幼少期の英語教育が一般的になりつつある今、英語教室の数や種類も豊富になってきています。「種類が多すぎてどの教室を選べばいいか分からない」とお悩みの方に、英語教室を選ぶときにチェックしておくべき10のポイントをご紹介します。
1. 教室の場所
また、親同伴の授業でない場合、子どもが英語教室に行っている間、親はどう過ごすのかということも考えておきましょう。近くのカフェなどで子どもを待つのか、もしくは一度自宅へ帰るのか、それによって親が待ち時間にできることも変わってきます。
大型のショッピングセンターに入っている英語教室であれば、子どもがレッスンをしている間に買い物などを済ませられるので人気があります。
なお、小学生以降も同じ英語教室へ通わせる予定がある場合は、1人でも通える手段があるかどうかを確認しておくと良いですね。
2. レッスンの開始時間
長く通う予定がある場合、小学生になって学校の下校時刻が遅くなっても、通い続けられるかどうかもチェックしておきましょう。
3. レッスンの月謝
年払いやレッスン受講に使えるポイントを事前に購入するシステムの場合、受講期間が長くなりがちなので注意が必要です。
1レッスンあたりの単価だけに気をとらわれず、本当に受講し続けられるのか、万が一途中でやめたくなったときの返金方法はどうなっているのか。きちんと確認するようにして、無理のない範囲で契約をするようにしてください。
4. 月謝以外にかかるお金
特に入会金は、友人紹介制度やキャンペーンなどで安くなることもあるので、事前によくインターネットなどでリサーチしておきましょう。
教材費などの雑費は、ホームページ上に掲載されないことも多いものです。テキストやCDなどの購入費が思っていた以上にかかることもあるので、入会前に確認しておくことが大切です。
5. 講師は誰か
ネイティブスピーカーが在籍している英語教室が人気のようですが、「日本人講師だから良い英語教室ではない」ということではありません。教え方の上手な日本人講師はたくさんいますし、国際経験が豊かで、ネイティブ並みの英語力がある日本人講師も増えています。
講師の質を確かめるには、その教室がどのような基準で講師を採用しているのか、採用率はどの程度なのかを尋ねてみると良いでしょう。
また、講師が固定制か変更があるのかも確認しておきましょう。固定制の場合は、子どもの性格などを把握してくれて成長を見守ってもらえる良さがあり、講師が変更する場合は、さまざまな言い回しやアクセントに慣れることができるというメリットがあります。
教室に通わせる目的や子どもの性格に合わせて、相性の良い先生を選べると良いですね。
6. グループレッスンかプライベートレッスンか
一方でプライベートレッスンは、子どもの発達に応じてカリキュラムを組むことができるので、英語が上達しやすいといわれています。また、用事や体調に合わせて、ある程度スケジュールも柔軟に対応してもらえるところが多いようです。ただし、1時間あたりの値段がグループレッスンよりも高くなりがちです。
それぞれの良さがあるので、目的や予算に合わせて選択をしましょう。
7. 休んだ場合に振替が可能かどうか
場合によっては、長期的にレッスンを休まなくてはならない場合があるかもしれません。休会制度があるかどうか、あるとしたらお金はかかるのか、いつまで休会ができるのかといったこともチェックしておくことをおすすめします。
8. どのようなカリキュラムか
英語に親しんでほしいのか、発音がきれいになってほしいのか、もしくは英検などを受験させたいのか。それによって選ぶべきカリキュラムは異なります。教室のカリキュラムが、英語教室へ通わせる目的に沿っているかを確かめておきましょう。
月や年単位で、どの程度の英語力まで到達させるのかというゴールをきちんと決めているか、事前に確認しておくことも大切です。親へのフィードバックの形式(手紙・面談・テストの成績など)もあわせてチェックしておきましょう。
「聞く、話す、読む、書く」を総合的に鍛えるのか、どれかを集中的に鍛えたいのか、目的を明確にして、子どもが楽しんで通えるところを選びたいですね。
9. 教室でのイベントや、試験があるかどうか
あわせて、そのようなイベントの機会に別途お金がかかるのかどうかも確認しておきましょう。特にサマースクール(夏期講習)への参加などで、お金が追加で必要になることもあります。
英検などの受験に積極的かどうかも尋ねておくと良いでしょう。試験がある英語教室では、普段の勉強に加えて試験勉強もしなければならないので、家庭での学習時間が多めに必要です。
10. 子どもとの相性
送迎に問題はないか、教室の雰囲気はどうか、通っている他の生徒の様子はどうかなど、教室に行ってみることでわかることはたくさんあります。
子どもと教室との相性は、やはり実際に足を運んでみるのが一番です。
その場で入会を迫られることが心配な場合は、事前に「授業料なども含め、他の英会話教室も回って検討している最中です」と伝えておくと良いですよ。
じっくり検討して後悔しない教室選びを!
読み・書き中心の教室のため、英会話を実践する機会は少ないのですが、マイペースな長女には、コツコツとテキストに向かうスタイルが合っているようです。
入会したあとに合わないと気づいても、教室を変えるのは手間もお金もかかります。気になる点は事前にしっかり確認して、目的や子どもの性格に合った教室を見つけるようにしたいものですね。