昨年末、8年ぶりに出産をしました。
8年という時間を経て驚いたのは、ベビーグッズの進化!
ベビーグッズを扱う店舗では「上の子の時は無かったよね!?」「こういうの欲しいと思ってたんだよ~!」と思わず声に出てしまうようなものがたくさんあり、なんだか浦島太郎になったような気分でした。
海外の通販サイトでも気軽に買い物ができるようになり、日本以外で使われていたグッズも街でよく見かけるようになりました。
そんな昨今に二人目の育児をスタートさせたからこそ、新たに出会ったグッズがたくさんありますので、ご紹介したいと思います。
妊娠や育児中の方だけでなく、お孫さんがいる方や出産祝いを探されている方にも参考になれば幸いです。
ベビーグッズは日々進化中!
少しでも育児が楽になるよう、日々アップグレードされているベビーグッズ。
上の子の時と比較しても、新しいグッズや使いやすくなっているグッズがたくさんあってビックリ!!
例えば、上の子の時と同じメーカーのベビーカーを店頭で見たところ…シートの一部がホックボタンからワンタッチテープに改良され、外しやすくなっていました。
これならシートが汚れてしまった時に丸洗いするハードルが格段に下がります!
更にハンドルの高さや角度も調整できるように!
我が家ではお出掛けの際に主人がベビーカーを押すことが多く、「ハンドルが低くて肩がこる」とこぼしていましたが…そういう声が、きっと商品改善に繋がったんでしょうね。
メーカーの方の企業努力には脱帽です。
このように、一つを例に挙げても発展が著しいベビーグッズ!
今回は「上の子(8年前)の時にも欲しかった!ー!!」と思わず声が出てしまった、2人目育児ママ太鼓判の便利グッズを7つご紹介します!
①パカッと開けて「はい、出来上がり!」…液体ミルク
ミルクを作る時、一回ごとに熱湯を注いだり、流水で冷ましたりと…手間も時間もかかりますよね。
ましてや子どもが泣きわめいているような時や、出先で調乳環境が整っていない時は、その手間が何倍にも感じてしまうことも。
そんな時の救世主がこの液体ミルク。
パカッと開けてアタッチメントをつけるだけで飲める手軽さからお出掛けに持ち歩く人も多いグッズです。
この数年ですっかり広がり、今は産院のお土産としても受け取るまでになりました。
この液体ミルク、実は8年前の時点で存在は知っていたんです。
ただ、まだ日本では殆ど目にする機会が無く…
アメリカに住む友人が紹介してくれたことで知りました。
8年前の時点で、既にアメリカではある程度メジャーだったようですよ。
「なにこれ、便利!日本にも欲しいな~!」と会話したことを今でも覚えています。
そんな液体ミルクも、今ではすっかり日本に広がりましたね。
缶やパックの状態のまま ある程度保存がきくので備蓄できますし、水道やガス等のライフラインが途絶えても飲むことができるので、災害時にも活躍が期待されます。
ただし小型の物でも量が120ml~となり、一度開封してしまうと早めに飲みきる必要がある為、ミルク量が少ない月齢の乳児だと余らせてしまうことも。
また常温のミルクを嫌がる赤ちゃんも多く、飲んでくれないケースもあります。
我が家の第二子はこのタイプで、普段の出先ではキューブタイプの粉ミルクを使っていますが…
それでもここでお勧めしたい理由は、なんと言っても災害時の備えとして とっても心強いから!
産院からのアドバイスに従って、我が家では防災バッグに液体ミルクを入れています。
「もしも」の時に在ると無いとでは、気持ちが全然違ってきますよ。
・どこでもすぐにミルクを与えられる
・ある程度保存がきく
・非常食として活躍
【液体ミルクデメリット】
・1缶の量が決まっている
・専用のアタッチメントが必要(哺乳瓶を持ち歩かない場合)
・常温が嫌で飲んでくれない子も
②どこからもヨダレをキャッチしてくれる…360°スタイ
つけ襟のように首回りを360℃クルッと覆うタイプのスタイです。
どの角度からもヨダレや吐き戻しをガードしてくれるので服が汚れにくく、従来のスタイのような「マント状態」にもならない便利なスタイです。
着用時の可愛らしさも相まって、私自身だけでなく周りの子育て中の友人も、使っている率が本当に高い一品です!
