お子さまの歯がグラグラ。いよいよ生え変わりの時期です。生え変わりは成長のあかしですが、疑問や不安もたくさん!抜歯の方法や抜歯後の対応、抜いた乳歯の処理など生え変わり時期の正しい知識を身につけておくと安心です。
抜歯その1~トラブルがなく自宅で抜く場合~
お子さまが痛がることがなく、虫歯などのトラブルもなく、永久歯が出てきていなければ、グラグラした歯は自然に抜けるのを待ちましょう。今にも抜けそうなくらいグラグラしてきたら、パパやママが抜いてあげてもいいでしょう。その場合は清潔なガーゼで歯を包んでつまみ(衛生的で滑らずにひっぱれる)、垂直に引っ張って抜きます。出血が多い場合はガーゼでおさえます。出血が止まったら、うがいをして終了です。
抜歯その2~歯医者さんへ行ったほうがよい場合~
1.乳歯が抜ける前に、永久歯が生えてきた!
乳歯がグラグラしていれば、しばらく様子を見ても大丈夫。仕上げ磨きのときなどにチェックし、痛がるようであれば歯医者で抜歯してもらいましょう。
しかし乳歯が全くゆれていないのに永久歯が生えてきた場合は、歯並びに影響することもあるため受診したほうがよいでしょう。
2.乳歯が虫歯?
乳歯が虫歯になると、永久歯も虫歯になる可能性が高くなります。また、神経まで虫歯が進行してしまうと永久歯の生えてくるスペースが確保できなくなり、歯並びが悪くなってしまいます。早めに受診しましょう。乳歯の虫歯は白くにごる程度でわかりづらいため、毎日のチェックが大切です。
3.乳歯が抜けたのに、永久歯が生えてこない。
乳歯が抜けてから永久歯が生えるまでは長いと6カ月ほどかかることもあります。半年以上生えてこない場合は「過剰歯」などの原因も考えられるため、受診しましょう。
過剰歯がお子さんに見つかった時は抜歯したほうがいい
抜けた歯はどうする?昔と今の違いは?
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子どものころ、乳歯が抜けると「上の歯は縁の下に、下の歯は屋根の上に向かって投げると丈夫な歯が生えてくる」と言われた方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし現在は住居環境も変わり、はじめて抜けた歯から最後に抜けた歯まで「乳歯ケース」などに大切に保管される方が多いようです。20本の乳歯はお子さまの成長のあかしですものね! ネット検索すると「乳歯ケース」や「乳歯入れ」など、いろいろな種類がありますので、ぜひ見てみてください。
歯医者さんは怖くない!小さなころから習慣を。
なにも問題がなければ3~4カ月に1回でもいいのです。歯の治療のためだけに歯医者さんに行くと、どうしても「痛いことをするところ」とインプットされてしまいます。定期的に通うことで「お口の中を点検して、きれいにしてくれるところ」と思ってもらえればいざというときでもスムーズに治療を行うことができます。