パパだけで子どもとお出かけするのはまだ少し自信がない、と思っている子持ち初心者の方もいるのではないでしょうか。でも子どもが小さい今だからこそ、たくさんの共有できる思い出をつくっておきたいところです。あまり子ども連れの外出に慣れていないパパにむけて、ママ抜きでお出かけするときのコツや楽しみ方をまとめてみました。
今だけしか味わえない子どもとの時間
はじめに白状しますが筆者はそうそう自慢できるほど立派な育児パパとは言えません。
乳児~幼児期の子育ては一応卒業した私ですが、今思うともう少し育児を出来たんじゃないの?と思ったりします。
そんな私でも、子どもが赤ちゃんだったり小さかったときに、私と子どもだけでお出かけした多くの思い出は懐かしくてよく覚えています。
小さな路地に入ってわざと迷ったフリをしたり、お寺や神社で音を出して砂利を歩いたり、ちょっとした空き地でバッタを捕まえて見せたり、、、
子どもの成長は早く、小さいときのふれあいは今しかできない貴重な時間ですので、ぜひ「子どもと自分だけの時間」が多くなるようママ抜きのお出かけをしてみてください。
短い時間でもパパと子どものお出かけを
まずは日常のちょっとした時間も、チャンスととらえてみてください。
夜に子どもがぐずった時、ママが手こずっている間にサッと外出着をはおって「ちょっと一緒に散歩してくる」と抱き上げて出かけるのも楽しいものです。
我が家の場合、30分でも、20分でも子どもと外に出ると、ママが目でありがとうとメッセージを送ってくれたりして、嬉しかったものです。
もしその外出で子どもが寝てくれたりしたものなら、自分もママも束の間の睡眠がとれ、とてもラッキーな気分になります。
コツはいちいち「俺が外に連れて行こうか?」などと質問しないこと。お互いの合意はこの場面では必要とされません。気を遣う間に変な空気になりチャンスを逸するケースもあります。
ただし、パパはたまに子どもの体調不良に鈍感で気づかない場合もあるので、ママが「待て」と言ったらそこは素直に引きさがりましょう。
こうしたことで、まずは子ども連れ外出になれると自信がついてきます。
休日は長めのお出かけ
情報収集とトレーニング
パパオンリー長めの子連れ外出
新しい発見を目指して、パパならではのオリジナリティーを発揮して子どもとお出かけしてみましょう。
持ち物の準備
ミルク
最初から粉は一回分ごと哺乳瓶にセットしておきましょう。予備の哺乳瓶があればセットを増やしておきます。
お湯は熱湯を容器に入れるのではなく、適温よりやや高めくらいに湯冷ましして入れておきましょう。
ベビーカーとだっこひも
おむつとおしりふき
普段のおむつ替え頻度を勘案した必要数の倍のご用意を。
つまり仮に1時間に1回の日常頻度で4時間の外出を想定した場合、4x2倍で8枚準備してください。
またおしりふき、汚物入れの袋(これもかなり多め)も忘れずに。
おむつ替えができるところを知っておくことも重要です。
スーパーなど商業施設、設備の良い公共施設、駅などの「誰でもトイレ」などは、おむつ交換台が用意され、衛生的に世話ができます。
着替え
おやつ、おもちゃ
スマホ
でも原則使わない。特に歩きスマホは言うまでもなくダメです。
余裕があればスマホで思い出を写真に残してください。
行く先 どこに連れて行こう?
あとで、こんなところに連れて行ったら喜んでたよ、と自慢できると楽しいですね。
行き先例
・体力自慢の人は少し足を伸ばして歩いて行ける遠い近所
・(ずるいけど)実家もアリです。
ダメな例
・パチンコ屋(うるさくて環境の悪いところ)
・普段行かない山や崖とか危険なところ(過信しない)
決して無理はしないでください。オリジナリティーも大事ですが、無難なところでも十分楽しい思い出になります。
なお、常に急な「おむつ替え」「ミルク対応」が訪れた時、どこでやるか?を意識した行動が失敗を未然に防ぐことも念頭に行動してください。
思ってませんか?こんなこと
・自分の方が実は上手では?
・仕事の段取り上手は育児に活かせる
・育児の大変さは十分わかっているつもり
本当にそうかもしれないし、ぜんぜん勘違いかもしれません。
だから体験して証明してみてはいかがでしょうか。
ママ抜きお出かけはそうした自分のスキルチェックにももってこいの機会です。
ママのため?
確かにママは大変だし、パパの育児比率が上がるとママは嬉しいはずです。
でも、やっぱり自分に返ってくることが大きいと感じています。
まずは子どもの笑顔。これは言うまでもなく最高のごほうびです。
それに加え、ママの知らない「自分と子どもとの思い出の共有」は数年後に必ず効いてくる未来の自分へのプレゼントです。
ちなみに共有している時間の質と量は、その後の親子関係に確実に影響します。
うまくいかなくてもイライラしない
ここまで書いておいてなんですが、色々と準備したりトレーニングしていても、かなりうまくいきません(笑)。
育児はそもそも失敗の連続で、うまくいかなくて当たり前だと思っている方が、後の落胆が少なくてすみます。
そんなとき、イライラよりも笑顔が大事だと、覚えておいてください。
これはパパの中でも、仕事で経験されていてご存じのかたが多いのではないでしょうか?
また、いざという時、周りの人を頼ってもいい、ということも知っておいてください。
外出先にいるパパママや、子育て卒業世代と思われる人に声をかけてみましょう。
「育児の困った」は、お互いさまのことだから、きっと助けてくれますよ。
ぜひ、パパだけ子連れ外出を楽しんでみてください。