2018年10月08日 公開

はじめての年賀状!子どもに教えたいルールとマナー

幼稚園や小学校のお友達に年賀状を出したい。子どもがはじめて年賀状を出すときには、ぜひルールとマナーを教えてあげましょう。最初こそ「ルールが多くて大変」と戸惑うかもしれませんが、一度身につければ大人になるまで役立つ知識です。年賀状の基本マナーをまとめました。

幼稚園や小学校のお友達に年賀状を出したい。子どもがはじめて年賀状を出すときには、ぜひルールとマナーを教えてあげましょう。最初こそ「ルールが多くて大変」と戸惑うかもしれませんが、一度身につければ大人になるまで役立つ知識です。年賀状の基本マナーをまとめました。

まず年賀状の基本ルールをマスター

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年賀状には次の項目を順番に盛り込むのが基本ルール。

1.賀詞:「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」など
2.本文:旧年の振り返りや相手への感謝、今年の抱負など
3.結び:「今年もよろしくお願いします」「今年もいっしょにあそぼうね」など
4.年号:平成〇〇年 元旦

なお「寿」「賀正」などの1、2文字の賀詞は目上の人には失礼にあたるので、先生などに出す年賀状では気をつけましょう。

年賀状用ハガキを使うときは問題ありませんが、一般ハガキや私製はがきを使うときは注意。表に赤字で「年賀」の文字を入れないと、翌年ではなく、通常郵便として扱われ年内に届いてしまいます。

子どもの年賀状はこんなところが間違いやすい

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子どもの年賀状は、大人のものほど堅苦しくルールを考える必要はありません。ただしNGワードは避けるよう教えてあげましょう。例えば「去年」の「去」は縁起が悪い言葉なので、年賀状では「昨年」「旧年」を使います。

また子どもは年賀状が翌年の元旦に届くことを忘れ、「今年は楽しかったね」「来年もよろしく」などと書くことも。文面を一度パパママが確認してから清書するのが安心です。

「元旦」の使い方にも気をつけてあげてください。1月1日を表す元日の朝の意なので、「一月元旦」「一月一日元旦」のように月日と併記しないようにしましょう。

年賀状で一番大切なことは「丁寧」

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年賀状は新年のあいさつ。とにかく丁寧に書くように教えます。汚い言葉を使ったり、乱雑な字で書くのは厳禁です。また家族が見ることもあるので、読まれて恥ずかしい内容ではないように気をつけましょう。

筆記用具は一般的には黒字のペンか筆で、鉛筆で書くのは失礼といわれています。しかし子どもが小さいうちは、学校の方針でペンを使えないことも。その場合は鉛筆でもかまいません。

最後のチェックと宛先はパパママ担当

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筆者の失敗談ですが、小学生のときに干支の版画制作に集中しすぎ、自分の名前・住所を書き忘れて年賀状を出してしまいました。3学期の初日に「誰の年賀状かわからない」と、クラスで掲げられた恥ずかしい思い出があります。こんなことがないように、パパママが最後にチェックしてあげてくださいね。

また年末年始に郵便局で取り扱われる年賀状の数は膨大です。子どもが小学校低学年の頃までは、係の人が見やすいよう、宛先の住所はパパママが書くようにしましょう。

年賀状の時期に気をつける

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年賀状は1月1日の朝に届くのが理想です。もし遅れてしまっても、できれば三が日に届いてほしいもの。

元旦に届くためには、郵便局の特別扱い期間の12月15日~25日頃までに出すようにしましょう。大人になって年末ぎりぎりに年賀状を出すようにならないよう、子どものうちから余裕のあるスケジュールを身につけておきたいですね。

なお年賀状の時期は、1月1日~7日の松の内までがルール。返事を出すのが松の内を過ぎてしまったときは、「寒中見舞い」として出すことを教えてあげましょう。

子どもの年賀状は毎年少しずつグレードアップ

最初からすべてのルールを守って年賀状を作るのは、子どもたちにはちょっとハードルが高いかもしれません。筆者の初めての年賀状は4歳頃。祖父母宛に母が宛先を書き、干支の絵だけ自分で描いたものでした。

翌年は自分の名前も、その次の年は「あけましておめでとうございます」と、毎年少しずつ自分で書く部分を加えていった思い出があります。毎年ひとつずつ、ルールに気をつけながら少しずつグレードアップしていくと、無理なく年賀状の書き方が身についていくはずです。

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