幼稚園や小学校のお友達に年賀状を出したい。子どもがはじめて年賀状を出すときには、ぜひルールとマナーを教えてあげましょう。最初こそ「ルールが多くて大変」と戸惑うかもしれませんが、一度身につければ大人になるまで役立つ知識です。年賀状の基本マナーをまとめました。
まず年賀状の基本ルールをマスター
1.賀詞:「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」など
2.本文:旧年の振り返りや相手への感謝、今年の抱負など
3.結び:「今年もよろしくお願いします」「今年もいっしょにあそぼうね」など
4.年号:平成〇〇年 元旦
なお「寿」「賀正」などの1、2文字の賀詞は目上の人には失礼にあたるので、先生などに出す年賀状では気をつけましょう。
年賀状用ハガキを使うときは問題ありませんが、一般ハガキや私製はがきを使うときは注意。表に赤字で「年賀」の文字を入れないと、翌年ではなく、通常郵便として扱われ年内に届いてしまいます。
子どもの年賀状はこんなところが間違いやすい
また子どもは年賀状が翌年の元旦に届くことを忘れ、「今年は楽しかったね」「来年もよろしく」などと書くことも。文面を一度パパママが確認してから清書するのが安心です。
「元旦」の使い方にも気をつけてあげてください。1月1日を表す元日の朝の意なので、「一月元旦」「一月一日元旦」のように月日と併記しないようにしましょう。
年賀状で一番大切なことは「丁寧」
筆記用具は一般的には黒字のペンか筆で、鉛筆で書くのは失礼といわれています。しかし子どもが小さいうちは、学校の方針でペンを使えないことも。その場合は鉛筆でもかまいません。
最後のチェックと宛先はパパママ担当
また年末年始に郵便局で取り扱われる年賀状の数は膨大です。子どもが小学校低学年の頃までは、係の人が見やすいよう、宛先の住所はパパママが書くようにしましょう。
年賀状の時期に気をつける
元旦に届くためには、郵便局の特別扱い期間の12月15日~25日頃までに出すようにしましょう。大人になって年末ぎりぎりに年賀状を出すようにならないよう、子どものうちから余裕のあるスケジュールを身につけておきたいですね。
なお年賀状の時期は、1月1日~7日の松の内までがルール。返事を出すのが松の内を過ぎてしまったときは、「寒中見舞い」として出すことを教えてあげましょう。
子どもの年賀状は毎年少しずつグレードアップ
翌年は自分の名前も、その次の年は「あけましておめでとうございます」と、毎年少しずつ自分で書く部分を加えていった思い出があります。毎年ひとつずつ、ルールに気をつけながら少しずつグレードアップしていくと、無理なく年賀状の書き方が身についていくはずです。