お金の管理ができない、自信がないという方は「月1家計簿」からはじめてみませんか。家計簿を買わなくてもOK。スケジュール帳の空いているところに、メモをするだけでも大丈夫!「2年で350万貯めた あきのズボラ家計管理」著者による連載第2回をお届けします。
お金の把握、先延ばしにしていませんか?
そのうちやろう……なんていう「家計管理」の先延ばしは、そろそろ終わりにしませんか。本気でお金を貯めよう!と思った今が、チャンスですよ!
今までよりほんの少しだけ、お金に向き合う時間を作ってみましょう。
そうはいっても家計簿は苦手。家事も育児も仕事もあるから、忙しくて時間もない。家計簿をつけなくてはいけないと思うだけで、じんましんが出そう!という方のために、本格的な家計簿をつけなくてもできる、家計管理の方法を紹介します。
知っていますか?わが家の貯金額
「大体いくらくらいはあると思うんだけど」「夫が管理してるから……」。このような方が非常に多いです。
お金を貯めたいと思ったら、大切なのは、わが家の貯金額を知ることです!
面倒くさい、やりたくないという気持ちを抑えて、さあ、紙と鉛筆と家中の通帳を用意してみましょう!
大切なことは、一度全部書き出すこと!
ご自身でこの日を基準日にしよう!と決めて、その日にすべての通帳の残高を書き出します。最近、通帳記入さえしていない……という場合は、これをチャンス!と思って、月に1度くらいは通帳記入をするようにすると、いいですね。ネットバンキングを利用しているなら、ログインするだけでOKです。
通帳に基準日と同じ日の記載がなければ、基準日に一番近い日の残高を書き出します。次に、書き出したすべての通帳の残高を加算してみましょう。
例えば、
A銀行 残高20万円
B銀行 残高10万円
なら、現在の総貯金額は30万円とわかります。
「今月の貯金額はいくら?」が、わかる月1家計簿
例えば1カ月前の残高が、
A銀行 残高18万円
B銀行 残高10万円
だったら、1カ月前の総貯金額は28万円です。
今月の残高30万円から1カ月前の残高28万円を引くと、今月の貯金額は2万円とわかります。マイナスの場合は、残念ながら赤字です。この作業を、月に1回繰り返していきましょう。
ズボラでもできる「月1家計簿」とは、このようにして、毎月銀行の残高を書き出して、月に1回、赤字か黒字かをチェックするだけ。この作業を毎月繰り返すことで、わが家の家計状況や課題が次第にわかってきますよ!
銀行の残高を月1回書き出し、前月と比較するだけなので、毎日の記帳や計算は必要ありません。スケジュール帳の空いているところに、メモを残す程度で充分です。
まずは月1家計簿をつけることからはじめよう
でも、まずはたった月1回でも、わが家の家計状況を把握するだけで、安心できるようになってきます。「どうしよう!来月固定資産税の支払いがあるんだけどお金足りるかな!?」……なんて大きな高額支出に、ビクビクすることもなくなります。
もしも本当に家計をなんとかしたい!と思ったときは、まずはこの「月1家計簿」からはじめてみてくださいね。まったく貯金ができていないことを自覚できると、このままじゃヤバイから、本格的な家計簿に挑戦してみようかな!?なんて、意欲がわいてくることも。
月に1回、家計状況を把握することができたら、頑張った自分をたくさん褒めてあげましょう!