世界でアクティブに使われている言語はなんと6,000以上。しかし、その中のたった15言語の話者の合計だけで、世界の人口の半分に達すると言われています。そんな力のある言語の中から、特に世界で影響力のある4つの言語をクローズアップ。今学ぶべき言語をまとめました。
世界で影響力のある言語とは?
「Power Language Index」では、下記の5つの要素を具体的にポイント化し、客観的かつ総合的に見てランキングをつけています。
1-地理的要素(使用国数、使用地域の広さ、訪問観光客数)
2-経済的要素(GDP、輸出、SDR、為替レート)
3-コミュニケーション要素(母語話者、第二言語話者、海外観光客数)
4-知識・メディア的要素(インターネットの情報量、映画、大学、学術論文)
5-外交的要素(国際機関)
これらにもとづき、世界で影響力のある言語トップ4をご紹介しましょう。
英語:国際共通語としての役割を持つ言語
これらを踏まえると、英語は英語圏の言語というより、異なった国の人々の「共通語」という部分が最も重要な役割だと考えられます。
また、英語が使われている主な国であるアメリカ、イギリス、オーストラリアなどは、いずれも強い経済力を持つ国です。論文や学術会議で使用される言語も英語が多く、学問の世界でも圧倒的なシェアを誇ります。
相対的に見て、英語は文句なしに最強の言語と言えるでしょう。
中国語:ビジネスチャンスをつかめる言語
例えば、2017年の貿易収支額は2位のドイツに圧倒的な差をつけ1位。また、インターネットでの中国語の情報量は莫大です。さらに旅行やビジネスなどで世界中を移動する中国人も多く、多くの国々の観光部門で中国語の重要性が高まっています。
中国語はビジネスチャンスをつかみたいという人にとって、魅力の多い言語と言えそうです。
フランス語:語るのは愛だけではない言語
フランス語は他の影響力のある言語と比べると、母語話者が約8,000万人と少なめです。しかし、第二言語話者も加えると、約2億2,000万人が使っている言語となります。
フランス語は英語と並び、国連やEU、IOCなど多くの国際機関で公用語として採用され、外交面ではトップクラスの力を持つ言語。また、ファッションや料理の世界において独自の地位を築いている点もポイントです。
外交面、文化面での影響力の高さに期待できるでしょう。
スペイン語:人気の学習言語
スペイン語は非常に学習者の多い言語で、特にアメリカ、イギリスでは人気の高い外国語。例えばアメリカの大学でスペイン語を履修している学生は、その他の言語を選択している学生の総数より多いという実情があります。
また、中南米の多くの国がスペイン語圏であることにも注目です。
世界で影響力のある言語を身につけて国際人に!
お子さまの未来を考えたとき、将来どんな大人になってほしいか、どんなふうに人生を謳歌してほしいかをイメージすると、学ぶべき言語が見つかるかもしれません。