「世界で活躍できる子どもを育てたい」という親のニーズの高まりを受けて、日本のインターナショナルスクールに注目が集まっています。今回は、東京都江東区にある「ケイ・インターナショナルスクール」について、授業料や大学進学実績などを解説します。
ケイ・インターナショナルスクールとは
1997年に設立され、2000年7月に東京都から学校法人として認可を受けました。
特定の宗教を基盤とせず男女共に通える共学校ということもあり、非常に人気が高い学校です。
幼稚部~高等部が設置されており、3歳~18歳の生徒が通っています。
外国籍の子どもだけでなく、国際的な教育を求める日本人家庭の子女も受け入れています。
CIS(Council of International Schools)の完全認可を授与されているため、12年の課程を修了した18歳以上の生徒には、大学入学資格(高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある者)が認められます。
所在地
都営地下鉄大江戸線・東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から徒歩約1分、都営新宿線の森下駅から徒歩約6分と、東京だけでなく、千葉や神奈川からもアクセスしやすい場所に位置しています。
対象学年
生徒数
さまざまな国の生徒が在籍可能であるように、クラスバランスが考慮されています。
学校設備
人工芝の敷かれた運動場やコンピューター室、低学年専用のプレイグラウンド、さまざまなアクティビティに活用される屋上など、設備も充実しています。
どんな学校?
教育理念
ケイ・インターナショナルスクール東京は、文化的社会的に多様な背景をもった学習意欲のある子どもたちに、安全で人を支える環境の中で、レベルの高い教育を提供し、国際社会に貢献する学力的にも人格的にも優れた有能な若者を育成することです。
ケイ・インターナショナルスクール東京は、すべての学習者が学問において優秀さを示し、他を思いやる気持ちを持ち、平和でより良い世界を作ることに貢献することを求めます。
カリキュラム
国際バカロレア資格を取得すると、日本だけでなく、世界中の大学で入学資格の1つとして提出できます。
都内の学校としては唯一、3歳~5年生を対象とするプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)、6~10年生を対象とするミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)、11~12年生を対象とするディプロマ・プログラム(DP)の3つのプログラムを提供しています。
2015年度の卒業生は、45点満点のDP試験で約36点という高い平均点をマークし、2019年には平均点を約39点まで押し上げ、5,000校以上ある世界のIB校ランキングでトップ20入りを果たしています。
IBプログラムを通して、言語や数学、論文作成、研究発表など、大学でも十分に通用するだけのしっかりとした学力を養っていきます。
サポート
これは、必要に応じて、始業前と放課後に英語と算数の授業を追加で受けることができるというものです。
より高度な問題に取り組む、英語発展コースも用意されています。
また、英語を母国語としない生徒や、カリキュラムの内容についていくのが難しい生徒を対象に、英語サポートも実施されています。
学費
志願(受験)時にかかる費用 | |
入学検定料 | 20,000円 |
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入学時にかかる費用 | |
入学金 | 300,000円 |
施設拡張費 | 600,000円 |
毎年かかる費用 | |
授業料 | 1,950,000円〜 |
施設維持費 | 100,000円 |
保護者会費 | 2,000円(家族ごと) |
その他 | 各種検定料やキャンプ代、進学考査代などが都度かかります。 |
出願方法
1. 空席状況の確認
2. オンラインで出願
必要な書類は学年によって異なりますが、願書や家族写真、成績証明書、学校調査票などです。
3. 書類審査
4. インタビューと入学試験
選考結果が出るまでにおよそ1週間かかります。
5. 学費支払い
卒業生の進路
国内の大学
海外の大学
学校説明会やスクールツアーに参加してみよう
参加対象は、翌年エレメンタリーとセカンダリーに入学を希望する子どもと家族です。
また、1年を通して英語、もしくは日本語でスクールツアー(学校見学)が実施されています。
教育理念やカリキュラムについての説明も受けられるため、ツアーを希望する場合は早めに予約をしておくとよいでしょう。
なお、スクールツアーの予約は学校のホームページから行えます。
受験を検討している方は、ぜひ足を運んで学校の空気を実際に感じてみてくださいね。