夏休み中、6歳3歳兄妹にグリーンのお世話を任せています。毎日の日課を作り、自分たちで管理すること、“生きているもの”を育てることは、子どもたちにとっても良い経験です。日々の様子に加え、忙しくても初心者でも扱いやすい、おすすめのアイテムをご紹介します!
自分の責任で、命を育てる経験を!
最近、グリーンのお世話を楽しむようになったわが家の子どもたち。普段からちょっとした花を飾ることが多く、気が向くと水換えなどは一緒にやっていたのですが、本格的に「子どもたちの“係”」としてお願いしたのは、今回がはじめてです。
きっかけの一つは、幼稚園や幼児教室で、たくさんの子どもたちを指導されてきたベテランの先生からお話を伺ったことでした。
「これは自分の仕事」という役割をしっかりこなしながら、命を育てるという経験は、優しさと責任感を育むことにつながるという言葉が、とても印象に残りました。
子どもでも扱いやすく、育てやすいグリーンって?
そこで昨年は、小さなベランダでも育てられる紫蘇を育てはじめたわが家でしたが、マンションの外壁工事による日照不足でだめにしてしまうという悲しい結末に……。
水やりなどのお世話をする朝夕は、1日で一番バタバタする時間帯。そんな中でも子どもたち主導でお世話ができ、扱いやすく育ちやすいものはないか、いろいろと探していたところ、「豆苗」、「底面給水鉢」、「エアープランツ」の3つにたどり着き、わが家のグリーン仲間としてお迎えしました。
どんどん成長!食べられるのがうれしい「豆苗」
でも、野菜は虫がつきやすいものも多く、お世話が大変と聞いていたため、虫が苦手な私自身が選ぶ勇気を持てずにいました。
そんなとき、お友だちのおうちで見かけたのが豆苗。食べる部分をカットした残りの根を水につけ、1日1、2回水を換えるだけで、ぐんぐん目に見えて成長します。
食卓に置き、料理に使うときは子どもたちにキッチンバサミでカットしてもらうのですが、そんな作業自体も楽しそう。自分で育てたものが料理に入っているとうれしいのか、ちょっと味にクセがある割によく食べてくれます。
水やりを「鉢まかせ」にできる!底面給水鉢
こちらの底面給水鉢は、水を入れておくだけで、あとは鉢が適量の水分を勝手に判断して吸い上げてくれるという優れもの!わが家は、育てやすいグリーンとセットになっている無印良品のものを購入しました。
グリーンが植えられている鉢を持ち上げると、底に給水ひもがついています。
毎朝、新鮮な水に取り替えるだけでOK!
花瓶の水換えと同じ感覚でできるので、小さな子どもにも任せやすく、子どもたちは毎朝、いろいろ話しかけながら水換えを楽しんでいます。
インテリアにも人気の「エアプランツ」
エアプランツには霧吹きで水をかけるので、「霧吹き係」とその間「エアプランツを持つ係」を日替わりで順番にしている様子です。
やはり、おうちの中にグリーンがあると心が和み、また子どもたちが自分から役割をこなそうとする姿を見るのも、親としてはうれしいもの。そして、水やりが毎日の習慣となったことで、その流れで朝ごはんの簡単な準備を手伝ってくれるようになるなど、思わぬ相乗効果もありました!
作業自体は簡単でも、子どもたち自身にすべて任せることが楽しく、「おてつだい」を続けるコツなのだなと感じています。
夏休みなど、お子さまが家にいる時間も長い時期に、小さなお子さまと一緒でも気軽にはじめられるグリーンのある暮らし、ぜひおすすめしたいです!