子どもたちにもたくさんの絵本を読み聞かせてあげたいですよね。たまには趣向を変えて英語の絵本を選んでみてはいかがでしょう?今回は3~6歳にオススメの英語絵本ご紹介します。英語が分かる子も、これから英語に接する子にも楽しんでもらえる5冊です。
親子でクマ狩り『We're Going on……』
著者 :文 Michael Rosen, ,絵 Helen Oxenbury
出版社 :Little Simon
いいお天気に誘われて森へ出かけた4人の子どもとパパの目的は勇ましい「クマ狩り」。ずんずん進んでゆく親子の様子が、美しいイラストで楽しく描かれています。
この絵本のなかで特徴的なのは、草をかき分ける音を表す「Swishy swashy」、川を渡る音を表す「Splash splosh」などの韻を踏んだ擬態語。子どもたちの耳にもなじみやすいのがオススメのポイントです。
子どもたちと一緒に実際に体を動かしながら読み聞かせると、さらに楽しさが倍増しますよ。
冒険絵本『Where the Wild……』
著者 :Maurice Sendak
出版社 :HarperCollins
家でオオカミの着ぐるみを着て、いたずら三昧な主人公のマックス。
ママに叱られて部屋に閉じ込められたマックスは夕食は抜きに……。
しかし、そんなときでもマックスは目を閉じて想像の翼を広げていきます。
木の生い茂ったジャングルにやってきたマックスはボートで海を渡り、やがて怪獣たちの住む場所へ!
起承転結が明確でひきこまれるストーリー展開と、淡く優しい色彩のイラストが描き出すのは臨場感あふれる冒険の世界。
子どもたちが目を輝かせて聞き入るような、ファンタジー要素がたくさん詰まった楽しい冒険物語です。
和訳された邦題の『かいじゅうたちのいるところ』も人気ですが、やはり原文のリズム感を楽しんでいただきたい作品ですね。
カエルの『Froggy gets Dressed』
著者 :Jonathan London
出版社 :Puffin Books
主人公のカエルのフロッギーが雪で遊ぼうと服を着て外に出かけますが、ママに「何かわすれてない?」と聞かれて家の中に戻ります。
もう一度着直してようやく外にでようとしたのとき、「何かわすれてない?」とまたママから声がかかって……。
主人公のカエルのフロッギーが、服を脱いだり着たりするお話です。
シンプルなストーリーですが、キャラクターの魅力と楽しいエピソードで最後まで飽きることなく読み進めることができます。
1ページ1ページが小さなお子さまでもわかりやすく描かれているのがオススメのポイント。
英語に親しむきっかけにするには最適な絵本です。
数の概念を学べる『The Doorbell……』
著者 :Pat Hutchins
出版社 :Greenwillow Books
ママが作ったクッキーを食べようとするサムとビクトリア。
でも、食べようとするたびにドアベルが鳴り、人が増えていき分け前が減ってしまう……というユーモラスな物語です。
ドアのベルが鳴るたびに、少し残念そうな悲し気な表情をする主人公たちの姿が、微笑ましく描かれています。
「何人いるから、ひとり何個ずつ食べられる」など、さりげなく数の概念も学べる楽しい絵本です。
トラが来客『The Tiger Who ……』
著者 :Judith Kerr
出版社 :HarperCollins Children's Books
邦題は「おちゃのじかんにきたとら」。
ソフィーとママの家に訪ねてきたのは、なんと動物の「トラ」!という奇想天外な設定の物語です。
少しも動じずにトラをお茶に招いてしまうママも素敵ですが、招かれたトラのキャラクターもかわいらしく、ほのぼのとした雰囲気の作品になっています。
非現実的な設定にも関わらず、思わず「家にもトラさん、来てくれないかな?」と期待してしまうそんな楽しい一冊です。
お子さまと一緒に「もしトラさんが来たら、なにをごちそうしようか?」などと、話を膨らませてみるのも楽しいですよ!