2019年03月16日 公開
「Cool」だけじゃない!英語で伝える「カッコイイ」の使い分け7つ
英語はシーンによって、同じ意味でも使うべき表現が異なることがあります。たとえば「カッコイイ」の英語表現は、「Cool」だけではありません。「英会話をもっと上達させたい」という方は、表現を上手に使い分けてみましょう。「カッコイイ」の英語表現を7つご紹介します。
英語はシーンによって、同じ意味でも使うべき表現が異なることがあります。たとえば「カッコイイ」の英語表現は、「Cool」だけではありません。「英会話をもっと上達させたい」という方は、表現を上手に使い分けてみましょう。「カッコイイ」の英語表現を7つご紹介します。
ニュアンスによって使い分けたい「カッコイイ」
英語の世界では、伝えたいニュアンスによって表現が異なります。相手に「カッコイイ!」と伝えるシーンを想像してみましょう。日本語なら多くの場合、「カッコイイ」というひと言で表現可能です。
しかし英語の場合、シチュエーションによって「カッコイイ」を表現する英単語やフレーズはさまざま。ちょっとしたニュアンスの違いが、英語では非常に重要になります。この違いを正しく理解できれば、より適切な言葉で気持ちを伝えられるようになるでしょう。
ネイティブのような日常会話を目指すには、多彩な表現を身につけることが大切。さっそくシーンごとの「カッコイイ」の英語表現を紹介していきます。
さまざまな場面でカジュアルに使える「カッコイイ」
まずは多くの場面で使える「カッコイイ」の表現をご紹介します。比較的ニュアンスなどを気にせず簡単に使えるので、表現に迷ったときにおすすめです。
まずはここから「cool」
「カッコイイ」を英語で表現する際、まず頭に浮かぶのがこの単語ではないでしょうか。「Cool」は素敵・イケてる・素晴らしいというニュアンスを伝えたいときに使います。じつはこの表現、もともとはスラングだったのだそうです。
【例文】
You look cool in that new t-shirt.
(新しいTシャツ、カッコイイね)
気軽に使える「nice」
「nice」も「cool」同様、気軽に使えます。言い方などによってニュアンスを変化させやすい便利な表現です。
【例文】
You look really nice in your jacket.
(そのジャケット、本当に似合ってるね)
見た目を「カッコイイ」とほめたいとき
「カッコイイ!」と伝えるシーンで多いのは、やはり外見をほめる場面ではないでしょうか。しかし同じ外見をほめる「カッコイイ」でも、細かなニュアンスで表現の仕方が異なります。
とにかく見た目がステキ「Good-looking」
「器量よし」「美しい顔立ち」といったニュアンスを表現しています。男性にも女性にも使える表現です。
【例文】
He is so good-looking.
(彼ってホントカッコイイ!)
顔立ちが端正でカッコイイ「handsome」
「端正な顔立ち」「りりしい顔立ち」というニュアンスで使われます。外見をほめる意味合いという点では「good-looking」と同じですが、「handsome」のほうがより男性的なイメージです。もちろん男性だけじゃなく、美しくてカッコイイ女性に対して使うこともできます。
【例文】
I think my boyfriend is handsome.
(私の彼氏はハンサムだと思う)
異性として魅力的という意味がある「cute」
「cute」は女性に使う言葉のイメージが強いですが、本来は女性にも男性にも使える言葉です。異性として「魅力的」だということを伝えたいときに使います。「イケメン」というニュアンスで使われることが多いようです。
【例文】
He is so cute.
(彼ってすっごくイケメン)
センスをほめたいときに使う「カッコイイ」
単に外見をほめるのではなく、センスの良さをほめたいときに使う「カッコイイ」にも、いくつかの表現があります。
おしゃれでカッコイイ「stylish」
服装などを「おしゃれ!」とほめたいときに使う表現です。流行を取り入れたファッションをほめるときなど、ファッショナブル・粋・しゃれてるといったニュアンスを表現できます。
【例文】
What a stylish man!
(なんておしゃれなの!)
ファッションやスタイルを「素敵」「カッコイイ」とほめる場合は、「like」や「love」もよく用いられます。
【例文】
I like your jacket. Where did you get it?
(そのジャケットいいね!どこで買ったの?)
シックでカッコイイ「classy」
単におしゃれというだけではなく、洗練されていて上品な様子を伝えたいときに使います。
【例文】
There is something classy about him.
(彼にはどことなく気品がある)
内面も含め「カッコイイ」と伝えたいときに
内面を含め「カッコイイ」と伝えたいときには、こんな表現を使ってみましょう。
人をひきつける魅力があるときに使う「attractive」
「attractive」は外見だけではなく、内面をほめるときにも使います。魅力的・興味や関心をそそる・好感が持てるといったニュアンスです。
【例文】
His unique voice is attractive.
(彼の独特な声は魅力的だ)
知っていると上級者?「カッコイイ」のスラング表現
映画などを見ていると、会話のなかにたびたびスラング表現が出てきます。自然に使えると、よりこなれた感じが出るでしょう。ただし使い方を間違えると失礼になることもあります。フォーマルなシーンでは使わないよう注意が必要です。
アメリカの若者の間でよく使われる「rad」
若者の間ではやっているスラング「rad」は、カリフォルニアのサーファーが使い始めた言葉だといわれています。「radical」という単語の略語です。この単語を直訳すると「過激な」「急進的な」といった意味があります。
物や発言などを指して使うときは、日本語だと「ヤバい!」のようなニュアンスが近いでしょう。一方その人自身を指すときは、いつも冷静な様子をほめたいときに使うことが多い言葉です。
【例文】
That is a rad jacket you've got!
(すごいイカしたジャケットだね!)
なお、若者がよく使うスラングには、ほかにも「dope」「sick」「awesome」などがあります。いずれも「イケてる」「ヤバい」「最高」というようなくだけた表現です。
【例文】
Look at you. Your jacket is so dope!
(わぁ!そのジャケット最高だね!)
いい人と伝えたいときに使う「chill」
chillにはもともと「冷たい」「落ち着く」などの意味があります。スラングの場合、人に対して使うときは「落ち着いてる人」「いい人」といったニュアンスです。一方ものに対して使うときは、「イケてる」といったニュアンスになります。
【例文】
She is a really chill kind of a girl.
(彼女はとても落ち着いたタイプの女の子だ)
セクシーというニュアンスのある「hot」
女性に対しても男性に対しても、「セクシー」というニュアンスを伝えたいときにはこの表現を使います。ただし本人に直接伝えると、失礼になることもあるためご注意を。
【例文】
He is hot.
(彼ってセクシーだね)
男性に向けて使われることの多い「badass」
直訳すると「悪い尻」となり、本来はあまりいい意味の言葉ではありませんが、若者の間ではほめ言葉として使われています。日本語にすると「ちょーやべえ」といった感じでしょうか。
あまり上品な言い方ではないので、使う際は細心の注意を払う必要があります。なお人に対して使うときは、「堂々としている様子」をほめる時に使うことが多いようです。
【例文】
This car is real badass!
(この車、超やばい!)
多くの表現をマスターして英会話をさらに楽しく
ニュアンスによる表現の違いを知ることで、英語学習はさらに楽しくなります。今後ますます英語を使う機会は増えていくでしょう。会話の基本は、自分の意志や気持ちを相手に伝えること。幅広い英語表現を覚えていけば、より自分の気持ちを的確に伝えられるようになるでしょう。