2016年10月23日 公開

「サンクスギビングデー(感謝祭)」を通して異文化を学ぼう!

サンクスギビングデー(感謝祭)をご存知ですか?ハロウィンと比べると、まだ日本ではそれほど知られていないようです。でもアメリカではハロウィンよりもはるかに大切な国民的行事とされています。そんなサンクスギビングデーの特徴をまとめてみました!

サンクスギビングデー(感謝祭)をご存知ですか?ハロウィンと比べると、まだ日本ではそれほど知られていないようです。でもアメリカではハロウィンよりもはるかに大切な国民的行事とされています。そんなサンクスギビングデーの特徴をまとめてみました!

サンクスギビングデーの由来は?

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アメリカ大陸にはネイティブ・アメリカン(インディアン)が暮らしていましたが、そこにイギリスからたくさんの移民がやってきました。
新天地への期待と夢を胸にやってきた彼らでしたが、生活は苦しく、餓死者がたくさん出るほどでした。そこに救いの手を差しのべたのがネイティブ・アメリカンです。

食料と農作物の種、そして農業の知恵を分け与えたことで、移民たちは無事に生き延びることができました。
移民たちはネイティブ・アメリカンへの感謝をこめて、収穫した野菜や山で獲った七面鳥でおもてなしをした……これが、現在まで続く感謝祭の原形です。

サンクスギビングデーの本家アメリカの祝い方

年に一度のこの日、普段離れて生活している親族が一堂に集まり、盛大なパーティーを開いて絆を確かめあう。
これが現代アメリカのサンクスギビングデーです。

サンクスギビングデーは11月第4木曜日と決められています。
木曜から日曜までは、役所や学校、小売店以外の会社はすべてお休みです。
水曜の夜から全米で人の大移動がはじまり、高速道路や飛行場は押すな押すなの大混雑!
日本でいう正月やお盆のようなものですね。

金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、小売店などが年に一度の特大セールを開催します。
この期間は、アメリカ人の財布のひもが一番ゆるむ時期。貯金を下ろして特売会場に集まり、目玉商品を買いあさるというのがアメリカではおなじみの光景のようです。

アメリカ以外の国にもあるサンクスギビングデー

サンクスギビングデーはアメリカ以外の国でも行われています。

カナダは、アメリカに移住したイギリス人が、さらなる新天地を求めて移り住んだ国。
そのためアメリカと同じように感謝祭が行われています。
アメリカと違う点は、10月第2月曜日がサンクスギビングデーとされていること。
翌日が平日なので国をあげてのお祭り騒ぎとまではならないようです。

ヨーロッパではドイツでサンクスギビングデーが行われていますが、純粋にキリスト教の祝日とされています。
一年の収穫を神様に感謝するため、教会にたくさんの果物、野菜、ワインや花などが捧げられ、信徒たちが静かに礼拝にのぞむというのが、ドイツのサンクスギビングデーです。

サンクスギビングデーではどんな料理を楽しむの?

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サンクスギビングデーのご馳走といえば「七面鳥」。
日本でも「感謝祭=七面鳥」というイメージをもっている人が多いですよね!

オーブンでローストした七面鳥に、クランベリーソースやグレイビーソースをつけていただきます。
添え物はマッシュポテト、デザートはパンプキンパイ。山や畑でとれた食材をいただくのがサンクスギビングデーの特徴です。

家族がテーブルを囲み、神様に感謝しながら食事をする時間は、一族の絆を深めるための貴重な時間になっています。

子どもたちはどんな過ごし方をするの?

Thanksgiving cousin fun. #thanksgivingday #cousins

A photo posted by Michelle Sherwin-Cowin (@mshells29) on

アメリカの子どもたちは、サンクスギビングデーを迎える頃になると、必ず学校でその歴史を学びます。
ただ、やはり子どもですから、「収穫を神様に感謝……」ということよりも、学校が4日間連休になることのほうに大きな意味があるようです。

久しぶりにあう親戚の子どもと遊んだり、家族で「ブラックフライデー」のお買い物に出かけたりと、休日をたっぷり満喫するのが子どもたちの一般的な過ごし方です。

サンクスギビングデーから他国の文化を学んでみよう

他国の文化を学ぶのも立派な知育です。

サンクスギビングデーはハロウィンなどと比べると知られていない行事ですが、収穫物への感謝や家族の絆をたしかめあう時間など、日本のお盆やお正月と似ている点がたくさんあります。
おうちで気軽にサンクスギビングデーの要素を取り入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。

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