9月になると、朝夕の涼しい風や高くなった空に秋を感じることが多くなります。また、秋にはさまざまな行事があり、お子さまとお出かけする機会が多いのではないでしょうか?そんなときにお子さまに伝えて欲しい、昔から日本人が使っている秋を感じる言葉を紹介します。
9月に吹くとても強い風「野分」
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「野分(のわき・のわけ)」とは、秋から冬にかけて吹く、野原の草を吹き分けていくような強い風(暴風)のことを言います。また、台風の古い呼び名として使われていました。
源氏物語や俳句、渡辺淳一の小説の名前にも使われるなど、江戸時代から使われたと言われています。
源氏物語や俳句、渡辺淳一の小説の名前にも使われるなど、江戸時代から使われたと言われています。
台風が近づいてきたときに「台風は以前は野分と呼ばれていたのよ。」と会話のきっかけにしてもいいですね。
だんだん寒くなります「秋の長雨」
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夏になる前に梅雨があるように、秋頃に秋雨前線と言われる停滞前線が日本にやってきます。一般的に梅雨前線のように強い雨ではなく、弱い雨が長く降るのが特徴です。
雨が降った後には急に気温が下がることがあり、秋の訪れを一歩、また一歩と感じる雨です。
曇ったり、雨がしとしと降ったり、雨が止んでもまだ曇ったりとそんな日が続いたら、「秋の長雨(あきのながさめ)よ」と、お子さまに伝えてあげたらいかがでしょうか?
雨が降った後には急に気温が下がることがあり、秋の訪れを一歩、また一歩と感じる雨です。
曇ったり、雨がしとしと降ったり、雨が止んでもまだ曇ったりとそんな日が続いたら、「秋の長雨(あきのながさめ)よ」と、お子さまに伝えてあげたらいかがでしょうか?
「暑さ寒さも彼岸まで」とは慣用句だけではないのです
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「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉には、春のお彼岸(3月20日前後)の頃には「これからどんどん暖かくなるよ。もうすぐ春だね。」、秋のお彼岸(9月22日前後)の頃には「暑くてもこれからどんどん涼しい日が多くなるよ。」という意味があります。
「どんなに辛いことだって時期がくれば変わる」という意味の慣用句としても使われている言葉ですが、生活に密着した季節の言葉としても話していきたい言葉です。
「どんなに辛いことだって時期がくれば変わる」という意味の慣用句としても使われている言葉ですが、生活に密着した季節の言葉としても話していきたい言葉です。
秋彼岸のお墓参りのときに、お子さまが暑がったら「暑さ寒さも彼岸までよ。」と話してあげましょう。
秋になると空を見上げることが増えませんか?
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秋の空には白くてきれいな雲がよく見られます。高い空に細い雲が、群れを作って泳ぐ子魚のように見えたらそれは「いわし雲」です。
いわしよりも、丸くて小さい雲が並んでいたら「うろこ雲」。
うろこ雲よりも大きく見えて、もっと低いところに浮かんでいるように見えたら「ひつじ雲」です。
いわし雲とうろこ雲は同じ雲の仲間で大きさだけが違うので、お子さまと「いわし雲かなぁ?うろこ雲かなぁ?」なんて会話を楽しめます。ひつじ雲は、いわし雲やうろこ雲とは種類の違う雲で、奥行きがあるように見えて底の部分が灰色に見えたりするのでわかりやすいですよ。
どれも、これからお天気が崩れそうなときにできる雲なので、「明日は雲が多そうね。」などのお天気予報をして、お子さまを驚かせましょう。
いわしよりも、丸くて小さい雲が並んでいたら「うろこ雲」。
うろこ雲よりも大きく見えて、もっと低いところに浮かんでいるように見えたら「ひつじ雲」です。
いわし雲とうろこ雲は同じ雲の仲間で大きさだけが違うので、お子さまと「いわし雲かなぁ?うろこ雲かなぁ?」なんて会話を楽しめます。ひつじ雲は、いわし雲やうろこ雲とは種類の違う雲で、奥行きがあるように見えて底の部分が灰色に見えたりするのでわかりやすいですよ。
どれも、これからお天気が崩れそうなときにできる雲なので、「明日は雲が多そうね。」などのお天気予報をして、お子さまを驚かせましょう。
お外に出かけて季節を楽しみましょう
秋は食べ物がおいしいし、外にでても過ごしやすく、また空が高く感じる時期です。そんな秋を感じる言葉をお子さまとの会話に加えることによって、季節の移り変わりを大事に感じてきた日本語の文化をお子さまに伝えて行けたらいいですね。