人気急上昇中の海外大学進学では、課外活動も評価されるとのうわさです。特にエッセイと呼ばれる志望動機書には、課外活動も記載されるとか。今回は英国(イギリス)の大学進学にフォーカスし、筆者在住の欧州で人気の課外活動について、日本での普及度も含めてご紹介します。
エッセイに記載できる課外活動
・スポーツや音楽などのクラブ活動
・職場体験やボランティア
・科学やテクノロジー数学関係のスキルが学べるプログラム・講習やサマーキャンプ
・大学の無料オンライン講座
それではこのなかから、欧州で特に人気を誇る4つの課外活動をご紹介します。
スポーツ
そのかわり、地域などのクラブチームに参加する子どもたちも多くいます。
エッセイには「中高6年間バスケットボールクラブに所属していたこと」だけではなく、クラブ活動を通して何を得たかも書かなければなりません。
音楽
欧州で音楽を課外活動として行う場合は、学校のオーケーストラや合唱団に入ったり、授業後に公立音楽学校に通ったりすることになるでしょう。個人で楽器だけを習うというケースは、日本ほど多くはありません。
また楽器だけではなく、加えて理論や歴史など総合的に音楽を勉強するケースが一般的です。
ボランティア
日本でボランティアというと、お年寄りの施設訪問やゴミ拾いというイメージに偏りがちですが、それ以外にもいろいろな種類があります。たとえばマラソンなどスポーツイベントのスタッフや、小さな子どもたちのアクティビティーの補佐などは学生に人気のボランティアです。
職場体験
医学部以外でも、志望学部と関係のある分野での職場体験は評価に値するもの。欧米は夏休みが長いので、その時期に職場体験をする学生が多い傾向にあります。
イギリスのエッセイと課外活動の実情
それは「エッセイには志望学部と関係のない個人的な経験は書かず、なぜこの学問を志望したのかを中心にしてください」という点。このようにイギリスの場合、エッセイはアカデミックにフォーカスし、アメリカほど課外活動を大々的にアピールする必要はないようです。
子どもの興味を応援しよう!
大切なのは何をやったかではなく何を学んだかで、それを志望学部と関連づけてエッセイに盛り込む必要があるのです。
課外活動はどんなものでも人間性を豊かにし、それが大学進学にいい効果をもたらすことは間違いないでしょう。お子さまの選択肢は狭めず、「やりたい」という気持ちを応援してあげてください。