フランスの伝統工芸「カルトナージュ」をご存知ですか?厚紙で作った箱に、布や紙を貼り付けて仕上げる手芸のことです。厚紙は、牛乳パックでOK!一工夫するとステキな小物に生まれ変わりますよ。子どもに資源の大切さやエコロジーを教えながら、親子で工作を楽しみましょう。
丈夫な紙でできている牛乳パックは工作にピッタリ
使う前には内側を洗剤を使って良く洗い、十分に乾燥させることがポイントです。牛乳に含まれるたんぱく質は腐りやすく、牛乳の成分を除去した状態で使用しないと、せっかくの工作が台無しになってしまいます。よく洗ったあとに、お子さまも喜ぶ工作を楽しみましょう。
小物の整理に便利なペン入れの作り方
【材料】
・牛乳パック 2個(本体と、内側のパーツ用)
・フェルト 2枚(今回は外側:高さ15cm×幅45cm、内側:高さ20cm×幅33cm以上のものを使いました。また外側と内側のフェルトを色違いにしたため、2種類のフェルトを使っています)
・飾りつけ用のフェルト 数枚
・白い画用紙 1枚
材料は、牛乳パック以外、すべて100円ショップで手に入れました。布は柄物を使うと、曲がってしまったときに目立つので、初心者はできるだけ無地の布を選んだ方がベター。
また今回は、厚手のフェルトを使いましたが、内側に貼る際、厚手のフェルトだと扱いづらいため、薄手のフェルトの方がおすすめです。
・手芸用ボンド
・両面テープ(場合に応じて)
・はさみ
・カッター
・カッターマット
・ボールペンか、もしくはマジックペン
・ものさし
・チャコペン(お家にあれば!)
【作り方】
1. 牛乳パックを1つ、後面が少し高くなるように、切り取ります(今回は前面を下から8cm、後面を下から10cmのところで切り取り、少し傾斜させました)。
2. 布を貼ったときに牛乳パックの柄が透けて見えないように、白い画用紙を牛乳パックのサイズに合わせて側面に貼ります。
3. 白い画用紙同様、ボンドで牛乳パック側面に布を貼ります。布は、上下に折りしろ1.5cm、左右に折りしろ1cmずつ取りましょう。このときに布の角を斜めに切っておくと、貼りやすくなります。
4. 2つ目の牛乳パックを使って、内側面のパーツにそれぞれ布を貼り付けて、作りましょう。今回は、内側面用に高さ7.7cm×幅6.8cmを2つ、高さ9cm×幅6.8cm、高さ7.7cm×幅6.8cmの計4つと、内底用に高さ6.8×幅6.8cmを1つ作りました。
内側面の折りしろは、1~2mm程度で。あまり長いと貼り付けるのに、邪魔になります。
5. 4で作ったパーツを牛乳パックの内側に貼り付けます。ボンドで貼りつけるか、両面テープでつけると剥がれにくくおすすめです。
今回は、100円ショップのフェルトの飾りを付けましたが、お好みでリボンやレースをつけると可愛さが増しますよ!
お気に入りの写真が飾れるフレーム
【材料】
・牛乳パック 1個
・フェルト 1枚
・紐部分のフェルト 10cmくらい
・お好みで飾り用のリボンやレースなど
【道具】
・手芸用ボンド
・両面テープ(場合に応じて)
・はさみ
・カッター
・カッターマット
・ボールペンか、もしくはマジックペン
・ものさし
・チャコペン(お家にあれば!)
【作り方】
1. 牛乳パックを開いて、縦10cm×横28cmに切り取ります。
2. 切り取った牛乳パックを折り、片側に適当な大きさの写真窓を切り抜きます。
3. フェルトを切り取った牛乳パックより、1~1.5cmほど大きく切り取ります。
4. フェルトに切り取った牛乳パックをボンドで貼り付けます。
5. 貼り付けたら、フェルトの写真窓のところにバツで切り込みを入れ、ボンドまたは両面テープで貼り付けます。
6. 紐用のフェルトを適当な長さの輪っかにして、本体に取り付けます。
7. 内側の縁に何ヵ所か両面テープを貼り、二つ折りにしたら出来上がりです。
今回は、リボンなどの装飾はしませんでしたが、お好みでフレームをデコレーションするとよりかわいいですね。
くり抜くだけで簡単に作れるポプリケース(巣箱)
【材料】
・牛乳パック 2個
・フェルトなどの布
【道具】
・カッター
・カッターマット
・ボールペンか、もしくはマジックペン
・はさみ
・テープ
・ボンドもしくは両面テープ
・コンパス(なくてもOK。適当な大きさのふたなどを使って丸型を取ることもできます)
【作り方】
1. まず一つ目の牛乳パックで屋根を作ります。
2. 二つ目の牛乳パックを家の形に切る。一カ所だけ、直径5cmの穴を開ける。
3. 屋根と家、それぞれフェルトなどの布を貼り付ける。
4. 中にポプリを入れれば、完成です。
牛乳パックはアイデア次第で使い方いろいろ
ちなみに上の写真は、3歳の息子が作った牛乳パックのお菓子入れです。布でなくとも画用紙を貼るだけで、立派な作品になります。ぜひ皆さんもお子さんと一緒に、ステキなアイデアで牛乳パックを再利用してみてくださいね。