2018年07月02日 公開

森から生まれた木のおもちゃ。その素晴らしさを多くの子どもたちに届けたい

子どもの成長には欠かせないおもちゃ。五感に訴えるおもちゃで遊べば、さまざまな感覚や気持ちを育めます。国産の良質な木製品を手掛ける木工房『オークヴィレッジ』で、企画営業部の佐藤留菜さんに木のおもちゃの魅力やこだわりを伺いました。最後にプレゼント情報もあります!※プレゼント応募は期間終了しました。

子どもの成長には欠かせないおもちゃ。五感に訴えるおもちゃで遊べば、さまざまな感覚や気持ちを育めます。国産の良質な木製品を手掛ける木工房『オークヴィレッジ』で、企画営業部の佐藤留菜さんに木のおもちゃの魅力やこだわりを伺いました。最後にプレゼント情報もあります!※プレゼント応募は期間終了しました。

おもちゃコンサルタントの筆者と『オークヴィレッジ』との出会い

photo by author (103002)

『オークヴィレッジ』との出会いのきっかけになった「MOKURIN」。右が新品のモノ、左が数年使い込んだモノです。つやが出て味わい深いものになっています。
via photo by author
飛騨高山にある『オークヴィレッジ』は、日本の木を使った家具や生活用品を手掛けている木工房です。職人たちがひとつひとつ丁寧につくった品々は、木ならではのやさしさに溢れ、持つ人の心をそっとあたためてくれるぬくもりが感じられます。

『オークヴィレッジ』では子ども用、特に小さな赤ちゃんが遊ぶための木のおもちゃもつくっています。

筆者がはじめて『オークヴィレッジ』と出会ったのは数年前。コロンとしたフォルムの木の鈴がとてもかわいらしく、一目で気に入りました。以来、キーホルダーとして愛用し続けているのですが、実はそれが『オークヴィレッジ』の「MOKURIN」という商品だったと知ったのは、つい最近のこと。

おもちゃの仕事を通して『オークヴィレッジ』のファーストトイシリーズ「あのまとぺ」と出会い、筆者が持っている「MOKURIN」もここがつくったものだったのか、と知ったのです。

photo by Oak Village (103540)

「あのまとぺ」シリーズ
via photo by Oak Village
木のモノは、長く使えば使うほど、その人に馴染んできます。「あのまとぺ」も、赤ちゃんが手に持ち、遊ぶうちに、だんだん赤ちゃんの手にしっくりとくるようになります。

そんな『オークヴィレッジ』にて、木のおもちゃや木製品の魅力を取材させていただきました。

『オークヴィレッジ』の「三つの理念」

『オークヴィレッジ』の本社は、岐阜県高山市にあります。東京と大阪にもショップを構えており、今回は、東京・自由が丘のショップを訪問しました。
photo by author (103544)

自由が丘にある『オークヴィレッジ』東京店の入り口。
via photo by author
1974年創設当初から、再生可能な「木」という資源でモノづくりを続けている『オークヴィレッジ』。同社には、木と共に歩むための「三つの理念」があります。

1「百年かかって育った木は百年使えるものに」

photo by author (103008)

via photo by author
「日本の風景にも馴染む木組みの技を駆使しつくられたモノは、修理をしながらずっと使うことができるという魅力があります」と話すのは、今回お話をお伺いした企画営業部の佐藤留菜さん。

長い時間をかけてゆっくりと大きく育った木を丁寧に材にし、さらに長く使い続けられるモノに。『オークヴィレッジ』のモノづくりの原点でもあります。

photo by author (103034)

「あのまとぺ」のパッケージを持つ、佐藤さんのその手のやさしさから、木を愛する『オークヴィレッジ』の姿勢が伝わってきます。
via photo by author
photo by author (103010)

via photo by author

「お椀から建物まで」

photo by author (103012)

via photo by author
日本産の無垢材を使ってつくられるものは、小さなモノはイヤホン、大きなモノは木造建築と、とても幅広いです。

『オークヴィレッジ』では、暮らしの中のさまざまな場面に自然素材を取り込んでいくことを提案しています。

「子ども一人、ドングリ一粒」

 (103553)

