妊娠中や授乳期、気になるのはカフェインの摂りすぎ。そんなママには、デカフェ飲料はいかがでしょうか。デカフェとはカフェインを含む飲み物からカフェインを除いた飲み物のこと。よく聞くカフェインレスとの違いはあるのでしょうか。どんな飲み物なのか、詳しくご紹介します。
デカフェとは
デカフェとは、コーヒーやお茶など本来カフェインを含む飲み物から、カフェインを取り除いた飲み物のことを指します。カフェインの含まれた飲み物を飲むと夜眠れなくなってしまう方や、妊娠中や授乳期の方が安心して楽しめる飲み物として人気です。
ちなみに、ヨーロッパではコーヒー豆中に含まれるカフェイン量が0.2%以下(インスタントは0.3%以下でもOK)のもの以外はデカフェではないという基準が設けられていますが、日本ではまだ明確な基準が定められていないのが現状です。
デカフェの製法
・超臨界二酸化炭素抽出法…二酸化炭素を用いてカフェインを抽出
・有機溶媒抽出法…有機溶媒にコーヒー豆を浸す
・スイスウォーター製法…水と有機溶媒を用いてカフェイン除去をしながら、必要な成分の損失を防ぐ
抽出方法によってそれぞれ風味や香りが異なります。
有機溶媒抽出法は世界最初の脱カフェイン法でしたが、コーヒー豆に薬剤が残留してしまう可能性が高いものでした。最近では使用する薬剤が改良されるようになり、以前と比較して危険性が少なくなっています。
比較的新しい超臨界二酸化炭素抽出法は、より風味を損なわず、安全性も高いとされています。そのため、超臨界二酸化炭素抽出法で作られたデカフェ飲料が増えてきました。
より安全を求めるならば、デカフェを製造する際の方法も注目してみるといいかもしれません。
カフェインレス、ノンカフェインとの違い
・デカフェ
前述したようにカフェイン成分が含まれる飲み物からカフェインを除去したもののこと。そのため、少量のカフェイン成分が残っています。
・カフェインレス
カフェインレスとはもともと飲み物に含まれているカフェインの量そのものが少ない場合を指します。
・ノンカフェイン
文字通り、カフェインがまったく含まれていません。カフェインフリーと表示されることもあります。
言葉は似ていますが、カフェインが含まれているかどうかで分かれ、そのなかでも、もともと少量のものと人工的に取り除いたものというように区別しているというわけです。
デカフェコーヒーはどこで飲める?
デカフェコーヒーは市販商品としても開発が進んでおり、スーパーなどで一般的に売られているインスタントの粉タイプやドリップコーヒーにもデカフェタイプが発売されています。自宅で手軽に楽しめるため、カフェインが気になるママは試してみてください。
デカフェ飲料でリラックス
家事や育児に疲れたら、デカフェコーヒーでリラックスタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?