イースターの時期にそのシンボルのひとつでもあるうさぎが登場する絵本に触れてみてはいかがでしょうか。性格や言動にそれぞれ特徴のあるかわいらしいうさぎが登場します。今回は、そのなかでも親子で楽しく読めるおすすめの絵本を5冊紹介します。
美しい絵と想像もつかないストーリーに惹かれる絵本
著者 :マーガレット・ワイズ・ブラウン(作)/レナード・ワイスガード(絵)
わたなべ しげお(訳)
出版社 :童話館出版
ひとりぼっちで友達もいなかったうさぎがひとつのたまごを見つけます。中からなにやら動いている音がします。うさぎは早くたまごの中に入っているものに会いたくて、こづいたり、石ころを投げてみたりしますが、くたびれて眠ってしまいます。ついに中からでききたものは……。突拍子もない展開に思わず引き込まれてしまう絵本です。
うさぎが初めて出会う男の子、ストーリーとともに外国の絵本ならではの美しい絵の連続で目が離せません。ぜひ読み聞かせしてあげたい本のひとつです。
かわいい絵と伝説でイースターについても学べる絵本
Tasha Tudor Classic Collection
著者 :ターシャ・テューダー(著)/内藤 里永子(訳)
出版社 :株式会社KADOKAWA
アメリカで大変人気のあるターシャ・テューダーが手掛けたこちらの絵本。可愛らしい絵柄とともに、イースター当日までの動物たちの様子が描かれています。本場のイースターについて詳しく書かれているので、絵本を読みながら勉強にもなるという嬉しい一冊。作家であるターシャ自身が、過去に小動物たちと暮らした経験を持っていることから、よりリアルな生活模様が浮かび上がる作品となっています。
作中には可愛らしいウサギの他、ひつじや小鹿などたくさんの動物たちが出てきて、見ているだけで心が豊かになるような絵本です。
あわてんぼうのうさぎに子どもも共感できる絵本
著者 :ティモシー・ナップマン(文)/デイヴィッド・ウォーカー(絵)/
ひがし かずこ(訳)
出版社 :岩崎書店
あわてんぼうだけでなく、とても優しい心をもったうさぎが主人公の物語です。春のパーティーを開こうと準備しているとテーブルの下にいくつもの生まれそうな卵が……。ママのところに届けてあげようと自転車に乗って急ぎますが、ニワトリの所にダチョウの卵、アヒルの所にワニの卵…という具合に間違って届けてしまいます。
子どもが読んでも共感できる内容とかわいい動物たち。春らしい色彩で描かれた絵も魅力的です。イースターのたまごとうさぎがモチーフになっているとてもかわいらしい絵本です。
子どもだけでなくママの心にも訴えかける絵本
著者 :ますだ ゆうこ(作)/たちもと みちこ(絵)
出版社 :文溪堂
イースターの日に、主人公のウサギが、虹色の卵を探しに出かける物語です。卵を必死に探すあまり、森の奥まで入ってしまい…。この後、どんなことが待ち受けているのでしょうか?「この後どうなるの?」と、ワクワクドキドキさせてくれる作品です。
イラストを手掛けるのはたちもとみちこさん。かわいらしい動物の絵がとても温かみのある色で描かれていて、読んだ後にきっと心が温かくなることでしょう。簡単にイースターの文化を理解するのにもピッタリの絵本です。
お部屋のインテリアにもなるおしゃれでかわいい絵本
著者名 :ヨシエ(作)
出版社 :くもん出版
「るーくん」と「はなちゃん」、そしておばあちゃんの3人がイースターパーティーをする物語です。しかしみんなで楽しく賑わうなか、うさぎがやってきて卵を盗んでいってしまいます。
カラフルな絵柄が印象的なこの絵本。イースターといえば卵の装飾が印象的ですが、この絵本の中でもカラフルで可愛らしい卵の絵がたくさん出てきます。表紙の絵も素晴らしいので、読まないときにはブックシェルフに立てかけておしゃれなインテリアとしても楽しむのも良いかもしれません。かわいい絵と展開の早い話で子どもも引き込まれますが、ママの心にもしっかりと残る一冊になっています。
外国独特の色使いやストーリーが楽しめるかわいい絵本
洋書らしい華やかで美しい色使いやユニークなストーリーで、物語や絵を楽しみながらイースターについても知ることができます。
うさぎのぬいぐるみや置物と一緒に読み聞かせしてあげるとさらにムードが盛り上がるでしょう。