東京店の店内ポスターに貼られた木片は、ひとつひとつ手触りを試せるようになっています。
「ここで言う“子ども”とは、木から生まれた製品たちのことなんです」(佐藤さん)。

森の木を製品の材料として使ったら、100年後のためにドングリを一粒植えるという活動を続けている『オークヴィレッジ』。こうして、日本の森を元気にしていこうという想いがあります。

森をおもちゃに。その発想でつくられた木のおもちゃ

photo by author (103018)

via photo by author
「森をおもちゃにして届けたい」。その想いから『オークヴィレッジ』の「森のおもちゃ研究室」が生まれました。『オークヴィレッジ』のおもちゃは、この「森のおもちゃ研究室」で企画・製造されています。

その中から、赤ちゃんのファーストトイとして誕生したのが、冒頭でもお伝えした「あのまとぺ」のシリーズです。

石や枝など自然界にある“自然な”形をモチーフに、赤ちゃんの手にも木の心地よさが伝わるおもちゃが4種揃います。見る・聴く・ふれる・感じるなどさまざまな体験をし、五感の発達をサポートしてくれるおもちゃとして、2016年にはGOOD DESIGN AWARD を受賞しました。

「森の中にある天然木、葉が揺れる音、ひとつとして同じものがない色や形。森そのものが大きなおもちゃだったら。そんな想いをもって、赤ちゃんのファーストトイをつくっています」(佐藤さん)

photo by author (103020)

via photo by author
「あのまとぺ」シリーズを紹介します。写真上から時計周りに、
・ゆらゆらからん/見る・聴くを楽しめるモビールタイプのおもちゃ。
・ぐるぐるからん(グッド・トイ2017受賞)/ぐるぐると木の玉を動かすと“からん”と音がします。
・かちかちからん/カスタネットのようにかちかちとする音は、まるで赤ちゃんの拍手のようです。
・ふりふりからん/ぎゅっとにぎってふると音がして、楽器のように楽しめます。

の4種類があります。

どれも手触りもよく、優しい木の音色を楽しむことができます。
「日本の天然木からつくられているので、口にいれても安心。赤ちゃんの歯固めとして使っていただいても大丈夫ですよ」(佐藤さん)

伝統工法の技を生かした木のおもちゃは、他にもいろいろあります。
一部を紹介します。
photo by author (103023)

via photo by author
一番奥が、かわいい動物の形をした「森のどうぶつみき」(グッド・トイ2013/林野庁長官賞受賞)、真ん中が「海のいきものつみき」(グッド・トイ2017受賞)です。赤ちゃんが手に持って遊んだり、少し大きくなった子どもなら、ディスプレイされているように積み重ねて遊ぶこともできます。

下の箱に入った積木は「寄木の積木」(グッド・トイ2012受賞)です。積木には、それぞれの材(樹種)の名前が刻印されています。

「触るとわかるのですが、材によって手触りや重さが違うんですよ。これはなんの木だろう、と実際に触れて、感じることは木育にもつながりますね」(佐藤さん)

 (103031)

「寄木の積木」には樹種別にどんな木なのか写真付きで解説しているミニブックもついています。

「おもちゃになる前はこんな葉っぱのあるこんな木だったんだ、と親子で木について学べるツールとして用意しました」(佐藤さん)

「コロコロアニマルズ」と「コロコロミニカー」

 (103025)

「コロコロアニマルズ」と「コロコロミニカー」はその名の通り、コロコロと転がして遊べるおもちゃ。木の色や木目、手触りの違いなどを生かして動物や車を表現しています。

犬の形をしたおもちゃ箱「Korobox」

photo by author (103027)

via photo by author
犬の形をしたおもちゃ箱の「Korobox」はタイヤがついているので、リードをひっぱって一緒にお散歩ができたり、座って足で漕いで遊べます。座面のふたを開ければ、中にお気に入りのおもちゃを入れることもできます。

