2020年には東京での開催が決まっているオリンピックは、現在、多くの人の注目を集めている国際イベントです。そこで今回は、知識を深めるために、お子さまにオススメしたいオリンピックをテーマにした絵本を5冊、選りすぐってご紹介します。
大人気♪『おさるのジョージ めざせ オリンピック』
著者 :マーガレット・レイ&ハンス・アウグスト・レイ (原作)、
山北めぐみ(訳)、
レオーラ・バーンスタイン(翻案)、
ビル・バーベッチ(テレビアニメ脚本)
出版社 :金の星社
テレビアニメでもおなじみの、子どもたちに大人気の絵本「おさるのジョージ」シリーズの体操をテーマにした作品です。
主人公のジョージは、好奇心いっぱいのかわいいこざるくん。
お友だちと一緒に体操教室に通いはじめたものの、週1回の練習ではぜんぜんものたりません。
もっともっと体操の練習がしたいおさるのジョージは、お家にトレーニング場つくってしまいます。
タオルかけのつり輪に牧場のフェンスの平均台と、いろいろ創意工夫をしてつくったオリジナルの体操器具。はたして、その練習の成果は出るのでしょうか?
好奇心と探求心にあふれた「おさるのジョージ」のキャラクターの魅力がキラリと光る、とても楽しいい作品です。
ジョージと一緒に、絵本の中で色々な体操体験をしてみましょう!
『オリンピック (はじまりの物語)』
著者 :なかの ひろたか 小野 清子
出版社 :チャイルド本社
いろいろな物のはじまりを描いた学習絵本、チャイルド絵本館のはじまりの物語シリーズは全12巻。
シリーズ第1作目の「はじまりの物語1 ひこうき」から、第12作目の「はじまりの物語り12 ロボット」のうちの第4作目が、この「オリンピック」です。オリンピックのはじまりについて、わかりやすく描かれています。
オリンピックについて学ぶには最適な一冊ですよ。
1964年の東京オリンピック実現の立役者!
著者 :松岡 節(文),さかい しん(絵)
出版社 :出版文化社
戦後の日本をリードした偉人の姿を描いた絵本シリーズの第1作目がこの、「フレッド和田勇」さんの物語です。
日系2世として生まれた和田さんは、親元を離れ日本での苦境に満ちた幼少期を過ごしましたが、大人になってからロサンゼルスの小売業で成功をおさめます。その後、1964年の東京オリンピック開催に尽力しついには実現にこぎつけた立役者である和田さんは、戦後の日本の経済界とスポーツ界に多大な功績を残しました。
この絵本には、貧困と苦難を乗り越えて、祖国日本でのオリンピック開催に力を尽くしたひとりの日系2世男性の、波乱に満ちた人生の物語が描かれています。
努力は必ず報われるののだと、叶わない夢はないのだと、読み手に勇気と元気を与えてくれる、そんな作品です。
お子さまはもちろんのこと、大人にも読んでいただきたいオススメの一作です。
『キャベたまたんてい タコヤキオリンピック』
著者 :三田村信行(作)、宮本えつよし(絵)
出版社 :金の星社
人気のキャベたまシリーズの第11作目が、この『キャベたまたんてい タコヤキオリンピック』です。
今回は、タコヤキ星に不時着してしまった「キャベたまたんてい」。
助けてくれた「タッキー」がたこやき職人のうでを競うタコヤキオリンピックにでるというので、協力することになりましたが……。果たして、タコヤキオリンピックの金メダルは誰の手に?
キャラクターの魅力があふれた楽しい冒険の物語です。読み聞かせにオススメの一冊です。
楽しいだじゃれ絵本『だじゃれオリンピック』
著者 :文 中川 ひろたか ,絵 高畠 純
出版社 :絵本館
「ないた」で日本絵本大賞を受賞した中川ひろたかさんの作品。
オリンピックの種目や用語を使った、子どもたちの発想力を大いに刺激する、楽しいだじゃれが満載です。
中川ひろたかさんのユーモアあふれる文章と、高畠純さんのユーモラスなイラストが絶妙な笑いの空間を作り出しています。
お子さまとの言葉あそびにいかがでしょうか?
絵本で、オリンピックの歴史や精神を学び、大いに楽しもう!
世間でもオリンピックへの関心が高まっています。この機会にオリンピックをテーマにした絵本を活用して、オリンピックの歴史や精神を学んでみてはいかがでしょうか。
ぜひ、この機会にお子さまの新しい知識を深めてあげてくださいね。