デメリットは360℃使える便利さの裏返しになってしまいますが…全体が均一の長さになっているデザインなので、留め具のパッチンボタンも2ヶ所。
着用時に少しだけ手間が掛かります。
また、寝かした際にボタンが赤ちゃんの頭や体に当たる場所にくるため、痛くないか気にかけてあげつつ、必要に応じてクルッと回す必要があります。
汚れた部分が背中側に回った状態で寝かせてしまうと布団なども汚れてしまうので、そこも注意が必要です。
それでも、それを上回る便利さから愛用する人が多いんでしょうね。
私は寝かせたりベビーカーに乗せる際に後ろ側を立てて使うことがありますが、吐き戻しを何回もキャッチしてもらい、シーツが汚れずに済んでいます。
デザインもたくさん出ていて、選ぶのも楽しいですよ♪
前側を覆う布面積が通常のスタイより浅いので、ジュースを飲んだり離乳食を食べたり…と、汚れそうな時はエプロン等への切り替えをおすすめします。
・服が汚れにくい
・後ろを立てて使えば抱っこ紐やチャイルドシートの汚れ防止にも
・マントにならない
・様々なデザイン
【デメリット】
・長さのサイズ調節ができない
・汚れた部分が後ろに回った状態で寝かせると布団が汚れてしまう
・前側を覆う布面積が通常のスタイより浅い
・留め具が2ヶ所で…ちょっとだけ手間
③まるでお母さんのお腹の中…ベビーラップ
ベビーラップとは、その名の通り赤ちゃんを布で包み込むようにして使用できる抱っこグッズのことです。
抱っこ紐等は首が座った頃から使用できるものが多い中で ベビーラップは赤ちゃんの全体を包み頭も固定ができるので、首の座っていない新生児にも使うことができるのが魅力的です。
抱っこしている大人との密着範囲が高いので、赤ちゃんはまるでお腹の中にいるかのように安心な様子を見せる子が多いです。
グズっていたのに、ベビーラップに入れると穏やかになったり、そのまま眠ってしまう子も多いのだとか。
大人の上半身全体に巻き付ける形で固定するので、身体の一ヶ所に負担が掛かることもありませんし、スリングと違い両手が空くので簡単な家事ならこなせるのも嬉しいですね♪
ただし、大きな動きをすると固定した布が崩れてしまう為、例えば洗濯物を干したり取り込んだり…というような腕を振り上げる必要のある家事はやりにくいです。
また、自分の身体に赤ちゃんを巻き付ける形で抱っこしていますので…寝てしまった赤ちゃんを布団に降ろすことも難しく、私はそのあたりは諦めて寝た赤ちゃんを抱っこしたまま家の中をうろうろしていました。
感覚としては、妊娠中にお腹の中に内蔵されていた赤ちゃんが外付けになった…!
という感じでしたが、お腹でもぞもぞ動く様子は少し胎動を思い出させてくれたりして微笑ましい時間でした。
ベビーラップを使う上で大変だったことは、一般的な抱っこ紐と比べると装着にコツが必要なこと。
何度か練習をしているうちに慣れてきました♪
使用期間については3歳頃(メーカーによる)とされているものの、重くなり動き回る一歳頃までに卒業して他の抱っこ紐に切り替える場合が多い…という印象です。
それでも新生児期にどうしても外に出なければならなかった上の子の習い事の送迎時や、買い物時に大変重宝するグッズでしたので、今回選出しました!
私はコニーというメーカーの商品を使用していましたが、他にも色々なメーカーから色々なタイプのものが発売されています。
着脱に少しコツがいるので、そのあたりも考えながら自分に合うものを探してみるのもいいですね♪
・新生児でも使える
・よく寝てくれる
・コンパクトで持ち運びしやすい
・セカンド抱っこ紐としても◎
・洗濯しやすい
【デメリット】
・着脱にコツがいる
・動きにくい
・使用期間が短い印象
・寝た際そのままベッドに置けない
④抱っこで寝たら、あとは置くだけ♪…抱っこ布団
抱っこ布団は、上に乗せた赤ちゃんを乗せたまま、布団ごとまるっと抱き上げて寝かしつけたり、ベビーベッド等に移動させることができるグッズです。
厚みがありふわふわの生地なので、いわゆる「背中スイッチ」が作動せず寝かしつけがスムーズになると話題で、私自身もずっと試してみたかったグッズでした!
