英国の大学の双璧とされる、オックスフォード大学とケンブリッジ大学。日本の「早慶」のように2校あわせて「オックスブリッジ」と呼ばれています。では2校にはどのような違いがあるのでしょうか?似てるようで似ていない、オックスブリッジの違いを徹底解説します。
オックスブリッジの違い【1】街
どちらも大学都市ですが、オックスフォードは大学のなかに街があり、ケンブリッジは街のなかに大学があると言われています。またオックスフォードのほうが街の規模が若干大きく、雰囲気もやや都会です。
オックスブリッジの違い【2】大学概要
スクールカラーはともに青です。しかし同じ青でもオックスフォード大が「ダークブルー」で、ケンブリッジ大は「ライトブルー」と明確な違いがあります。
またオックスフォードは38、ケンブリッジは31のカレッジで構成されています。
オックスブリッジの違い【3】強い分野
・解剖学 / 生理学、考古学、英語 / 英文学
Lオックスフォード1位、ケンブリッジ2位
・地理学
Lオックスフォード1位、ケンブリッジ3位
・歴史、医学
Lオックスフォード2位、ケンブリッジ3位
・政治学
Lオックスフォード2位、ケンブリッジ6位
・人類学
Lケンブリッジ1位、オックスフォード2位
・法学
Lケンブリッジ2位、オックスフォード3位
・化学
Lケンブリッジ2位、オックスフォード6位
順位に大きな差こそないものの、強い分野の傾向がなんとなく見てとれます。
https://www.topuniversities.com/student-info/choosing-university/oxford-or-cambridge
オックスブリッジの違い【4】輩出した著名人
ケンブリッジ大出身は、チャールズ英皇太子、女優のエマ・トンプソンなど。進化論で知られるダーウィンも同大で学びました。
それぞれの出身著名人を見るとなんとなく両校のカラーが見えてくるのではないでしょうか。ちなみに故スティーヴン・ホーキング博士はオックスブリッジ両校で学んでいます。
オックスブリッジの違い【5】カレッジ制
しかし、ただの寮ではありません。仲間と寝食をともにする生活の場にとどまらず、担当教員による勉学のサポートも行われます。
オックスブリッジでは専攻する学科とともに、所属するカレッジもとても大切です。カレッジによって規模、カラーも違い、特定の学科に強いカレッジもあります。このため進学の際は、両大学の違いだけではなく、カレッジの違いもよく考慮する必要があるでしょう。
共通点も相違点もある、よきライバル
もちろん今回ご紹介した部分以外にも、雰囲気など現地で見たり、肌で感じたりしないと分からない違いもあるでしょう。オックスブリッジに興味があるという場合は、ぜひ実際に現地を訪問することをおすすめします。