関わる力をつけることは、自立心を養うことにもなり、精神面の成長とともに、社会生活のために必要な習慣を学んでいきます。

3.環境との関わりを育む

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3つめは、身近な環境と関わることで好奇心や探求心を育むことです。

幼稚園の内外にあるさまざまな自然や遊具に親しむことで、子どもたちは「どうなっているんだろう?」「おもしろい!」といった発見を楽しみます。

ときには、自分で見つけたどんぐりを拾ってポケットに入れるようなこともあるでしょう。これは、子どもの好奇心が刺激されているからなのです。こうした関わりを通して、ものの性質や数、文字への理解を深めていきます。

また、季節の行事などを行うことで、自然の変化やそれに応じた人々の生活の変化も学びます。

4.言葉の力を育む

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4つめは、自分の考えを表現する力と、相手の言葉を聞こうとする態度を育むことです。

幼稚園では、友達や教師と関わりを持つことで、自分の意見を伝えたり、相手の話を聞いたりして言葉を用いたコミュニケーションを学びます。

まだ言葉で表現することが難しい場合は、表情や動作を交えながら自分の思いを伝えます。これを教師が積極的に理解をすることで、相手に自分の思いを伝えたいという意欲が育まれ、どのように表現したらよいか学んでいきます。

また、幼稚園生活で日常的に言葉を使うことによって、言葉の美しさに気づいたり、言葉の使い方を学んだりして、言葉を豊かにしていくのです。

5.表現力を育む

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5つめは、豊かな感性や表現力、創造性を育むことです。

子どもは、生活のなかでさまざまなものの美しさや不思議さなどに興味を持ち、心を動かしています。幼稚園では、それを友達や教師と共有し表現することで、豊かな感性を育てていきます。

幼稚園での遊びの定番である、お絵描きや粘土遊びなどでも、表現力や創造性を発揮できるよう工夫されています。

幼稚園教育は「生きる力の基礎」となるもの

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幼稚園では、「生きる力の基礎」となる教育が行われています。健康な心と体をつくる日常的な遊びのなかで、人間関係や環境について学び、言葉や表現力を養っていくのです。

そのうえで、勉強にも力を入れている幼稚園や、基礎づくりを重視してのびのび教育する幼稚園など、さまざまな方針の園があり、迷ってしまうパパママも多いことでしょう。そんなときは、5つのポイントがその園では具体的にどんな活動になっているか、考えてみるといいかもしれませんね。

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この記事のライター