ハワイの小学校に通っている娘が、校庭でアメリカ人の友だちとよく遊んでいる【遊び方】についてご紹介します。筆者は、娘の小学校のお昼休みに見守りボランティアをしており、日々子どもたちが遊ぶ姿を眺めているので、その様子から、流行っている遊びから男女それぞれの遊びまで、よく楽しまれている遊びをお伝えします。
実は日本とよく似ている……!?
それでは、こちらの子どもたちが日々よく遊んでいる、【遊び】の一部をご紹介していきましょう。
一番ポピュラーな遊びは!?
一体、どんな遊び方をするものだと思いますか?
答えは、日本人もほぼ全員がしたことがあるのではと思う「鬼ごっこ」です。
アメリカでは、鬼を「イット(It)」と呼びますが、それ以外は、遊び方もルールも同じです。そして、さまざまなバリエーションがあるのも日本と同じ。
日本の「氷鬼」「色鬼」と同じように、条件やルールを変えて、遊んでいます。大人数でできて、しかも走り回るので、子どもたちの体力向上にもよい遊びといえますね。
女の子の遊び
まずは女子ですが、これもほとんど日本と変わりません。よく見かけるのが「手遊び」。
日本では、「アルプス一万尺」や、「お寺の和尚さん」などの手遊びが有名ですよね。私の世代でもやりましたし、娘が日本の幼稚園に通っていたときにも、その幼稚園で習ってきています。
アメリカにも、「アルプス一万尺」の手遊びがあり、遊び方も同じ。名前は"Yankee doodle(ヤンキー・ドゥードゥル)”ですが、動きは全く同じなので、日本でも英語遊びとして取り入れやすいかもしれませんね。この曲は、もともと古くから知られるアメリカ民謡。日本に伝わってからしばらくし、オリジナルの歌詞が作られたようです。
ほかにも、"I went to a chinese restaurant(アイ・ウェントゥ・ア・チャイニーズ・レストラン)”という手遊び歌が知られていて、娘は気に入ってお友だちとよく遊んでいます。
この歌は、地域や流行った時期によって、歌詞や手遊びのやり方に違いがあるようです。そして、英語を早口で歌って、さらに手遊びが難しいので、真似するには少し大変かもしれません。
男の子の遊び
男の子が休み時間によく遊んでいるのは、ボールを使った遊びです。サッカーをしたり、バスケットをしたり……。これも、日本と同じですよね。
そして、家などで遊ぶときに人気なのは、「ポケモンカード」です。ポケモン人気は根強く、日本よりももしかしたら人気かもしれません。あまりに子どもが熱中しすぎて、学校に持っていくのが禁止になるほど。
一方で、昨年流行っていた、「フィジェットスピナー(日本ではハンドスピナー)」。一時は爆発的な人気があり、誰もがひとつ以上は持っていたのではないかと思われるくらいでしたが、もう2017年は、(特に新しい学年がはじまった9月以降)誰も持っている姿を見かけないほどです。
一時期は品薄状態が続き、入手困難だったというのに……。
昔からずっと受け継がれている遊びと、一時的に流行ってはすぐ廃れてしまう遊びがある、のも日本と同じでしょうか。
最後に
ですので、たとえばアメリカに引っ越して来たばかりで、英語が上手く話せなかったとしても、鬼ごっこなどはすぐに一緒にできますね。男の子ならボール遊びなど身体を動かす遊びが多いので、すぐにお友だちもできることでしょう。
一方女の子のおままごとなどは永遠不滅の遊びですが、どうしてもコミュニケーションに言葉が必要な遊びです。言葉の壁という点においては、高度な遊びになってしまいますね。
筆者が住んでいるハワイは、年中暖かく、雨が降り続くこともあまりありません。年間を通じて外遊びができる恵まれた場所。子どもには、できるだけ外で自然と触れ合いながら身体を動かして遊んで、たくましい子どもに育っていってほしいものです。
プレイグラウンドと呼ばれる校庭にある遊具は、日本とは違うものも多くあるかもしれませんね。