友達とのかかわり方や公共の場でのルール、食事のマナー。子どもへのしつけには終わりがありません。ただ言って聞かせるだけではなかなか伝わらないものですが、そんなときは絵本を利用してみてはいかがでしょうか。しつけやマナーに役立つ絵本を5冊ご紹介します。
ダジャレで楽しく交通ルールを学べる
著者 :広瀬克也(作)
出版社 :絵本館
絵本のなかでは、妖怪たちがダジャレを絡めつつ交通ルールを教えてくれます。子どもは興味のあることはしっかりと覚えるもの。楽しいダジャレとともに、交通ルールもしっかりとインプットされるはずです。
しかけを楽しみながらあいさつの習慣を身につけられる
著者 :きむらゆういち(作)
出版社 :偕成社
楽しいしかけ付きで、楽しみながら日々のあいさつを学ぶことができます。くりかえしの短いセリフで構成されており、言葉がまだおぼつかない小さなお子さまでも楽しめそうです。繰り返し読むうちに、パパママと一緒に口ずさんでくれるはず。
きっと外出先でも、「こんにちは」と元気にあいさつができるようになるでしょう。
片付けのやり方を教えてくれる絵本
著者 :わたなべあや(絵)
出版社 :ひかりのくに
「かたづけやさーい」は、お片付けの大切さを伝えるだけではなく、かわいい野菜たちがお片付けのお手本を教えてくれる絵本。「ピーマンちゃんも、おかたづけする!」と楽しそうに取り組む様子は、つい「自分もやりたい」という気持ちにさせてくれます。
ただ「お片付けしなさい」と言われても、やり方がわからずなかなか取り組めないお子さまも珍しくありません。この絵本でお片付けの意味や、やり方を知ることで、積極的に取り組むきっかけになるかもしれません。
ともだちってなんだろう?という疑問に答える絵本
著者 :内田 麟太郎(作)、降矢 なな(絵)
出版社 :偕成社
特に幼稚園入園など、集団生活を経験すると友達付き合いの幅はぐっと広がります。その過程で「友達って何だろう?」「友達と上手に付き合うにはどうしたらいいの?」と、疑問や悩みにぶつかることも。そんなときに読んであげたいのがこの絵本です。
さみしがりやのきつねとオオカミの友情から、「本当の友達とは何か」が見えてきます。読み終えたときには、親子でほっこりと温かい気持ちになれるはずです。
歯みがきの大切さを伝えたいときに
著者 :新井 洋行(作)
出版社 :講談社
「だーれの は?」では、さまざまな動物の口の中が見開きいっぱいに描かれています。動物ごとでさまざまに異なる歯の構造。それが食べ物の違いによるものだということが紹介されています。読み進めるうちに、「歯にはどういう役割があるのか」「なぜ歯みがきが大切なのか」がわかる構成です。
巻末には鏡シールがついており、自分の歯を確認できるようになっています。自分の歯に対する意識が高まり、自然と歯みがきを嫌がらなくなるでしょう。
お子さまのしつけには絵本を上手に使って
お子さまのしつけに困ったときは、しつけたい内容に合った絵本をお子さまに読み聞かせてみてください。パパママに言われると思わず「イヤ!」と返したくなることも、絵本を介することでスッと心に響くことがあります。