神戸の旧外国人居留地周辺で行われる神戸ルミナリエ。阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と、復興への祈りを込めて1995年から開催されています。神戸ルミナリエといえば、息をのむような美しい幾何学模様が特徴。イルミネーションを見ながら、お子さまに震災の記憶を語り継いでみませんか。
神戸ルミナリエとは
一方、「神戸ルミナリエ」がはじまったのは1995年12月のこと。この年の1月17日に阪神・淡路大震災が起こり、多数の犠牲者が出ました。神戸ルミナリエは犠牲者への慰霊や鎮魂のため、さらに神戸の復興・再生のために開催されたのです。
震災の影響が色濃く残る神戸において、ルミナリエの荘厳な姿は大好評。継続を求める声が上がり、以来途切れることなく開催されてきました。もちろん今年も開催が決まっています。
2017年のみどころ
旧外国人居留地の仲町通りに設置する作品も距離を延長。約270mという規模になります。会場の入口には巨大な塔とそれに続く光の壁、アーチ状に装飾された玄関がお目見えする予定です。
東遊園地内には神戸開港150年記念作品と、兵庫県政150周年記念作品が設置されます。例年以上に華やかになることでしょう。
震災の記憶を語り継ぐ
ただ、その後も全国各地で震災は発生しています。2011年の東日本大震災で多数の方が亡くなり、現在も復興の途上にあることはご存じの通りです。実際に被災していなくても、報道される被害の大きさに心を痛めた人は少なくないでしょう。
震災はいつどこで起こるかわかりません。神戸ルミナリエをきっかけに、自分なりの震災の記憶をお子さまに伝えてみてはいかがでしょうか。
2017年の日程とアクセス方法
点灯時間は曜日によって異なります。
月~木曜日 午後6:00頃~午後9:30
金曜日 午後6:00頃~午後10:00
土曜日 午後5:00頃~午後10:00
日曜日 午後5:00頃~午後9:30
混雑状況によっては点灯時間を繰り上げることも。また、荒天の場合には点灯を見合わせることもあるため、公式の情報を確認するようにしましょう。
開催場所は、旧外国人居留地および東遊園地。JR神戸線・阪神本線元町駅から徒歩7分です。
専用の駐車場はありません。混雑が予想されるので、公共交通機関での来場がおすすめです。
息をのむ美しさを体験してみては
入場無料ですが、会場には募金箱が設置されています。神戸ルミナリエを継続していくためにも、ここは積極的に協力したいところですね。