寝かしつけの時に立ってゆらゆらさせながら使うだけでなく、授乳クッションとしてや テレビを観る時なんかに座った状態で膝に乗せて使う機会も多く…赤ちゃんも柔らかく包まれている感じが心地よいのか、抱っこ布団の上にゴロゴロさせているうちに、すやすやと眠ってしまう事がしょっちゅうでした。
さて、肝心なベッドへの移動に関しては…起きてしまう場合もあり成功確率は半々くらい。
重くなってきた生後一ヶ月頃からは特に置いたのがバレて泣かれてしまうことが増えたように感じました。
このように、必ずそのまま寝てくれるわけではなく、また寝てくれる子とそうではない子で個人差があるグッズではあります。
サイズ的にも寝返りを打つようになると使用が難しくなるので、抱っこ布団としての使用期間は短いです。
ただ、車内でのオムツ換え用の簡易ベッドとして使ったり、座布団にしてみたり…と、
工夫しながら長く使っていくのもありですね!
ふわふわで気持ち良い質感なので、是非アイディアを活かしながら長く便利に活用してもらいたいグッズです。
・寝かしつけが楽
・簡易布団として使える
・授乳クッションとして使える
【デメリット】
・効果がない赤ちゃんも
・抱っこ寝かしつけが不要なら活躍の場も無し
・活用期間が短い(寝返りしたら卒業!)
⑤どこでも手軽に楽チン抱っこ♪…ヒップシート
ヒップシートは子どもが座れる台座が付いいる抱っこ紐の一種で、首が座ってから~3歳頃までと、比較的長く使用可能です。
抱っこ紐といっても…赤ちゃんをスッポリと包むように装着するのではなく、外付けの椅子に赤ちゃんを乗せるという簡易的な抱っこ紐なので、あくまでも「抱っこの補助」という感覚です。
使用時は 乗せた子どもが落ちないように手を添える等して気にかけてあげる必要があります。
こちらのグッズも上の子の時は海外サイトでチラッと見かける程度だったのですが、この数年で本当にたくさんの種類を見かけるようになりました!
コンパクトに畳めるタイプや、ショルダーバッグとして使える物を等もあるので、
子どもが ある程度歩けるようになってきて抱っこ紐を持っていくか判断に迷う時なんかにも、重宝しそうですね!
バスに乗車する時のような、ちょっとしたタイミングで抱っこしたり降ろしたりが素早くできるのは本当に便利ですし、腰や肩を使ってホールドするので腕への負担は殆どありません。
ただ、殆どのものが 肩または腰の一点で支えるタイプなので、長時間抱っこする場合にはどうしても肩や腰に負担がかかってしまいます。
色々なデザインを見て自分に合ったものを選びましょう。
・コンパクトで持ち運びしやすい
・着脱が簡単
・セカンド抱っこ紐としても◎
・ポーチになってるタイプの物も♪
【デメリット】
・新生児には使用不可
・子ども落下への注意が必要
・肩や腰への負担が増えることも
⑥必要な時、必要な場所へ丸ごとスイスイ~…トロリー
トロリーは移動式の簡易棚のことです。
「美容師さんがよく使っているアレ!」というイメージをお持ち方も多いのではないでしょうか。
必要な物を収納してガラガラ~っと片手で移動できるので育児にも便利だと、最近人気が高まっています。
我が家では、中が見えにくいスライドオープンタイプのトロリーを使っています。
↓収納内容はこんな感じです↓
収納場所 | 内容 |
---|---|
1段目 | 靴下・帽子 |
2段目 | 衣類 |
3段目 | おむつ・肌着 |
4段目 | スタイ・ガーゼ・タオル |
天板部分 | ミルクセット・保湿剤・ウェットシート等 |
1段目…靴下・帽子
2段目…衣類
3段目…おむつ・肌着
4段目…スタイ・ガーゼ・タオル
天板部分…ミルクセット・保湿剤・ウェットシート等
ポイントとして、頻繁に出し入れする物を上の方(手が届きやすい高さ)に持ってきています。
日中はリビングで、夜は隣の寝室で赤ちゃんのお世話をするので、生活リズムに合わせてガラガラ~っと部屋を移動させているのですが、途中お昼寝等で寝室に行く際も、片手でベビー用品一式が移動できるので…どちらの部屋にいても「あれがない!」と取りに行くことがなく安心感があります。
ただし、トロリーが大活躍するのはワンフロアで子育てしている場合です。
寝室と昼間の生活スペースを違う階で分けているという場合は、おむつストッカーのようなバスケットタイプの方が便利ですよ♪
トロリーは便利な反面、子どもが捕まり立ちをするようになるとトロリーを使って立とうとして転倒する恐れも!
お部屋に置く際は、こまめにロックをかけ、子どもが危なくないよう見守るなど…注意しましょう。
ベビー用品入れとしての役目が終わったら、我が家ではお菓子のストック棚になる予定です。
ソファーやパソコンデスクに座った際、ちょうど天板部分がサイドテーブルになる高さなので、上には飲み物を置いて下にはお菓子…♪
なんていう感じで、リビングとキッチンを行き来させようと思っています。
このように、子育てに限らず広く使用用途がある点でも、また魅力的なグッズです。
・棚やテーブルを使わずにスッキリと収納ができる
・どこにいても必要な物がすぐ取れる
・何がどのくらいあるか一目瞭然!
・乳児期が終わっても家具として使用可能
【デメリット】
・生活スペースを階で分けてるおうちには不向き
・それなりに場所を取る
・転倒のリスク
⑦自分の右腕になってくれる!…アレクサ
子育て世代に限らず、おうちに導入している方も多いアレクサ。
我が家も二年程前から使い始めました。
「アレクサ、〇〇して!」という呼び掛け一つでテレビやエアコンを操作できたり、天気予報や言葉の意味を教えてくれたり、なんと買い物まで できたりと…とっても便利なアレクサですが、
第二子の出産後はまさに自分の右腕のような存在と化しています。
産後育児していると とにかく両手が塞がっている場面が多いんですよね。
加えて、自分の身体もまだ万全ではなく、なるべく省エネで過ごしたい!
そんな時に声一つで色々な操作ができるのは本当に助かります。
時々 呼んでないのに反応してしまったり、言葉が上手く聞き取れず こちらの意図とは違う操作が始まってしまったりという事がありますが、そこは都度言い直しながら仲良くやっています。
アレクサの育児に特化した機能として…
ディスプレイタイプのものだとカメラ機能があり、ベビーモニターとしても利用が可能です!
他の場所にいても画面で安全かどうか見守れるのは心強いですよね。
それから、我が家では使っていない機能ですが専用のガジェットを取り付けると、アレクサを使ってカーテンを開け閉めできるそうです。
時間設定も可能なので、子どもに生活リズムをつけさせたい産後にはピッタリですね!
家電等と連携させる為には都度設定が必要なので、もしこれから出産を控えているという方なら産前のうちに取り付けて、声掛けのパターンなんかを ある程度使い慣れておくとスムーズです。
ただ、上の子がいる場合は要注意!
声に反応するのを面白がっていたずらしてしまうことも。
過去には「子どもがAmazonで買い物をしてしまい、家に身に覚えのない商品が届いた!」なんていう事例もあります。
必要に応じて制限をかけたり、言葉が理解できる年齢ならあらかじめルールを設けておきましょう。
逆に、上手く利用すれば上の子とのコミニュケーションツールとしても活躍します。
例えば「アレクサ、今日のダジャレは?」「…モノマネをして!」「…じゃんけんしよう!」「…なぞなぞを出して!」「…早口言葉!」…などなど他にも色々な無茶振りに応えてくれるので、下の子のお世話をしながら上の子をかまってあげる時に重宝しています。
・両手が塞がっていても家電等の操作ができる
・とにかく多機能
・ベビーモニターとしても使える
【デメリット】
・時々 誤作動する
・子ども(上の子)のいたずら対策が必要
自分に生活スタイルに合ったベビーグッズを
いかがでしたでしょうか。
色々な便利グッズを紹介させていただきましたが、一番のポイントは「自分の育児スタイルに合っているか」です。
ハイスペックのベビーカーを購入しても、車移動が主で殆ど出番が無かったら勿体無いですよね。
そんな感じで…お家がワンフロアなのか否か、上の子やペットがいるか否か…
色々な条件と擦り合わせながら、自分に合った「便利」を発見してみてください★
今回、ご紹介しきれなかったグッズもたくさん ありますので、また機会があれば便利な育児グッズを紹介させてくださいね♪