子ども番組でも取り入れられているクラシックは街中でも何気なく聞いていて意外と身近なものです。お子さま連れでのコンサートやクラシック、音楽に触れる機会を検討しはじめるときに自宅で絵本からスタートしてみませんか?オーケストラの絵本を厳選してご紹介します。
音楽に触れる第一歩『こどもたちのオーケストラ入門』
著者 : 文・絵 矢吹申彦, 監修 三枝成彰
出版社 : 評論社
リハーサルから順に追ってコンサートまで仕上がってゆくオーケストラの過程が、はじめてオーケストラに触れるお子さまにもわかりやすく、解説されています。楽器の仕組みやオーケストラの楽しみをこの1冊で感じてみましょう。
また、この絵本にはCD版も販売されているので耳でも楽しめるのが特徴です。
みんなで奏でる楽しさを学ぶ♪『たぬきがいっぱい』
著者 : さとうわきこ
出版社 :フレーベル館
オーケストラは大勢で演奏する音楽、たぬきが「ぼく」になっちゃってたくさんの「ぼく」になっちゃうお話です。とても困ってしまうけれど大勢での演奏の楽しさを教えてくれる1冊です。配色も素朴で、読み聞かせにもピッタリです。
対象年齢は4歳からとなっていますが、とても読みやすい絵本なので乳児さんへの読み聞かせにもぴったりの絵本です。
動物たちとの、ほのぼのオーケストラ♪『もりのピアノ』
著者 : いわむらかずお
出版社 : ひさかたチャイルド
子どもたちは何でも見立てて遊ぶのが上手です。最近はオモチャも本物志向で大人が見ても素晴らしいものですが、絵本の中では切り株をピアノに物語ははじまります。森にあるもの葉っぱや小枝、なんでも楽器にしちゃって子ども遊びの原点が垣間見えます。
この絵本の季節は秋ですが、一年を通じて森の中にはいろいろな自然が落ちているのでお子さまと森へ演奏会に出掛けてみるのもいいですね。
静かな気持ちで自然の音楽を楽しむ『もりのおんがく』
著者 : 谷内こうた
出版社 : 講談社
まるで詩のような優しい語りかけでストーリーは始まります。自然のなかにある「ひかり」や「かげ」も音楽を奏でていて森の中に入り込んだ気持ちになれます。絵本から目で聞こえた音を実際に声に出して親子で楽しめる1冊です。
大人も谷内ワールド満載の絵本の中に引き込まれる作品なのでお子さまが大きくなっても残しておきたい絵本です。
(2016年6月現在、残念ながら品切れ中のようです。)
お子さまのクラシックデビューに
素敵な音楽ライフがはじまりますように!