「よく見ると、ふたは身の大きさよりも左右にひと回り少し大きくなっているんです。そのため、座った状態で万が一、ふたがずれてしまっても、お子さまの足がはさまれにくい構造となっています。小さなお子さまが遊ぶものだからこそ、ケガなどしないよう細かい部分まで配慮しているんです」(佐藤さん)

子どもたちに日本の木のおもちゃを知ってもらう「木育キャラバン」

『オークヴィレッジ』では、もっとたくさんの子どもたちに木のおもちゃを知ってもらうための取り組みとして「木育キャラバン」を企画し、自社の木のおもちゃを持って全国を回っています。

「木育キャラバンでは、単におもちゃを並べた遊び場をつくっているのではなく、オークヴィレッジの社員やおもちゃの専門家たちも集まり、子どもたちの遊びたい!という好奇心を刺激する仕掛けをちりばめた創造性の高い空間をつくっています」(佐藤さん)

筆者も過去に、おもちゃコンサルタントとして木育キャラバンに参加したことがあります。木のおもちゃで遊んでいる子どもたちは、とってもイキイキとして楽しそうなのが印象的でした。

photo by author (103036)

こちらはキャラバンでも大人気のおもちゃ!上から木の玉を転がすと……!?
とっても楽しい仕掛けになっています。
via photo by author
photo by author (103037)

「Mokuba」もキャラバンでは大活躍。大人が乗ることもできます!
via photo by author

取材を終えて

伝統工法を守ってつくられた木のおもちゃは、もし壊れてしまっても、直すことができます。手入れをして、時には修理をしながら、親から子へ、そしてまたその子どもへ。代々受け継がれながら長く使えるおもちゃになります。

「子どもの成長を支えるおもちゃづくり」を目指しているという『オークヴィレッジ』。今回お話を聞き、おもちゃそのものの素晴らしさを改めて感じることができました。小さな木のおもちゃから、一本の木へ、そして森へとその想いが繋がっていく―。筆者もおもちゃコンサルタントとして、森から生まれたおもちゃを大切にし、そして子どもたちにもその魅力を伝えていきたいと思います。

プレゼントのご案内

photo by Oak Village (103549)

via photo by Oak Village
しずく型のかわいらしい木の鈴「MOKURIN」。振ると、コロンコロンと木のやさしい音が鳴ります。キーホルダーや子どものおもちゃにもなる「MOKURIN」を、Chiik!読者の中から3名様にプレゼントします。

ご希望の方は下記URLからプレゼント応募ページにいき、必要事項を入力の上、ご応募ください。

応募締め切り:7月31日(火)15:00

たくさんの方からのご応募をお待ちしております。

たくさんのご応募ありがとうございました。
本キャンペーンは2018年7月31日15:00をもって終了させていただきました。
当選者の方には賞品発送をもって当選のご連絡とさせていただきます。
(2018年7月31日追記)

応募要項

応募〆切

~ 2018年7月31日(火)15:00

応募資格

日本国内にお住まいの方で、かつ賞品のお届け先が日本国内の方に限らせていただきます。
ご応募はご本人様限りとさせていただきます。
※当キャンペーン関係者は応募できません。
※応募はお一人様一回限りです。

当選発表

当選の発表は、賞品の発送をもって かえさせていただきます。
賞品の発送は、2018年8月上旬ごろを予定しております。
ただし、諸事情により賞品の発送が多少遅れる場合がございます。

※ 賞品の送付先は日本国内に限らせていただきます。
※ 賞品の発送に関しては宅配業者などを利用させていただきます。
※ 賞品の発送日時のご指定はできません。

注意事項

次の場合は当選権利が無効となりますので、ご注意ください。
 ・当選者様の連絡先が不明、不在等の理由により、ご連絡がとれない場合
 ・キャンペーンの当選権利を他人に譲渡・転売した場合または換金した場合
 ・その他、応募に関して不正な行為があった場合
※応募受付の確認、抽選結果に関するお問い合わせは受けかねますのでご了承ください。

応募フォーム

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター